望むものを誰かに求めるための、 対人関係技能を試しましょう。
頭文字を取って、 「DEAR (親愛なる人)」 といいます。
D: Describe: 状況を描写する。 事実を述べるのみ。
E: Express: その状況についての あなたの気持ちと意見を表明する。
A: Assert: あなたの望むことを主張する。
R: Reinforce/ Reward:
あなたが望むことをしてくれることに対して、 相手を強化する/ 報酬を与える。
BPに話すとき、 あなたは ふたつのDEARが必要かもしれません。
ひとつは、 BPの話し方を変えるように求めるもの,
もう一つは、 リクエストにノーと言うためのものです。
・ 助けてというリクエストに ノーと言うために
D: あなたは私に、 あなたの代わりに 銀行へ行くよう頼んだわね。
E: あなたのお金を 私が扱うのは変だし、 これはあなた自身ができることよ。
A: あなたの代わりに 銀行へは行かないけれど、
R: あなたと一緒に、 あなたがすることに 力を貸すのはできるわ。
・ BPの話し方について話すために
D: あなたは私の助けが必要なのね。
E: そんな大きい声で言うと、 私はやりたくなくなるの。
A: もっと落ち着いて言ってくれる?
R: そうすれば、 解決を手伝うつもりよ。
BPを承認することを 忘れないでください。
人に助けを求めるのが 難しいことも、 誰でも自信を持てない 状況があることも、
あなたは知っています。
〔「境界性パーソナリティ障害をもつ人と良い関係を築くコツ」
(星和書店) 〈シャーリ・Y・マニング著〉 より〕
[星和書店の許可のうえ掲載]