「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

止むことのない危機に、 どう力になれるか (3)

2015年12月24日 21時11分06秒 | 「BPDをもつ人と良い関係を築くコツ」
 
o BPの対処能力を認識する
 
 あなたは 止むことのない危機に対して、 苦悩と心配,
 
 BPに降りかかるものへの恐怖, 自分を巻き込む状態への激怒の 間を行き来します。
 
 BPが、 危機にあることを分かっていないとき、
 
 あなたの助言は 無視される確率が高いでしょう。
 
 BPは どんな酷い気分か知ってもらいたくて、 助言を求めます。
 
 BPは承認を望んでいます。
 
 重要なふたつの提案を 思い出してください。
 
・ BPに能力があると 想定しないように。
 
・ 介入とコーチングのバランス。
 
 いつも干渉することは、 あなた自身を 止むことのない危機から出られなくしますし、
 
 BPが 問題解決を学ぶ力にもなりません。
 
 BPが 自己非承認をやめられなかったり、 感情的なままならば、
 
 BPが落ち着いてから、 専門家の治療の利益を 強調しましょう。
 
 BPが ストレスから休息がとれるように、
 
 ストレス要因がどこにあるかを 見極めてください。
 
 BPを脆弱にさせているもの  (孤独, 金銭的ストレス, 身体的問題) に
 
 介入しましょう。
 
〔「境界性パーソナリティ障害をもつ人と良い関係を築くコツ」
 (星和書店) 〈シャーリ・Y・マニング著〉 より〕
 [星和書店の許可のうえ掲載]
 
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