東京都議会議員選挙(定数127)は3日投開票された。
民主党が現有19議席から35議席まで伸ばし、「都議会第2党」になった。自民党は現有51議席を守れず48議席にとどまった。公明党は全員当選の23議席を維持。共産党は13議席、東京・生活者ネットワークは3議席にそれぞれ減らした。
03年衆院選、04年参院選で躍進した民主党の勢いが維持され、二大政党化の流れが定着しつつあることを裏付けた。ただ、石原慎太郎知事の与党である自民・公明が過半数を占めたことから、今後の都政運営には大きな変化はないと見られる。投票率は43.99%(前回50.08%)で、過去2番目の低さだった。
各党とも次期衆院選に向けた中間選挙と位置づけて、国政選挙並みの態勢で臨んだ。石原慎太郎都知事の都政運営に対する各党の姿勢も争点の一つになった。
民主党は目標の30議席を5議席超え、公明党に代わって都議会第2党になった。(中略)選挙戦を通じて同党候補者同士が激しく競り合う中で票を掘り起こし、5選挙区で複数当選を果たした。
自民党は、前回は小泉ブームで55人中53人が当選したが、ブームが去った今回は「現有51議席が勝敗ライン」(八代英太同党都連会長)の「守り」の選挙になった。 (中略)しかし、無党派層からの支持が減り、各選挙区で苦戦した。前回は42選挙区中35選挙区でトップ当選したが、今回は17選挙区にとどまった。
(以下略)
2005年07月04日01時37分 Asahi.comから引用
今回直前になってちょいと関心を持ったので結果を気にしていたのですが、「次期衆院選に向けた中間選挙と位置づけて」いる割にはマスコミの関心も薄いようですね(民主党が勝ったというのに朝日新聞ですら上のようなやる気のない論調ですから)
次期衆院選を占うというのであれば、都議会議員の議席数(や「勝敗ライン」の議論)でなく、党派別得票率を直近の選挙と比較するのが筋ではないかと思ったのですが、どこにも書いていなかったので、東京都選挙管理委員会のサイトを見てみました。
今回の結果はまだ出ていなかったのですが、平成16年の参院選のデータを見ると、東京都では
選挙区選出議員
自民党 18.28% 公明党 14.90% 民主党 34.53%
比例区(名簿・政党合計の得票総数ベース)
自民党 26.50% 公明党 14.70% 民主党 38.87%
となっています。
とすると、候補者の立て方によってはもっと議席が取れたんじゃないか、とか、投票率が低かったので公明党の組織票の割合が大きかったとかの比較が出来ると思います。
また、選挙制度による違いも大きいかもしれませんね。
※ 機会があればちょっと勉強してみます(口約束に終わる公算大)
PS 郵政民営化法案、衆院特別委で可決
2005年07月04日17時35分 Asahi.com
おいおい、早速ですか・・・