BPが 問題解決のために試みることを、 強化するのが重要です。
失敗をしても、 何が悪かったのか、
何を違うふうにできたのか 見直すために、 できることをしましょう。
感情を承認することから始めます。
ただし 承認できないもの、 つまり、
まずい決断や 効果的でない行為を、 承認しないことです。
うまくいかなかったことについて 正直で (かつ非難的でなく) ありながら、
BPのした努力と うまくいったことを 強化する方法を見つけましょう。
BPは無能だと感じていて、 無能と感じることを恥じているので、
BPの感情を承認しながら、 学習された自己イメージに反論すれば、
問題解決技能の学習への 扉が開くのです。
○ 感情調整を促す
すっきりした頭を持つことは、 問題解決の必須条件です。
問題解決を学ぼうとするのは、 長期目標のためだけでなく、
失敗の連鎖による 感情的副産物が増すのを防ぐのです。
〔「境界性パーソナリティ障害をもつ人と良い関係を築くコツ」
(星和書店) 〈シャーリ・Y・マニング著〉 より〕
[星和書店の許可のうえ掲載]