一寸の虫に五寸釘

だから一言余計なんだって・・・

国策捜査?

2009-08-08 | よしなしごと

夏休みから戻ってきました。

旅行中はほとんどテレビを見なかったのですが、ホテルのロビーのテレビは酒井法子と押尾学のネタばかりしていました。  
僕は芸能オンチで、さすがに年齢柄酒井法子は知ってたものの、押尾学は押尾コータローとの区別もよくつかないという状態なので、あまり関心もなかったのですが、「酒井法子さん失踪」のあまりしつこい取り上げ方はちょっと異常感を覚えたので旅行の話の前にひとこと。

覚醒剤所持の疑い 酒井法子容疑者に逮捕状
(2009年8月8日(土)08:05 産経新聞)  

覚醒(かくせい)剤を隠し持っていた疑いが強まったとして、警視庁は7日、覚せい剤取締法違反(所持)容疑で、女優の酒井法子(のりこ)容疑者(38)=本名・高相(たかそう)法子=の逮捕状を取った。酒井容疑者は、夫の自称プロサーファー、高相祐一容疑者(41)が同法違反で渋谷署に現行犯逮捕された3日未明から所在不明となっており、警視庁は発見し次第、逮捕する。  

警視庁は高相容疑者の自宅とは別に、東京都港区の酒井容疑者の自宅マンションを家宅捜索し、微量の覚醒剤や使用器具を押収した。捜査関係者によると、高相容疑者は「妻も(覚醒剤を)使っていた」との趣旨の供述をしており、酒井容疑者の逮捕状取得に踏み切った。  

酒井容疑者は長男(10)とともに連絡が取れなくなり、高相容疑者の母親が4日、赤坂署に捜索願を出した。長男は6日、知人宅にいることが確認されたが、酒井容疑者は4日午後に山梨県内で携帯電話の微弱電波を検知されて以降、行方が分からなくなった。  

一方、捜査関係者によると、酒井容疑者は5日、公衆電話から、長男を預けていた知人に「子供の声を聞かせてほしい」と電話をかけていたほか、現金自動預払機から2回にわたり、計数十万円を引き出した形跡もあったという。  

ちょうど夏の甲子園の開幕前でニュースの夏枯れ時期でもあり、テレビ局がくいついたこともあるのでしょうが、警察のリークも逮捕前の被疑者に対してのものとしてはかなりのもので、それをそのまま報道するマスコミとあわせて、ちょっと違和感がありました。  

警察としては麻薬撲滅キャンペーンのターゲットとして、芸能人を挙げるのは一罰百戒(PR)効果も含めて重点項目になっているのではないかと思いますが、
酒井容疑者の弟も覚せい剤使用で起訴 (2009年8月8日(土)15:35 産経新聞)
ということもあり、前からマークしていてこの夏枯れのタイミングを見計らって狙い撃ちの職務質問だったのかもしれません。  

こういうのも「国策捜査」とかって言うんでしょうか? 
「狙い撃ち」という意味ではミラーマン植草氏同じかもしれませんが、覚せい剤所持という明確な犯罪行為だとなかなか文句も言えませんね。  

ただ、所詮逃亡中の覚せい剤所持の一容疑者に対して、今回の警察のリークと連日連夜報道はちょっとやりすぎじゃないかとも思います。  


このままだと酒井容疑者は自殺に追い込まれるような気もします(最後に消息を絶った身延山は富士の青木ヶ原の樹海の近くですし)。  
(そうなったときはマスコミはどういうスタンスをとるんでしょうかね。 )

報道から見ると酒井法子のイメージはまだ完全に損なわれてはいないようなので、早めに出頭して(有罪だった場合には)罪に服したあとに依存から脱却し、経験者として薬物依存の危険性を説くボランティアの講演をするなど、清水健太郎や三田佳子の息子のように再犯を繰り返す今までの芸能人と一線を画した活動をすれば、まだ活路はあるのではないでしょうか。
でも、こういうポジションは席が一つしかないので、早い者勝ちだと思うんですけどね・・・


PS 酒井法子が出演していた裁判員制度のPRビデオもお蔵入りになるようですが、最高裁なんだから判決が確定するまでは推定無罪として堂々と使ってほしかったと思います。

コメント (2)
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