褒めまくる映画伝道師のブログ

映画の記事がメイン。自己基準で良かった映画ばかり紹介します。とにかく褒めることがコンセプトです。

競馬 京成杯オータムH予想 内枠有利かな?

2010年09月12日 | 競馬予想
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 中山1,600Mで行われる京成杯オータムHだけれど、内枠有利なのはコース形態からもわかる。
 しかも開幕週の馬場ともなると外枠の差し馬は厳しいだろう。逃げるのは7番のファイアーフロートだと思うけれど、ハイペースの展開にはならないと思う
 大外から差し切るというレースにはならないはずだ。しかし、良い馬が、そして良いジョッキーが最内枠に入った
 これは本命は決まりだな。
 それでは馬印を
 ◎ 1 フライングアップル
 ▲ 6 サンカルロ
 ▲10 セイクリッドバレー
 ▲14 メイショウレガーロ
 △ 3 キョウエイアシュラ
 △ 5 ムラマサノヨートー
 △ 9 キョウエイストーム
 △11 テイエムアタック
 × 4 ファストロック

 僕の本命は1番のフライングアップル最高の枠順が当たった最近は1,200M戦を使われることが多いけれど、本来はマイルぐらいがベストの馬だと思う。
 そして中山コースも合っているとおもう。ここは最内の好位から抜け出し濃厚

 単穴には3頭挙げる
 まずは6番のサンカルロを挙げる。トップハンデだが57キロの斤量ならそんなに深刻でもない。休養明けになるけれど、休養前のレース振りがバタバタだったから今回の休養明け緒戦は良い方向に捉えていいと思う。
 東京コースよりも中山コースの方が良い印象があるし、枠順も良い馬群を割って伸びてくるかも。
 
 次に10番のセイクリッドバレーを挙げる。能力を認めても中山1,600Mのトリッキーコースが不安だ。しかも開幕週の馬場だということを考えると差し馬のこの馬には舞台設定が厳しいか
 しかし、前走の関屋記念で豪快に伸びてきた脚は要注意。舞台設定が合わなくても能力で他の馬を圧倒するか。

 もう1頭が14番のメイショウレガーロ。大外は不利だと言っておきながらこの馬を単穴評価にするのは矛盾しているが、競馬にも例外はある。ここの柔軟な発想が競馬予想には非常に大事な点だ。
 前走の小倉記念は折り合いは欠くし参考外。外から来られると馬が折り合いを欠いてしまうようだ。
 今回は前走より距離が短縮されるのは良いし、このメンバーならスピード上位だから外側の好位を追走できると思う。
 好位の外めで気分よく走られると勝ってしまうかも。

 △評価以降の馬は時間が無いのでコメントを割愛します。

 買い目 三連単フォーメーション
 1着 1
 2着 3、5、6、9、10、11、14
 3着 3、4、5、6、9、10、11、14

 買い目 三連単フォーメーション
 1着 6、10、14
 2着 1
 3着 3、4、5、6、9、10、11、14           合計 70点

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競馬 セントウルS予想 キンシャサノキセキが取り消しで混戦に?

2010年09月11日 | 競馬予想
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 本命視されていたキンシャサノキセキが出走取り消し
 それにしても疝痛ということだけれど、疝痛と言っても重いものから軽いものまである何とか無事にスプリンターズSには出走して欲しい
 
 大本命だと思われた馬が居なくなって一気に混戦模様になってしまった今回のセントウルSだけれど、僕の見解は頭は固いと思う
 この香港(画像は香港の国旗です)からやって来た馬がこのメンバーでは実力上位だろう。非常に微妙な最内枠だけれど、隣の馬が出走回避してくれたことでゴチャつく危険性も軽減されたし、好位からのレースが出来そう
 ハイペースになったとしても、香港馬のスピードは日本の馬と比べて数段上今回はケイティラブヘッドライナーの逃げ争いならハイペースになりそうスローペースで折り合いを欠いて逃げさせられるよりも、ハイペースの方がこの馬にとっては良いだろう。
 しかし、開幕週の馬場でもあり前を行く馬もなかなか止まらない。追い込み馬が勝つのは厳しいと思う。
 それでは馬印と各馬のコメントを
 ◎ 1 グリーンバーディー
 ▲11 ダッシャーゴーゴー
 ▲16 スカイノダン
 △ 3 エーシンエフダンス
 △ 9 サンダルフォン
 △10 ショウナンカザン
 △14 ショウナンアルバ
 △15 レディルージュ
 × 6 メリッサ

 人気しそうで要らない馬
 13 ヘッドライナー

 僕の本命は1番のグリーンバーディー。休養明けというフレッシュな状態で来日しているのは良いし、そして調教も外国から参戦した馬の割にしっかりやっていたのは好印象を受ける
 どれだけ強いレースを見せてくれるか期待はその一点。不安があるとすれば59キロの斤量だが・・・迷い無く本命

 正直他の馬に外国から刺客に勝てる馬が見当たらないのだが・・・もしかして逆転するとすればこれから挙げる2頭だろう。
 まずは11番のダッシャーゴーゴーを挙げる。
 前走の北九州記念は審議になるほどの不利があったから参考外しかし55キロでの出走は3歳馬とはいえ恵まれている。伸び盛りの3歳馬でもあり成長力を加味すれば実はこのメンバーで1番強かった可能性も考えられる。

 もう1頭が16番のスカイノダンを挙げる。前走の北九州記念は内からすくわれてしまった
 しかし大外枠を引いてしまったが、この馬のセールスポイントは流れに左右されないこと内を見ながらレースできるのはこの馬にとって良いと思う。まだ暑い日々が続くが、そういう時は牝馬が強い。
 牝馬で勝つ可能性のある馬はこの馬だろう

 それでは勝つのは厳しいが2着ならあり得る馬を挙げよう
 まずは3番のエーシンエフダンスを挙げる。調教は好タイムを叩き出しているだけに油断は出来ない馬。休養明けの2戦が負け過ぎの感じはするが、叩き3走目なら状態アップは見込めるしこの枠順なら最内を突いて2着に突っ込んでくる可能性はある。真ん中より外の枠なら全くのノーマークだったけれど、ちょっとだけ怖いから慎重に馬券を買う

 次に9番のサンダルフォンを挙げる。前走の北九州記念は能力をあるところを見せた。この馬の上位だった馬は軽ハンデの馬だから負けて強し。印象は平坦コースが向いている気がするだけに勝つのは厳しいかな?それと後方から末脚に賭けるタイプなだけに開幕週の馬場は少し厳しいかもしかし、2着になら突っ込んできても驚けない。

 10番のショウナンカザンを挙げる。休養明けのアイビスSDが僕がガッカリするような内容だったけれど、前走の北九州記念は見せ場があったでけに調子も上向いてきている。
 このメンバーだと逃げるのは厳しいと思うが、本来は前走のように好位から上手に立ち回る事の出来る馬2着には押さえておきたい馬。

