朝顔

日々の見聞からトンガったことを探して、できるだけ丸く書いてみたいと思います。

安部文殊院

2014-01-02 | 国内各地の風物
このお寺にの池には、金閣浮御堂がありその中が霊宝館となっています。(石碑の書は榊莫山)



「七参り」による魔除け、厄除けを祈ってきました。



この金色に輝く御札を切り離して、浮御堂を一周するたびに一枚ずつ札箱に納めていきます。つまり七周します。

お堂の中は霊宝館として見学することができます。


(引用:Wikipedia)

奈良時代に留学生として唐に派遣された阿倍仲麻呂公をお祀りしています。この方は大変な秀才であり彼の国の科挙試験に合格して高位高官に上りつめましたが、とうとう日本に帰国することができませんでした。現在、西安にその記念碑があります。

また、もう一人お祀りしている安倍晴明公は平安時代の大陰陽師として有名で魔除けの守護神として、大阪や京都の清明神社を始め全国的に信仰されています。このお寺で出生されたとのことです。

その姿を描いた掛け軸が収められていました。

境内の小高い丘の上には、安倍晴明が天文観測をして吉凶を占ったという故事を記念してこんな石碑があります。


西国三十三所そして四国八十八ヶ所霊場を象徴する石仏を集めた場所があります。



ここでお参りすると、その御利益が手軽にいただけるとのことで、交通が不便であった昔に多様な信仰を広報するうまい工夫であったと思います。

付記:最初の写真に写っている左端の石灯籠には寄進した人の名前が刻んでありました、内閣総理大臣 安倍晋三。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする