美男葛。
2018-11-10 | 日記
皆様のblogを拝見していますと 花の名前はもちろんのこと 植物にとても
お詳しくて いつも感心します。
花の名前もイマイチ怪しい私が この名だけは忘れずの待ち人がおり 毎年
この時期に 何度か足を運ぶ場所があります。
その待ち人は 美男葛(びなんかずら)で 実葛(さねかずら)の名前も持ちます。
しかしそりゃ なんと言っても びなんかずらの呼び方が好きです。
青空を背に光の中で 艶々と輝く美男葛の赤い実は かつて土佐沖で獲れた真っ赤な
血赤さんごの 燃える色をしています。
びなんかずらと呼ぶからには 紅さんごでなく 魑魅魍魎の おどろおどろしい絵金の
世界を連想させる血赤さんごの呼び方がふさわしく くりまんじゅう劇場のシナリオは
R18指定ですゆえ ここから先は書けません
美男葛は 万葉集にも数多く歌われており ほとんどが恋の歌と聞きました。
めらめら燃える 情熱の色ですもの。
ツルや葉から採取した ねばねばの液は整髪料として 万葉の男達が使ったそうで
美男葛で頭を固め まろ達はぶぃぶぃ言わせ 辻々で 姫をナンパしたでしょうか。
あと数日で 血赤さんごになる予備軍です。↑ 血赤に染まったころ また来ますね。