 14番のショウナンアルバを挙げる。元々折り合いの難しい馬。ここに来てやっと短距離路線に決めたようだが、もっと早くから短距離路線で走っていれば今頃は重賞の1つぐらいは勝っていたかも知れない能力はある馬。
 わざわざ柴田善臣ジョッキーが関東から駆けつけるだけに、怖い1頭ではある。2着に突っ込んできても驚けない。

 15番のレディルージュを挙げる。坂路で49秒台を叩き出して来たように完全に調子は上向き。しかも11日も軽くだが追いきる念の入れよう。
 しかし、この馬にとってこの枠順は外過ぎる立ち回りが上手な馬だけに内枠なら勝つ可能性のある馬だったのだが。ちょっとここは評価を下げて△印にとどめる。

 三連単の端っこ(3着)に来ても驚けない馬を挙げよう
 6番のメリッサを挙げる。3着に来ても驚けないと言うよりも、世間的には評価を下げているかもしれない。
 前走の北九州記念は内から差し切る鮮やかな勝利。しかし、今回もあんなに上手く行くのかな前走は斤量も恵まれていたし、阪神コースに大した実績も無いし。
 でもこの暑い時期に活躍する牝馬なだけに馬券対象内には入れておくべきだろう。

 人気しそうでいらない馬について
 13番のヘッドライナーは人気すると思うけれど
 逃げることが出来れば良いけれど内枠にケイティラブがいるから、展開的に厳しいと思うのだが。ここは逃げることは難しいので斬ってしまう。

買い目 三連単フォーメーション
 1着 1
 2着 3、9、10、11、14、15、16
 3着 3、6、9、10、11、14、15、16

買い目 三連単フォーメーション
 1着 11、16
 2着  1
 3着 3、6、9、10、11、14、15、16   合計 63点

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競馬 紫苑S予想 秋華賞へ向けて

2010年09月11日 | 競馬予想
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 朝日チャレンジCがあるけれど、頭数が少ないので予想記事をアップしません。
 的中率を上げるためだけに予想をしても仕方がないですから
 しかし、秋華賞へ向けての大事な一戦である紫苑Sを予想します。
 実績馬は1番のコスモネモシンだけという寂しいメンバー構成。
 しかし、コスモネモシンは、春のクラシックで本命に挙げながら全く力を発揮できずという僕にとっては恨み節の1つでも愚痴りたい馬恐らく今回は開幕週の馬場が合うとも思えず、しかもスローペースになりそうなメンバー構成。今回は評価を下げます。
 僕の本命は3番のブルーモーメント
 前走の小倉コースでの勝ち方が強かったレースは好位から自ら3コーナー過ぎに動き出すも、後続の馬がこの馬について来れなかった
 今回は中山コースとはいえ前走のようなレースが出来れば、このメンバーなら充分にチャンスがある。後藤ジョッキー(画像)頑張れ
 他の馬は前に行く馬を中心に馬券を組み立てます

 ◎ 3 ブルーモーメント
 ▲ 7 ディアアレトゥーサ
 ▲10 オルレアンンノオトメ
 ▲14 フローリストラップ
 △ 1 コスモネモシン
 △ 8 クリスティンロマンス
 △11 クラックシード
 × 2 エムオーハンズ
 × 9 テーブルスピーチ

買い目 三連単フォーメーション
 1着 3
 2着 1、7、8、10、11、14
 3着 1、2、7、8、9、10、11、14

買い目 三連単フォーメーション
 1着 7、10、14
 2着 3
 3着 1、2、7、8、9、10、11、14         合計 63点

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映画 Dr.パルナサスの鏡(2009) テリー・ギリアムのイマジネーションの凄さ

2010年09月10日 | 映画(数字、アルファベット)
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 最近は20世紀の映画ばかり記事にしています。このあたりで21世紀の映画も紹介しないと僕自身が現在の映画事情から遅れをとってしまいそうだ。

 映画監督に映像の魔術師と表現される人は何故かたくさん居るような気がするが・・・
 しかし、テリー・ギリアム監督は確かに映像の魔術師と呼ばれるに相応しい監督だと思う。
 今や名作と評価される未来世紀ブラジルのあのイマジネーションあふれる映像、そして観ている側を混乱させるようなストーリー展開とエンディング
 そんな彼の映画の特徴は他の作品にも見る事が出来る。
 未だ記憶に新しいところではブラザーズ・グリム
 タイトルから想像できるようにグリム童謡で有名なグリム兄弟を主人公にしたストーリーだが、グリム童謡の物語を色々と映像化した作品だが、映像表現の凄さはテリー・ギリアム監督らしさが存分に感じられるし、グリム童謡のファンにも面白い作品ではないだろうか

 他にもギリアム監督らしいラストシーンが印象的な12モンキーズ。聖杯伝説をテーマにした感動作のフィッシャー・キング。そして歴史上の人物で”ホラ吹き男爵”と呼ばれたミュンヒハウゼン男爵をモデルにしたまさにテリー・ギリアムワールド全開の映像が楽しめるバロンなどその作品群はコアな映画ファンからも評価が高く、僕も彼の映画は大好き
 
 そして今回紹介するDr.パルナサスの鏡がまさにファンタジー色豊かな映像、そして観客をあざ笑うかの様なストーリー展開はテリー・ギリアム監督健在を印象付ける。

 この映画はダークナイトでジョーカー役を演じたヒース・レジャー(ブラザーズ・グリムにも出ています)の急死により、製作中止の危機にさらされたが、そんなことをあざ笑うかのように、彼の代わりの役をジョニー・デップ、ジュード・ロウ、コリン・ファレルの3人が代わりを演じるという奥の手を繰り出すことによって、ピンチを逆にイマジネーション豊かな作品に仕上げてしまったテリー・ギリアム監督のアイデアの凄さを感じる
 
 既に20世紀から活躍している監督であるが、もうすぐ70歳に手が届こうとしているテリー・ギリアム監督のファンタジー・・・Dr.パルサナスの鏡を紹介しよう

Dr.パルナサスの鏡 プレミアム・エディション [DVD]

ジェネオン・ユニバーサル

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 ロンドンにおいて、パルナサス博士(クリストファー・プラマー)率いる一座が見世物をにやって来た。 しかし、その見世物とは・・・?パルナサス博士(プラマー)の持つ鏡その鏡の中に入る事によって、自らの願望を叶える不思議な鏡であった
 パルナサス博士(プラマー)は、小人のバーシー(ヴァーン・J・トロイヤー)、そして3日後に16歳の誕生日を迎える娘のヴァレンティナ(リリー・コール)、そして密かにヴァレンティ(コール)に恋をよせるアントン(アンドリュー・ガーフィールド)の3人を連れて旅回りをしていたが、パルナサス博士(プラマー)には大きな悩みがあった
 それは娘のヴァレンティア(コール)が16歳になると悪魔であるMr.ニック(トム・ウェイツ)に引き渡す約束をしていることだった。

 すでにパルナサス博士(プラマー)は何世紀も生きており既に1,000歳を超えているのだが彼は悪魔のMr.ニック(ウェイツ)との賭けに勝ち、その報償に永遠の命を与えられた
 しかし、それはMr.ニック(ウェイツ)の企みであり永遠の命を与えられても、死なない人生の苦痛をパルナサス博士(プラマー)を感じていた


