シンガポールから無事に帰国した。小泉首相の靖国訪問を現地のThe Straits Timesで読んでいたのだが、立花隆の一文を読んで、なるほどと思った。
立花隆の「メディア ソシオ-ポリティクス」 - nikkeibp.jp
第83回 小泉首相“開き直り参拝” 日本が見失った過去と未来
The Yasukuni Shrineの説明についてThe Straits Timesがどう書いていたか、詳しいことは忘れてしまった。が、14名のA級戦犯が祀られているということははっきり書かれていた。
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第83回 小泉首相“開き直り参拝” 日本が見失った過去と未来
同じようなイメージの問題が、欧米における靖国報道にもある。
外国で靖国問題が報じられるとき、靖国神社(YASUKUNI シュライン)などといっても、それが何であるか、誰も知らないから、靖国を報道するときには、必ず、同格の形容句として、「A級戦犯を祀った(Aクラス・戦争クリミナルをエンシュラインした)」という言葉が枕詞のように必ず付くのである。
そうなると、小泉首相がよく使い、日本人の多くもそうかなと思う小泉首相の弁解「私が拝みに行っているのは、戦没者全体であって、A級戦犯ではありません」が、まるで通じないのである。
外国の報道では、靖国神社とはこういう所で小泉首相はこう主張しているなどというくだくだしい説明は、日常の短いニュースの中で付けられるわけがないから、先に述べたような枕言葉がつくだけなのである。そういう枕言葉つきの神社に小泉首相が行ったというニュースを聞けば、当然のことながら「小泉首相はA級戦犯を拝みに行っている」としか聞いてもらえないのである。
「A級戦犯を拝みに行っているわけではない」という小泉首相の弁解は、外国人には理解不可能な強弁としか聞いてもらえていないということなのである。
The Yasukuni Shrineの説明についてThe Straits Timesがどう書いていたか、詳しいことは忘れてしまった。が、14名のA級戦犯が祀られているということははっきり書かれていた。