最近、保育所に入れない子供、「待機児童」の問題に注目が集まっている。保育所不足、暮らしの環境、そして国どうしの戦争などの問題は、自分一人では解決が難しい。
こうした問題を政治で解決し、幸福な国民を増やしたいという思いから、中根裕美(なかね・ひろみ)氏が「世直し保育士」を掲げて立ち上がった。
中根氏は6日、愛知県庁記者クラブで記者会見を開き、幸福実現党・愛知県選挙区の公認候補として、出馬表明した。
14年間の保育士の経験を生かして、民間託児施設を立ち上げ、副園長も務めている中根氏。会見では、「神様、仏様から見て、『恥ずかしくない政治』、心か ら応援したくなるような『まっすぐで正しい政治』、国民の『幸福な生活を守るための政治』」を実現していきたい」と熱く語った。
訴える政策のスローガンは、「子育てしやすい『豊か』で『安全』な日本を」。
その具体的な方法は、以下の通りだ。
1、国家繁栄の基礎は「教育」にあり
- 「善悪の判断」「正義の価値観」がわかる人づくり、「愛」や「寛容の心」、「自助努力の精神」を教える徳育→いじめを根本的に解決。
- 間違った「自虐史観教育」を終わらせ、「正しい歴史教育」によって愛国心のある子供を育てる。
- 「いじめ防止対策推進法」を改正し、「いじめ加害者・いじめ隠蔽」に対する処分を明確にする。
2、景気回復最優先 雇用と収入を増やす
- 実体経済を悪化させる「消費税の増税」をストップ。
- 小さな政府・規制緩和・減税によって、好景気を作り、税収を増加させる。
- 愛知県、特に三河エリアを「未来産業ものづくり特区」に指定。航空・宇宙・ロボット産業などの新しい「未来産業」を育て、経済成長を実現。
3、保育改革で、安心して子育てができる環境作り
- 許認可行政のあり方を見直し、待機児童の問題を解決。
- マンション内・企業内の保育所設置に優遇措置をもうけるなどの規制緩和を行う。
- 就学前の保育・教育に対する「クーポン」を保護者に直接支給し、園は、受け入れた園児の数に応じて決定された補助金額を受け取るという「保育バウチャー」政策を導入する。
さらに、国防の危機が高まっている現代、「自分の国は自分で守る」ための国防体制を、理解してもらえるように訴えていくと述べた。
日本の未来に希望を持たせてくれる、新たな政治家の誕生を期待したい。
【関連サイト】
2016年1月8日付 幸福実現党ニュースファイル「保育業界の未来を考える」http://hrp-newsfile.jp/2016/2570/
2015年5月21日付 幸福実現党ニュースファイル「保育所待機児童の現状と課題について」http://hrp-newsfile.jp/2015/2225/
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