 
 その苦痛から逃れるためにヴァレンティア(コール)をMr.ニック(ウェイツ)に渡す日が3日後に迫っていることに大いに悩んでいたのだが・・・そこへMr.ニック(ウェイツ)が再び現れてきた
 再び賭けを要求してきたMr.ニック(ウェイツ)今度の賭けの勝負はヴァレンティナ(コール)が16歳になる3日後までに、鏡の中に入るお客さんを5人を呼ぶことだった

 果たして5人のお客さんを鏡の中に呼び入れることが出来るのか?タロットカードで占いをしていると逆さまに宙吊りされている人を表したカードが出てきた。これは何か不吉な予感がしていたパルナサス博士(プラマー)だったが、橋に首を吊られていた男を見つけて助ける
 その男は記憶が吹っ飛んでいたが、新聞で彼は恵まれない子供たちのための財団を経営していて社会に貢献しているトニー(ヒース・レジャー)であることを知るがその正体は・・・



 パルナサス博士(プラマー)はアントン(ガーフィールド)がヴァレンティナ(コール)を好いており、そしてヴァレンティナ(コール)がトニー(レジャー)を好んでいることを利用して2人にお客さんを集める競争をさせ、お客さんを呼び込んだ方に娘のヴァレンティナ(コール)と付きあわそうとするが、トニー(レジャー)には人を集める才能があった
 その才能を活かしてお客さんを鏡の中に連れ込むが、トニー(レジャー)も鏡の中に入ると彼の顔は鏡の中に入るたびに違う顔になっている

 あと1人鏡の中にお客さんを呼び込めば良いところまで来るが・・・テリー・ギリアム監督らしいストーリー展開は映画を観てください

 鏡の中のシーンにおける映像が凄い。これだけでも観る価値があるけれど、ストーリー展開は少しややこしい
 実はかなり西欧的な考えがこの映画には含まれており、悪魔との契約がこの映画のテーマになっている。
 善人に思えたトニー(ヒース・レジャー)だが、次第に化けの顔が剥がれていく見せ方はテリー・ギリアム監督らしいストーリー展開だ
 しかし、この観客を小馬鹿にしたエンディングが毎度のことだけれどもギリアム監督にやられた~と思わせるね
 個人的な印象ではティム・バートン監督のチャーリーとチョコレート工場と似ているが、テリー・ギリアムとティム・バートン監督の2人の作風は似ているね。

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映画 まぼろしの市街戦(1966) 戦場は狂人の集まり

2010年09月09日 | 映画(ま行)
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 フランス映画のコメディを観ていたら時々笑いがブラック過ぎて、シャレにならない時がある。例えば奇人たちの晩餐会という映画があったけれどこれが大笑い
 しかし、映画を観ていた最中は大笑いして気付かなかったけれど実は大笑いしている自分を振り返ると本当は笑えないストーリー。人権問題に関わってしまいそうだ
 ”奇人たちの晩餐会”と同じフランシス・ヴェヴェール監督の作品でメルシィ、人生!という映画もあったが、この映画も笑えるけれど実はかなり人権問題に関わってくる
 
 そして今回紹介するまぼろしの市街戦が、大笑いできるフランス映画
 実は今回観るのは2回目で初めて観たときの印象が非常に良かった非常にコメディ色が強く、どこかファンタジーでもあり、古い映画とはいえその色彩からは非常に現代的映像であるので、万人にお勧めできる映画だ
 そして、痛烈に戦争を皮肉っていて反戦映画であることは間違いない

反戦映画の名作と言えば、デビッド・リーン監督の戦場にかける橋、マイケル・チミノ監督のディア・ハンターなど戦場というのが如何に人間を狂気に追い込む場所であるかを、直球勝負で描いた映画を思い浮かべるが、ところが笑いによって戦争の愚かさを描いてしまったのが今回紹介するまぼろしの市街戦

 しかし、この映画の笑わし方がかなりのブラックユーモア。反戦というテーマに笑いをミックスした映画と言えば聞こえは良いかもしれないが、戦争と笑いは本来は正反対に位置するはず
 まさに恐怖に支配された戦場が、実は精神病院と同レベルと言いたいかのような(このような表現の仕方は自分でも気まずいのだが)まぼろしの市街戦を紹介します

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 1918年、第一次世界大戦末期の北フランスのある村が舞台。ドイツ占領下の北フランスの村から敗戦確実なドイツ軍が撤退しようとしている。 
 ドイツ軍は撤退した後のこの村にイギリス軍が入ってくることを見越して、村を吹き飛ばす威力のある爆弾を置いて去っていこうとしていた

 情報を得たドイツ軍の中に侵入していて、散髪屋に扮していたイギリス軍のスパイが村の長にそのことを知らせ、そしてこれからこの村に入ってくるイギリス軍の隊長に連絡するが、このスパイは撃ち殺されてしまう
 
 連絡を受け取ったイギリス軍の隊長は、爆弾が仕掛けられたことは理解できたが何処に仕掛けられ、何時爆発するのかが理解出来なかった
 もう一人スパイを村に派遣して、その散髪屋に扮しているスパイ(撃ち殺された事を知らない)から正確な情報を知りたいと考えた隊長達はフランス語に堪能で、爆弾処理に詳しい通信兵の中からプランピック(アラン・ベイツ)を選ぶ。
 しかし、プランピック(ベイツ)はフランス語は堪能であるが爆弾処理の知識は無く、しかも通信兵と言うよりも伝書鳩を飛ばす係りであった

 仕方なくプランピック(ベイツ)がその村に行くと、そこには少数のドイツ兵が居て彼はドイツ兵から追いかけられる
 何とかドイツ兵の追跡を逃れ、プランピック(ベイツ)が逃げ込んだ場所は精神病院だったが、そこには入院している狂人がたくさん居た

 ドイツ兵が村を去った気配を察してプランピック(ベイツ)は、精神病院の外に出てみると、人の居る気配が無かった
 実は既にこの村の住人たちは、爆弾のあることを知りこの村から既に去っていたのだが、精神病院に入院していた狂人たちだけが取り残されていた

 しかも、狂人たちは精神病院から抜け出し、それぞれが衣装を身につけ、将軍、娼婦、ラグビー選手の姿になり、しかもサーカス用のライオン、熊、象の檻の鍵を外してしまいそれらの動物たちがこの村を歩いている姿をフランピック(ベイツ)は目にしてしまう



 フランピック(ベイツ)はこの村には既にドイツ兵は居ないし、散髪屋に扮していたスパイも居ないことを伝書鳩の2羽を飛ばすが・・・1羽はドイツ軍に捕まってしまい

 フランピック(ベイツ)は必死で爆弾の仕掛け場所と、爆発する時間を僅かな手がかりを基に探し出そうとするが、そんな彼を邪魔するように狂人たちはフランピック(ベイツ)を楽しい世界へ導こうとする
 フランピック(ベイツ)は狂人たちから、この村の王様に勝手に祀り上げられてしまうがその間にも爆発する時間が刻一刻と迫ってきて・・・村の中にドイツ軍とイギリス軍が入り乱れ、そして狂人たちと共にフランピック(ベイツ)の運命は是非映画を観てください



