玄米ごはん族のあしたのたのしみへ

玄米と野菜、果物で今日から明日へ。農業と穀物菜食の日々

深水と浅水の違い

2019-07-13 00:12:25 | 
 左の田は田植え後徐々に深水にした。右の田は浅水で時々田面を少し露出させた。




 左の田は右にくらべ分けつが少ない。
 左の田。




右の田。





 昨日も曇りから霧雨になった。中耕除草機に引かれるには暑くなくて最高、とばかり泥の中を歩いた。どちらも田植えから一ヶ月経過している。田植えから一週間ぐらいでどちらも中耕除草をやっており、今回は二度目だ。
 条間はコナギがなくなっても株間のコナギは取れない。
 左右比べると、左の深水栽培のほうは一株の本数が少ない。深水は浅水より分けつを押さえているのがわかる。
 コナギや他の雑草も多い右の田は田植え後も同じような水位で経過、二週間たってから10%ぐらい田面が二三日見えるようにして、その後三日ぐらい田面を隠し、また二三日田面が見えるように、を繰り返した。左の田より雑草の量は多くなった。 
 中耕除草機で条間の雑草はなくなったが株間の雑草は左の田より多く残った。

 深水は浅水に比べコナギも押さえているが分けつも押さえている。浅水は稲の茎が太いがコナギや他の雑草も多い。

 これから、どちらも浅水にするが、

 左の田は分けつや茎の太さが右の田に追いつくのか、
 右の田は雑草に負けないでもっと分けつをふやせるのか、
 どうなるだろう。

 ウィキペディアによると、コナギと競争するようになると稲はコナギに窒素分を取られてジリ貧確定らしい。玄米ごはん族の田は化学肥料も堆肥も全く入れていない。窒素分は埋め込んだ雑草にあった分だけだ。そのわずかな量をうばいあうようになるのだから、どうみても稲は負けが確定、のように見える。

 稲のみんな、背丈は小さくても良いからモミは充実させろよ、いっぱい稔れなんて言わないから、窒素分は人間にも不要だからどんどん吸い取ってもらってね。

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 昔の食べ物だった | トップ | 南房総市富山で研修会 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

」カテゴリの最新記事