「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

DEAR

2015年12月06日 20時16分30秒 | 「BPDをもつ人と良い関係を築くコツ」
 
 望むものを誰かに求めるための、 対人関係技能を試しましょう。
 
 頭文字を取って、  「DEAR (親愛なる人)」 といいます。
 
D: Describe: 状況を描写する。 事実を述べるのみ。
 
E: Express: その状況についての あなたの気持ちと意見を表明する。
 
A: Assert: あなたの望むことを主張する。
 
R: Reinforce/ Reward: 
 
  あなたが望むことをしてくれることに対して、 相手を強化する/ 報酬を与える。
 
 BPに話すとき、 あなたは ふたつのDEARが必要かもしれません。
 
 ひとつは、 BPの話し方を変えるように求めるもの,
 
 もう一つは、 リクエストにノーと言うためのものです。
 
・ 助けてというリクエストに ノーと言うために
 
D: あなたは私に、 あなたの代わりに 銀行へ行くよう頼んだわね。
 
E: あなたのお金を 私が扱うのは変だし、 これはあなた自身ができることよ。
 
A: あなたの代わりに 銀行へは行かないけれど、 
 
R: あなたと一緒に、 あなたがすることに 力を貸すのはできるわ。
 
・ BPの話し方について話すために
 
D: あなたは私の助けが必要なのね。
 
E: そんな大きい声で言うと、 私はやりたくなくなるの。
 
A: もっと落ち着いて言ってくれる? 
 
R: そうすれば、 解決を手伝うつもりよ。
 
 BPを承認することを 忘れないでください。
 
 人に助けを求めるのが 難しいことも、 誰でも自信を持てない 状況があることも、
 
 あなたは知っています。
 
〔「境界性パーソナリティ障害をもつ人と良い関係を築くコツ」
 (星和書店) 〈シャーリ・Y・マニング著〉 より〕
 [星和書店の許可のうえ掲載]
 
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