 爆発するのを必死で防ごうとするフランピック(ベイツ)と、精神病院から解放されて生き生きとした狂人たちの対比が面白い
 そしてイギリス軍とドイツ軍が何故か衝突してしまうシーンは笑えると同時に反戦メッセージが読み取れる
 それにしても精神病院の前で立ち尽くすフランピック(ベイツ)の姿は・・・絶対に見てほしい映画です
 ちなみに監督はフィリップ・ド・ブロカ
 彼の他の作品ならジャン・ポール・ベルモントのリオの男も面白い
 ジャンプカットを効果的に使ったアクション映画でお勧めです
 しかし、今回の映画紹介は不適切な言葉が多くて参ったな

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映画 裸の町(1948) むき出しのニューヨークが描かれている

2010年09月07日 | 映画(は行)
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 ニューヨークを描いた傑作としてマーティン・スコセッシ監督のタクシー・ドライバーが僕の中では印象が強い。
 まさに暴力的な描き方が1970年代の映画とはいえ現在にも通じる作品だと思う。
 他にもウディ・アレン監督もニューヨークを舞台にした映画が多い。例えばマンハッタンは僕は好きな映画だけれど、彼のニューヨークの描き方はインテリクラスの人々が描かれていて、スコセッシ監督のような暴力的描写は皆無である。しかし、彼一流のインテリらしい冗句はまさにニューヨーカーらしい雰囲気は充分に感じることができる。

 ところが今回紹介する映画、裸の町もニューヨークが描かれている。それもそれまで従来のハリウッドの撮影所を飛び出して、初のロケ撮影が試みられた作品。
 別にロケ撮影が初めて試みられた映画と言っても、僕たちの世代がロケ撮影と聞いても別に珍しくもなんとも無いが、しかし理想主義を歌い上げたハリウッド映画作品が多く製作されていた時代に、ロケ撮影によってドキュメンタリー的タッチに仕上がり、生身のニューヨークが描かれている事に対しては非常に成功している作品だと言って良いだろう。

 そしてこの映画は刑事映画の先駆けになった作品でもあるだろう。ロケ撮影が刑事映画というのにピッタリ当てはまる。
 この映画から日本映画において黒澤明監督の野良犬をイメージすることが出来るし、そしてイタリア映画において刑事をイメージすることが出来る
 その後に頻発するハリウッド映画の刑事映画だけでなく、世界中に影響を与えた作品だと言う意味では記念碑的作品だといえる。
 
 ちなみに監督はあのチャールズ・チャップリン同様に赤狩りによって、アメリカから逃亡を余儀なくされ、ギリシャにおいてトプカピなど、娯楽色豊かな映画を撮るようになったジュールス・ダッシン

 彼の映画ではハリウッド作品のドキュメンタリータッチ的作品の深夜復讐便、そして前述した,トプカプ宮殿を舞台にした宝石強盗を楽しいノリで描いたトプカピを観ている
 しかし、例に漏れずこのジュールス・ダッシン監督街の野獣、男の争いなど名作がたくさんある監督なのになかなか観る機会に恵まれないのが残念だ
 今回紹介する裸の町も観ることができたのも偶然の出来事

 それでは世界一の大都市ニューヨークがむき出しの姿を見せる裸の町を紹介します

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 冒頭で空から夜のニューヨークを映し出すシーンにおいて、ナレーションがかぶさる。”スタジオを飛び出し、オールロケで撮られた映画だと”。
 人々が眠るころ、ニューヨークは静かに見えるが実はその真夜中こそニューヨークがむき出しの姿を見せる。
 夜中アパートの一室で女性が男性の2人組みに殺害され、そして港近くでは男性が鈍器で殴られ海に放り投げられる

 翌朝、若い女性が浴槽の中で死んでいるのを、お手伝いさんが発見する。この事件の検死に立ち会ったダン(バリー・フィッツジェラルド)警部。
 検死の結果、彼女は殺害と断定。


 死んでいる若い女性はファッションモデルをしていて、ジーン・デクスターという名前であることを突き止める。
 ダン警部(フィッツジェラルド)はジーンのモデルの同僚であるルースを訪ねるが、ルースはジーンのプライベートのことは何も知らなかった
 しかし、ダン警部(フィッツジェラルド)はルースの恋人であるフランク・ナイルスに対して怪しがる。ダン警部(フィッツジェラルド)がフランク・ナイルスを尋問しても彼は嘘ばかりつくが、しかし彼にはアリバイがあった

 しかし、フランク・ナイルスが質に入れた指輪がジーン・デクスターの掛っていた医者が数ヶ月前に盗まれていた物だと判明し、そして死体になっていたジーン・デクスターがつけていた指輪も盗品だということが判明する。

 やがてダン警部(フィッツジェラルド)がハロルド刑事(ドン・テイラー)とそしてルースとフランク・ナイルスのアパートに向かうが、銃声が聞こえる。

 部屋から逃亡した男をハロルド刑事(テイラ)が追いかける。フランク・ナイルスは倒れていたが銃によるキズは無かったが気絶したいた。
 しかしダン警部(フィッツジェラルド)はフランク・ナイルスの部屋で大量のを発見する。

 そして子供たちが遊んでいたイースト川では死体になった男が発見されるが、その男は宝石強盗団の一人だった。
 いよいよフランク・ナイルスと二つの死体の関係がわかってきたが、フランク・ナイルスの部屋から逃亡してしまった男は何者なのか
 ラストシーンの逃亡者の虚無感と昼間のニューヨークの人々の姿のコントラストが印象的な場面は是非映画を観てください

 田舎からニューヨークに出てきた女性の野心。しかし、ニューヨークの現実は小市民には厳しい現実が待っている
 ドキュメンタリータッチならではの描き方によって、単なる刑事映画ではなくニューヨークに生きる人々の生活まで描写した作品だと言えるだろう。

 この映画の影響を受けている野良犬が戦後の焼け野原になった日本が描かれ、そして刑事ではイタリアの貧民街で暮らす小市民の悲しさが描かれていた
 
 世界一の大都市ニューヨークの下町は現在において犯罪の多い場所として認知されているが、1940年代のニューヨークにおいても仮面を剥がせば下町に生きる人々にとっては既に犯罪がはびこっていたのがわかる。
 昼間の喧騒としたニューヨークにおいて、夜が明ければ再び殺人事件が起こっているニューヨークの裏側が描かれた傑作です

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映画 レベッカ(1940) 死んだ人間との対決

2010年09月05日 | 映画(ら行)
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 僕にとってレベッカと言えば、青春時代のグループ歌手。お~、フレンズ
 あの歌は名曲だった

 しかし、映画のレベッカと言えば今回紹介する誉れ高い名作だ  
 冒頭から少し怖い雰囲気で始まる。
 サスペンスの神様、アルフレッド・ヒッチコック監督の中でも人気のある作品だと思うが、実はこの映画を初めて観たときはそれほど好きな映画ではなかった。多く観てきたヒッチコック作品の中でも個人的に1番嫌いな作品だったかもしれない
 
