褒めまくる映画伝道師のブログ

映画の記事がメイン。自己基準で良かった映画ばかり紹介します。とにかく褒めることがコンセプトです。

映画 第9地区(2009) もしかして僕は第8地区に住んでいるの?

2010年09月29日 | 映画(た行)
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 だいぶ昔の話に思うけれど、サッカー南アフリカワールド杯が無事に終わって良かった
 今や南アフリカ共和国の都市であるヨハネスブルクは世界で最も危険な犯罪都市。特にワールド杯開催期間はとくに犯罪があったニュースは聞かなかったので無事に終了したようだ。

 南アフリカといえば元大統領のネルソン・マンデラを思い出す。
 今年日本で公開されたクリント・イーストウッド監督のインビクタス/負けざる者たちが、彼が大統領になってからの姿を描いている。
 マンデラ氏が南アフリカにおいてアパルトヘイト政策を撤廃し、そして黒人である自らを差別してきた白人との融合、そして南アフリカの国民が一体となってラグビーワールド杯を成功させる事に世界中に南アフリカ共和国をアピールすることを描いたこの映画は、今世界で起こっている戦争、紛争の解決はこのマンデラ氏の復讐ではなく、相手を許す心
 今のパレスチナ問題の原因はやったらやり返すの繰り返し。このような復讐心をお互いが無くならない限りパレスチナ地区に平和はやってこない。

 果たして今の南アフリカという国はマンデラ氏が描いていた国家になったのかと言えば、現在の南アフリカの状況を教えてくれる映画にツォツィがある。
 元々黒人が多かった南アフリカだが、彼らがいかにアパルトヘイト時代において教育を受けてこなかったかを、この映画の冒頭のサイコロを振るシーンで見せてくれる。
 そんな教育を受けていない彼らが南アフリカの中枢を担うことができるはずも無い。当然南アフリカという国が失業率はアップ、仕事が無くて犯罪に走るから犯罪率はアップ、アフリカ大陸のような独裁国家が多い国においては難民がたくさん出てくるから、自然に彼らの行き場所は民主化された南アフリカに行く。その結果不法滞在者が多く出てきてその彼らもあらゆる犯罪に走ってしまう。
 アパルトヘイト政策を撤廃して目覚しい経済発展を遂げながら、実は更に負の遺産を生み出すとはいかにも皮肉であり、流石にここまではマンデラ氏も想像出来なかっただろう。

 今回行われたサッカーワールド杯において、今後南アフリカはどのように変わっていくのか?世界中から注目を集める国であることは間違いない。

 そんなアパルトヘイト政策撤廃後の南アフリカをSF映画の形をとりながら、皮肉的な視線で描いた映画が今回紹介する第9地区

 本来なら地球外生物の手を借りなくても、堂々とリアリティあふれる映像で表現すれば良いと思うのだが、流石にハリウッドもアメリカの国益を考えればリアリティに描く事に戸惑った感じを受けるが、しかし充分にアパルトヘイト政策撤廃後の南アフリカを描いていることはわかる。

 異色SF映画であり、かなり社会的風刺を感じる第9地区を紹介します

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 南アフリカのヨハネスブルク上空に巨大な宇宙船が現れる果たしてこの宇宙船の実態は。
 この宇宙船が現れたのに地球人は色々と憶測を立てる。宇宙人による地球侵略か?または地球人との交流を望んでいるのか?
 この未知との遭遇の展開は

 まるで行動を起こさない宇宙船に対して、地球人は不審に思い、宇宙船の中に入って行こうとする。宇宙船の中にいる宇宙人の姿を目撃するが、彼ら?は宇宙船が故障して食料が無くなってしまい今にも飢え死にしそうになっていた。
 そんな宇宙人を哀れに思った地球人たちは、宇宙船の真下の土地に、宇宙人たちの難民キャンプ第9地区を作り上げ、そこに宇宙人たちは住むことになる。

 そして第9地区に宇宙人が住んでから20年後(30年後?)の第9地区の現在は?
 そこには宇宙人たちはその姿形からエビ(蔑視)と呼ばれ、エビ達の数は増大、そして破壊行動を起こしていて、今や第9地区はスラム街と化していた。
 人間は第9地区には侵入禁止になっているのだが、ナイジェリアの不法移民たちがエビ達を相手にエビ達の好物であるキャットフードを売りつけている。
 そんなナイジェリアの不法移民たちにも目的があり