 この映画を最初に観た印象が少し怖くて、ヒッチコックらしいユーモアが無くて・・・と思って今回再見すると、前半はヒッチコックらしいユーモアがあるではないか
 しかしこの映画を怖いと思って観ていたのだが、ストーリー的に怖いところが無い。まだアルフレッド・ヒッチコックの作品ならサイコの方が怖くて、後味は悪い

 同じ映画も年数を経て観ると、コロッと評価が変わってしまう。
 この映画の面白い設定が主人公の対決相手が既に死人になっていること。
 現実には存在しない相手に怯え、回りが全員敵に見えてしまう恐怖感1番頼れるはずの夫が・・・
 1番頼りになるはずの人間が頼りにならない状況、設定によって追い詰められていく主人公の姿にサスペンス感が盛り上がる。
 そしてラストのオチが流石はヒッチコックだヒッチコックはオチに全力投球をする現在の映画作家と違って、そのオチまでのストーリーを観客に魅せてくれる。



 改めて再見してこんなオチの映画だったのかと妙に感心してしまった自分の記憶力の悪さと、初めてこの映画を観た時の鑑賞力の無さに対して改めて自分の馬鹿さかげんを知ってしまった

 それまでヒッチコック監督は自国のイギリスですでに活躍していたが、ハリウッド進出第一作目に当たるレベッカを紹介しよう

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 イギリスのマンダレイという屋敷に住んでいた私(ジョーン・フォンティン)だが、そのマンダレインでの住んでいたことは私(フォンティン)にとって、忘れ去りたい思い出があった。

 モンテカルロにホッパー夫人(フローレンス・ベイツ)の付き添いとしてやって来た私(フォンティン)だったが、そこで運命的な出会いをする。
 イギリスの上流階級の男であるマクシム(ローレンス・オリヴィエ)と知り合い、私(フォンティン)はホッパー夫人(ベイツ)の付き添いを放り出し、マクシム(オリヴィエ)と私(フォンティン)は結婚する。

 実はマクシム(オリヴィエ)にはレベッカという先妻が居て、レベッカは海に溺れて死んだのであった。
 マクシム(オリヴィエ)がモンテカルロのホテルにやって来たのは、美しいレベッカの死を癒すために来ていたようだが

 マクシム(オリヴィエ)と私(フォンティン)は彼の自宅であるマンダレインと呼ばれる屋敷に到着すると、そこにはお手伝いさんがたくさんいる。
 その中のお手伝いさんに不気味な雰囲気を漂わせているダンヴァース夫人(ジュディス・アンダーソン)が居た

 私(フォンティン)はイギリスの上流階級の生活に慣れていなかったが、偉そうぶらずに大人しくしていようと決心していたのだが、ダンヴァース夫人(アンダーソン)はマクシム(オリヴィエ)の先妻のレベッカにすっかり心酔しており、レベッカが使っていた部屋はそのままにしており、しかも私(ファンティん)に対して不愛想
 

 しかも夫のマクシム(オリヴィエ)もレベッカの事が忘れられないようで、突然黙り込んだり、不機嫌になったりしていた夫のマクシム(オリヴィエ)にとってお手伝いさんや、執事からの評判も非常に良かったレベッカのことは忘れられるはずが無いことを聞かされる



 ある日、ダンヴァース夫人(アンダーソン)が見知らぬ男と喋っている姿を私(フォンティン)は見る。その男はレベッカの従兄であるジャック(ジョージ・サンダース)という人物であった。
 ジャック(サンダース)は去り際に、私(フォンティン)に対してマクシム(オリヴィエ)に自分が来たことを告げ口しないように忠告して去っていった。

 それ以降もダンヴァース夫人(アンダーソン)の嫌がらせは続く。貴族社会の仮面舞踏会を慣れないながらも私(フォンティン)は開催することにして、夫のマクシム(オリヴィエ)を驚かそうとマンダレイ家の先祖が飾っている一枚の肖像画の格好をすることをダンヴァース夫人(アンダーソン)からアドバイスされる。

 そしてついに仮面舞踏会の日がやって来た。マクシム(オリヴィエ)の姉夫婦が変装してやって来たり、たくさんの人々が現れるが、私(フォンティン)の姿を見たマクシム(オリヴィエ)は急に怒り出す。
 私(フォンティン)が変装した姿は、実はレベッカの姿だった

 私(フォンティン)は絶望して自殺しようとするが、近くの海からボートが引き上げられた合図が聞こえてきた。
 実はそのボートはレベッカの物であり、しかもボートの中にはレベッカの死体があった。
 既にレベッカは死んで墓地に入っているはずだったが

 私(フォンティン)は仮面舞踏会以来、行方不明になっていたマクシム(オリヴィエ)を探していた。
 そしてマクシム(オリヴィエ)を彼とレベッカとの思い出の場所であるかのようなボート小屋で発見するが、私(フォンティン)はマクシム(オリヴィエ)から意外な事を聞かされる・・・私(ファンティン)はレベッカの幻影からの苦しみをマクシム(オリヴィエ)と一緒に抜け出そうと決心するが・・・その後の展開は映画を観てください

 この映画で1番怖いのはレベッカにすっかり心酔しているかのようなお手伝いさんのダンヴァース夫人(アンダーソン)の表情
 そして、レベッカの頭文字のRの文字があらゆる場所に連発して描かれているのも恐怖感を出している
 どうりで僕もアルファベットを書くときにRという文字を上手く書けない理由がわかった
 最初観たときは嫌な映画だと思ったけれど、再見すると面白い映画でした

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映画 ミニヴァー夫人(1942) 題名からは想像できないけれど・・・戦意高揚映画です

2010年09月04日 | 映画(ま行)
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 僕の時代にはすっかり反戦映画というのはおなじみになった。例えば第一次世界大戦を描いた西部戦線異常ないという古い名作があるけれど、ラストシーンの衝撃は忘れられない(その代わり他のシーンは忘れてしまっているが)。
 他にもデビッド・リーン監督の戦場にかける橋、そしてベトナム戦争がらみではディア・ハンター、プラトーンなどまさに啖呵を切ったようにアメリカの敗戦を描いた作品が多く登場し、そして今年のアカデミー賞受賞作品ハート・ロッカーでは、ついにイラク戦争の反戦映画が生まれるようになった。

 しかし、反戦映画が多く製作されていて僕らの時代(ちなみに僕は1971年生まれです)にはすっかり馴染みになっているが逆の戦意高揚映画をアメリカ映画において多々製作された現実をあまり知らない人が多いと思う
 第二次世界大戦中の1940年代に多く製作されているようだが、僕が知る限りにおいて意外にも巨匠と呼ばれる監督作品の中に戦意高揚映画が多く撮られている。
 例えば第一次世界大戦のアメリカの恐るべき実在のヒーローが活躍するハワード・ホークス監督のヨーク軍曹イングロリアル・バスターズで、その映画のシーンが使われている)
 そしてナチスドイツが侵攻する直前のポーランドに対する応援歌の映画であるかのようなエルンスト・ルビッチ監督の生きるべきか、死ぬべきか(反戦映画であるが、コメディとしても素晴らしい映画
 他にもアルフレッド・ヒッチコック監督の救命艇はナチス批判が目立つ戦意高揚映画だといえるだろう。

 そして今回紹介するミニヴァー夫人だが、題名からは想像し難いが第二次世界大戦中に作られ、ドイツ軍の空爆に苦戦していたイギリス国民のための応援歌である戦意高揚映画。
 ちなみに監督は映画界の巨匠中の巨匠であるウィリアム・ワイラー監督
 嵐が丘大いなる西部、ローマの休日、必死の逃亡者なと文芸作品、西部劇、ロマンティックコメディ、サスペンスといったあらゆる分野に傑作、名作を残した監督もこのような戦意高揚映画を撮っている。

 しかし今挙げた監督たちは流石は映画史に名前を刻む名監督たち戦意高揚映画といっても僕が生まれる30年前の作品ばかりだが、これがメッセージ性は別にして単純に映画として楽しめる出来栄えになっているのが凄いところ。
 それでは戦意高揚映画の傑作であるミニヴァー夫人を紹介しよう

ミニヴァー夫人 [DVD] FRT-026

ファーストトレーディング

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 1939年、ナチスドイツがイギリスに開戦する直前が舞台。ロンドン郊外に住む
イギリスの中産階級の家庭においてミニヴァー夫人(グリア・ガースン)はロンドンへ行き以前から欲しかった帽子を買ってしまうが、どのようにそのことを夫のクレム(ウォルター・ビジョン)に話そうか迷っていた。
 その帰りに駅長から次回の展覧会における薔薇の大会に自分の薔薇に”ミニヴァー夫人”と名前を付けさせて欲しいと頼まれるが快く自分の名前を薔薇に付けることを了承する。
 一方、ミニヴァー夫人(ガースン)の夫のクレム(ビジョン)は高級車を買ってしまい、クレム(ビジョン)もミニヴァー夫人(ガースン)にいつ車を買ったことを言い出そうか困っていた。
 しかし、お互いに買い物をした事を言い合い、そんな買い物が出来るこの家庭は幸せそうだ

 夫婦でオックスフォード大学へ通っていた息子のヴィン(リチャード・ネイ)を駅まで迎えに行く。
 夫婦とヴィン(ネイ)が家に帰って来たときに上流階級の誉れの高いベルドン夫人(デイム・メイ・ウィッティ)の孫娘であるキャロル(テレサ・ライト)が訊ねてきた。
 キャロル(ライト)が訪ねてきた理由は、次回のバラの展覧会において毎年ベルドン夫人(ウィッティ)のバラが1番になるのだが、今回駅長がバラの展覧会に出品するのを止めるように言いにきたのである。
 いかにもイギリスの階級社会を表すシーンである。

 そんなキャロル(ライト)の申し出に今や階級社会におけるイギリスの旧態的な考えに疑問を持っていた息子のヴィン(ネイ)が、キャロル(ライト)に対して批判する。

 その夜、パーティーの席においてヴィン(ネイ)とキャロル(ライト)は出会うが、気まずい雰囲気どころか2人はお互いにダンスをする。
 そんな2人の姿を見たクレム(ヴィジョン)とミニヴァー夫人(ガースン)は、安心する



 やがてイギリスとドイツの間で戦争が始まる。そして教会では牧師がこの戦争に対する心構えを説く。ヴィン(ネイ)は自宅の近くの空軍に入り、空軍に入ると同時にキャロル(ライト)と婚約する。
 その結婚に階級の高いキャロル(ライト)の祖母のベルドン夫人(ウィッティ)は不満があったが、ミニヴァー夫人(ガースン)の説得によってベルドン夫人(ウィッティ)は孫娘のキャロル(ライト)の結婚をようやく認める。

 飛行隊が上空を通るたびに息子のヴィン(ネイ)の無事をひたすら祈るミニヴァー夫人(ガースン)そして夫のクレム(ヴィジョン)もダンケルクから退却するイギリス軍を助けるために町の人々とボートに乗り込む。

 夫のクレム(ヴィジョン)がなかなか帰ってこないことに不安を感じていたミニヴァー夫人(ガースン)。更にイギリスへ不時着していたドイツ兵が家の庭に倒れている姿を発見してしまい、そのドイツ兵から銃を向けられ仕方無く自宅の台所までドイツ兵を入れたミニヴァー夫人(ガースン)だったが、彼女は機転を利かして地元の警察へ電話をして、無事にドイツ兵は逮捕される。
 そこへ夫のクレム(ヴィジョン)が無事に帰って来た。

 しかし、やがてミニヴァー夫人(ガースン)の住んでいる場所もドイツの空爆にさらされるようになったきた。

 そんなドイツの空爆の危機が迫る中で展覧会が開催される。駅長の薔薇”ミニヴァー夫人”と毎年1等賞を取っているベルドン夫人(ウィッティ)の薔薇対決の行方は審査の結果ベルドン夫人(ウィッティ)の薔薇が1等賞を得るが、彼女は意外な行動に出る
 結果発表も終わった頃にドイツの空爆が激しくなってきたそんな折にミニヴァー夫人(ガースン)とキャロル(ライト)はヴィン(ネイ)を空軍に車で送り、2人は自宅に帰ろうとするがドイツの空爆は激しく・・・
 2人のミニヴァー夫人(キャロルもミニヴァー夫人です)の悲劇と、そして印象的なラストシーンは映画を観てください

 戦意高揚映画であるが、ドイツ兵の描き方にそれほどの悪意は無かった。むしろイギリスにおける階級社会の実態が描かれていて、日本人にはわかりにくいイギリスの階級社会を見ることが出来る。
 そんな階級社会を吹き飛ばす出来事が、第二次世界大戦であり、この戦争をきっかけにヨーロッパ全体を支配していた貴族社会が滅んでいったことを感じる。

 しかしミニヴァー夫人というこの題名だけれど、非常にこの題名が上手く活かされた映画作りになっている。薔薇の名前に用いられたり、実はこの”ミニヴァー夫人”の意味が息子の妻であるキャロル(テレサ・ライト)に対しても引っ掛けられている事が、薔薇の展覧会の結果に繋がっていく展開はこの映画の優れているところであり、さすがウィリアム・ワイラー監督
 そして、ラストの牧師の台詞に戦争の悲惨さと同時に神様でさえも戦争による痛手を癒すことが出来ない事を痛感する。そしてあの教会から見える上空を飛ぶ飛行隊の意味するところは
 戦意高揚映画であることは別にして、見所満載の映画です 

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映画 ねえ!キスしてよ(1964) ビリー・ワイルダー監督の遊び心満載の映画

2010年09月03日 | 映画(な行)
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 いつも書くことだけれど僕の1番好きな映画監督はビリー・ワイルダー
 巨匠であり映画史に残る多くの名作を残してきた彼だが、アメリカ映画のドンパチアクション映画に毒されていた僕に映画の名作の素晴らしさを教えてくれたのが、彼のアパートの鍵貸します。この映画を観た時は大いに笑えたし、映画を観る時の基準に監督で観ることを教えてくれたのが”アパートの鍵貸します”だ