 そんな大量に増加してしまったエビ達に対して近所に住む住人から苦情の声が殺到する。国家機関であるMNUはエビ達を隔離するために第10地区へ強制移動させようとする。
 そのエビ達と交渉する役目に選ばれたのがヴィガス(シャルト・コブリー)だった。



 ヴィガス(コブリー)は血も涙も無い人間であり、エビ達に第10地区への強制移動を求める書類を持参して署名させようとする。
 そんなヴィガス(コブリー)に法律を盾に強制移送に反抗するエビが居れば、強靭な体力を持つエビの中には暴力的手段に出てくる者もいた。
 そのような暴力的なエビに対しての対策として、MNUの警備会社であるクーパス大佐(デヴィッド・ジェームズ)が空からエビに銃を向けていた。
 クーパス大佐(ジェームズ)はエビ達を嫌っており、エビを殺す事に関しては何のためらいも無い。

 そんなエビ達の中に非常に知力の優れた者がいる。名前はクリストファー・ジョンソンヴィガス(コブリー)がクリストファーと交渉するが、彼はクリストファーの家の中が何やら怪しいことに気付く。
 ヴィガス(コブリー)がクリストファーの家に踏み込むと・・・たまたま手にした容器から液体が出てきて、彼に降りかかってしまう。
 するとヴィガス(コブリー)の体に異変が

 この異変をめぐってヴィガス(コブリー)はMNUから追われ、しかも異変を治すのにクリストファーの力が必要である事に気付き・・・クリストファーというエビと、ヴィガス(コブリー)という駄目駄目人間の絡みに注目の第9地区は映画を観てください

 人類とエイリアン(エビ)の遭遇は、南アフリカにおけるアパルトヘイト政策の終りを重ねて見ることができる。そしてエビの中でも知能的に優れたクリストファーとは偉大な・・・の事を比喩している
 そのように見ると現在の南アフリカという国を皮肉的な視点で描かれている事が怒涛のラストシーンへ向けてはっきりするだろう。

 しかしこの映画はSF映画なだけにアクションシーンもなかなか面白いし、笑える場面もあり娯楽作品としても優れている
 そして見た目のグロテスクなエビと呼ばれるエイリアンだけれど、最初はそのグロテスクさと凶暴性からエイリアンを悪者だと見えるかもしれないけれど、最後は人間よりもエビ、頑張れという気持ちに僕はなったけれど、果たしてこの映画を観た人はどのような感情をエビにもつのだろうか?
 結構奥の深い内容であるので賛否両論のある映画ですが観て損することは無い映画です。

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競馬 神戸新聞杯三連的中 ちょっとね~

2010年09月29日 | 競馬予想結果
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 今回の神戸新聞杯はダービー1、2着馬が貫禄をみせた。
 しかし、今回の僕の予想はとりあえずローズキングダムエイシンフラッシュよりも上に来たことだけが、自我自賛できるね
 結果的にやらないほうが良かったレース。
 今回の神戸新聞杯で思ったことは、今年の3歳馬は強い世代だということ。
 やっぱり今年の日本ダービーはレベルが高いということがわかった。
 この2頭は本番の菊花賞でも有力馬であることは確か
 ただこの馬のどちらが上位かというと今回の超スローペースでも折り合いが付いたローズキングダムの方が有利だろう。
 しかし、今年の菊花賞は早いペースで引っ張ってくれる馬がいるから瞬発力勝負よりもスタミナ勝負が濃厚だ。
 今のところ僕の菊花賞の本命はヒルノダムールを挙げたいけれど、実際は枠順、馬場などキッチリ把握しないといけないから、今すぐには決められないね。
 しかし、神戸新聞杯は荒れなかった。
 逆にオールカマーの方が配当がついていたね。
 僕は予想を的中させることは出きるけれど、配当まで自分で決定できないから今回はとりあえず残念。
 
 ちなみに今週はGⅠレーススプリンターズSがある。なんと今年は春のGⅠレースを的中していないそれが今年の馬券で苦しんでいる原因になっている。

 今週のスプリンターズSは波乱要素は充分にあるし、気持ちよく決めたいね

今年の成績
 的中率 82戦 16勝66敗 的中率 19.5パーセント
 回収率 530,000円使用 回収505,830円 回収率95.4パーセント

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