 彼の映画には深夜の告白サンセット大通り情婦のようなサスペンス映画においても名作があるが、彼の真髄はアパートの鍵貸します、お熱いのがお好きワン・ツー・スリーにおけるコメディセンスが挙げられる。

 例えばチャップリンの映画を観ても思うが、コメディという映画の分野に限らずお笑いという分野において現在においても影響を与えていると思う。
 だからビリー・ワイルダー監督の映画は古い作品でも今観ても全く色褪せていないどころか、今の下ネタでしか笑いの取れないコメディとはレベルが違う。

 僕みたいな映画の中における映画の話、いわゆる楽屋落ちみたいなのが出てくると僕は喜ぶタイプ。
 最近の映画でいうとオーシャンズ12におけるブルース・ウイルスが本人役で登場したり、マルコヴィッチの穴のようにジョン・マルコヴィッチが本人役で登場していると思わずニヤリとしてしまう。

 そのような楽屋落ちがビリー・ワイルダー監督の映画においてよく出てくる。例えばサンセット大通りにおいて、十戒で有名なセシル・B・デミル監督が本人役で登場するし、そう言えばバスター・キートンも本人役のような感じでカメオ出演している。

 ワン・ツー・スリーにおいても今でも名作である風と共に去りぬ、甘い生活、スパルタカスのような当時ヒットした映画のタイトルが上手く台詞に使われているだけで楽しい。

 そして今回紹介するねえ!キスしてよにおいてはディーン・マーチンが本人役?で出演している。



 彼の有名な映画と言えば底抜け二丁拳銃シリーズが有名だが、僕にとってはリオ・ブラボーのアル中の保安官役が印象に強い。
 しかし、実は彼は歌手でありシナトラ一家で有名で非常に有名。
 しかも実際に彼の愛称はディノであるが、今回紹介するねえ!、キスしてよにおいてもディノ役で出演しており、役柄も女好きの有名歌手であることからもまさに本人役と言って良いだろう。
 それではビリー・ワイルダー監督の遊び心が満載のロマンティック・コメディのねえ!キスしてよを紹介します

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 一興行を終えた歌手のディノ(ディーン・マーチン)が、次の興行地であるラスベガスへ行こうとするが生憎道路が工事中のために遠回りするが、途中のガソリンスタンドで思わぬ足止めを喰らってしまう。

 そのガソリンスタンドの主人であるミルサップ(クリフ・オズモンド)とその隣人のスプーナー(レイ・ウォルストン)は、有名歌手であるディノ(マーチン)を引き止めるために無理矢理スプーナー(オズモンド)の家に宿泊させる。

 実はミルサップ(オズモンド)は作詞家であり、スプーナー(ウォルストン)は作曲家であるが2人は全く売れないコンビ
 ディノ(マーチン)が通りかかったことにより、2人は自分達の作った曲を彼に売り込むために彼をスプーナー(ウォルストン)の家に宿泊させる事を思いついたのだ。

 しかしスプーナー(ウォルストン)は初老も同然の男だったが、彼には若くて美人であるセルダ(フェリシア・ファー)という妻が居た。
 女たらしで有名なディノ(マーチン)を自分の家に泊めて、セルダ(ファー)がディノ(マーチン)の取られないかをやきもち妬きのスプーナー(ウォルストン)は心配するが、さらにセルダ(ファー)から、昔からディノ(マーチン)のファンである事を告げられてしまう

 ミルサップ(オズモンド)はディノ(マーチン)が泊まっている間のスプーナー(ウォルストン)の心配事を取り除くためにアイデアを考えた
 セルダ(ファー)をディノ(マーチン)が居る間だけ実家へ帰し、セルダ(ファー)の代わりの妻を近くの”へその尾”というキャバクラの1番の美女であるポリー(キム・ノヴァク)を連れて来て、彼女にディノ(マーチン)の相手をしてもらおうという作戦だった。

 スプーナー(ウォルストン)の行動に不審なことを感じたセルダ(ファー)だったが、あまりにも強引なスプーナー(ウォルストン)の行動によりセルダ(ファー)は実家へ帰ってしまうと同時に、ミルサップ(オズモンド)がポリー(ノヴァク)を連れて帰って来た。
 案の定、女たらしのディノ(マーチン)はスキを見てはポリー(ノヴァク)に迫ってきた
 しかし、スプーナー(ウォルストン)は次第に現実と芝居が混乱してしまいポリー(ノヴァク)を本当の妻だと勘違いするようになり、ディノ(マーチン)がポリー(マーチン)に迫る姿に嫉妬を感じてしまい・・・続きは映画を観てください

 ストーリーはかなり強引な設定ではあるが・・・しかしビリー・ワイルダーは笑いを心得ている
 スプーナー(ウォルストン)がディノ(マーチン)を自宅から追い出してしまうシーンは抜群のコメディセンス
 笑いのセンスが全く古くないのが良いね。



 そしてアルフレッド・ヒッチコックのめまいで妖艶な美貌を見せているキム・ノヴァクが出演していることに驚いた。
 ”めまい”の彼女のインパクトはかなり強かったけれど、この映画の彼女はコメディエンヌ振りを発揮しているし、妖艶さも見せている。
 それにしても自分自身を演じているディーン・マーチンだけれど、よく本人はこのような役設定に対して怒らなかったね

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映画 生きる(1952) 現在に通じる黒澤明のヒューマニズム映画

2010年09月02日 | 映画(あ行)
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 1回観ただけでいつまでも強烈に心に残っている映画というのはある。その映画を観て以来、毎日心の何処かでこの映画のことが引っかかってしまう。
 僕にとってそのような映画が今回紹介する生きる
 黒澤明監督といえば痛快な娯楽時代劇のイメージが強いが、一方ではヒューマニズムと社会派の一面を見せる監督である。そんな彼のヒューマニズム映画と社会派映画を融合させて、人々の心に強く訴えかけてくる作品が生きるである。

 最近の映画においてよく見受けられるのが自分の命の期限を知ってしまった時、残りの人生を如何にして過ごすのかというテーマの映画が何本か観られる。
 例えばフランス映画でフランソワ・オゾン監督の僕を葬(おく)る
 そしてスペイン映画においてイザベル・コイシェ監督の死ぬまでにしたい10のこと
 またアメリカ映画において、ロブ・ライナー監督の最高の人生の見つけ方などがある。
 やっぱり世界中において自分の死を見つめながらも生きていこうとするテーマは世界共通なのだろう。
 しかし、これらの映画が製作される50年前にこのようなテーマは既に我が国において黒澤明監督が既に描いているのである

 そしてこの映画の凄いところにお役所を舞台に、形式的にしか仕事をしない人間たちの姿。そしてお役所とはいったいどれだけの課や係りがあるのかを見事に描いている冒頭のシーンの見せ方は素晴らしい。

 今の日本の政府もたくさんの省庁があり過ぎだと思う。大臣と呼ばれる人が多過ぎないか?またナンとか長官やナンとか委員長とかも居るし。
 行政改革とか言っているけれど、天下り団体廃止も大事だけれど省庁のスリム化ももっと考えるべきだろう。
 アメリカみたいな大きな国を見ても長官と呼ばれる人は日本の大臣と呼ばれる人に比べて少ないのに。

 そんな現在社会にも問いかける問題を描き、はたして本当に生きるとはどういうことかを描いた生きるを紹介します

生きる [DVD]

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 市役所において市民課長の渡辺(志村喬)は、30年間ただ判子を押すだけの毎日。仕事の終わる時間は未だかと時計ばかり見ている
 そんな市民課に数人のおばさんたちの団体が公園を作って欲しいと嘆願にやってくる。しかし、その嘆願は各課からび市長、そして助役(現在の副市長)へとたらい回しにされるだけ。



 ある日、渡辺(志村)は病院に行くと胃潰瘍だと思っていたのが実は胃がんである事を知ってしまい、余命も半年ぐらいだということを知る。
 
 渡辺(志村)は今までの人生を息子のためにと思って30年間無欠勤で過ごし、お金を貯金していたのだが息子夫婦の相談する内容を聞いて、今までの30年間の会社生活は、果たして何のためだったのかを痛感する。

 その日から渡辺(志村)は会社を無断欠勤をし、今まで働いて貯めた貯金の半分を持ち出す。会社の人間たちは彼の無断欠勤に驚き、また息子夫婦も渡辺(志村)が急に会社欠勤をしだしたことに驚く

 ある夜、渡辺(志村)が酒を飲んでいると、近くに自称小説家の男(伊藤雄之助)と知り合いになり、彼は自称小説家(伊藤)に自分の命があと少ししかないことを話す。
 そして、渡辺(志村)は自称小説家(伊藤)に連れられてパチンコ、ダンスホールなど今までの真面目に働いてきて出来なかったことを取り返さんばかりにその夜は遊びまくる

 その朝、自宅に帰ろうとする渡辺(志村)を同じ市役所の市民課で働くとよ(小田切みき)とばったり出会う。実は市役所での毎日単調な仕事に嫌気がしていたとよ(小田切)は市役所を辞めるために渡辺(志村)を待っていたのだ。会社を辞めるためには課長の渡辺(志村)の判子がいる。

 そして渡辺(志村)はとよ(小田切)の常に活発な姿に好感を持ち、またとよ(小田切)もただ机に座って判子を押している渡辺(志村)の姿しか知らなかったが、意外な渡辺(志村)の一面を知って、二人は毎日遊ぶことになる。

 そんな渡辺(志村)だったが、やがてとよ(小田切)も未だ若いこともあり老人と言っても良い渡辺(志村)と遊ぶことに嫌気がしてきた。
 そしてとよ(小田切)が新しく働き出したおもちゃ工場にまで渡辺(志村)がやって来たことに驚くとよ(小田切)だったが、2人は会うのが最後と約束してレストランに行く。
 渡辺(志村)はとよ(小田切)のいつも元気な姿を見て、そして彼女の何気ないアドバイスによって渡辺(志村)は、これからの残り少ない人生を市民のために捧げることにする。



 そして渡辺(志村)の葬式の場に、助役、他の課長、そして彼の部下たち、そして渡辺(志村)の親族がいる。彼らはどうして渡辺(志村)が急に市民からの要望であった公園を作ることに一生懸命になったのか、あらゆる憶測を立て、また課を飛び越えて公園を作ることに対する渡辺(志村)の行動を批判する者も出てくるが・・・命、短し・・・、残った命の灯火を公園を作ることに見出した、生きるとは?是非映画を観てください

 この映画を観るとかなり反省させられる。僕もどうやら無駄に生きているような気がする。この映画を初めて観た20年前からそのようなことを毎日考えていたのかと気付くと・・・
 しかし、これからをもっと意義のある人生を送らなければ

 しかし、この映画は本当に構成が素晴らしいね。冒頭近くでたらい回しを見せるシーンは黒澤明監督の怒りを感じるし、そして葬式のシーンにおいて推理劇にも影響を与えたような回想するシーンを取り入れたアイデアは本当に映画監督としての凄さをこの作品から感じる事ができる。
 そして最後の最後に・・・いつも人間は愚かな生き物であることを見事に描かれ、思わず納得とさせられてしまう。
 まさに名作は時代を経ても色あせない見本のような映画ですので観てください

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競馬 キーンランドC三連単的中 10万馬券的中

2010年09月01日 | 競馬予想結果
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 ようやく来たか。今年初めての10万馬券が
 しかし、今年の僕の競馬予想も苦戦の連続。春のGⅠ戦線で大儲けしないといけないのに、春のGⅠ戦線が始まると同時に僕の馬券予想が失速 
 しかし、苦手な夏競馬でとりあえず大きな配当(まだまだ不満だけれど)が的中したことで秋の競馬に向けて、良い気分で望める

 しかし、今回キーンランドCが的中出来た1番の理由は函館SSの反省が活きたことだろう。
 流石にあのレースを観たらワンカラットの強さを認めないといけないだろう。
 それにビービーガルダンローレルゲレイロの2頭が内枠に入ったことで、更にワンカラットを本命にしやすかった。

 今回の反省点・・・全く無い
 しかし、僕のキーンランドCの予想を改めて観ると、単穴▲評価にトウカイミステリーを加えていること。
 今後はこのようないい加減な馬を勝つ可能性に加えてしまう馬券予想をしてはいけない

 今回は気になった馬としてビービーガルダンは、やっぱり外枠が欲しいね。この馬が内枠から馬群を抜け出して勝ったことが観たことが無いからね。
 今回はその脆さがレースに出てしまった。次走はスプリンターズSだと思うけれど、外枠が欲しいね。たとえ内枠に入ったとしても流石に斬るような無謀な事をしてはいけない。

 ローレルゲレイロは59キロを背負うと駄目だ。この斤量だとスタートダッシュが効かない。
 もし外枠だったら途中からでも先頭に立つことが出来るけれど、この内枠でスタートで後手を踏むと厳しい
 しかし、この馬は段々とスタートが遅くなってきている。叩き良化タイプなだけにスプリンターズSは怖い1頭だけれど、勝つのは厳しいと思う。

今年の成績
 的中率 76戦 13勝63敗 的中率 17.1パーセント
 回収率 489,900円使用 回収395,670円 回収率80.8パーセント

 あちゃ~まだ回収率が100パーセントに届いていないし、トータルで10万円ぐらい負けてる。
 今回的中したぐらいで喜んでいる場合ではないね。これから根性を入れて頑張らなければ
 今週は2歳の重賞が2レースあるけれど、予想は公開しません。来週の秋競馬から本格的に予想を開始します


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競馬 新潟記念反省 これだけ大接戦のレースを的中させるのは難しい

2010年09月01日 | 競馬予想結果
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 結果的に見て的中させるのが難しいレースだった勝ち馬から0.2秒差の中に7頭も入っている大混戦のレース。
 この0.2秒差による着順をどのように予想すれば良かったのかこれは競馬を予想する者の永遠の悩みであり、これからも立ち向かっていかなければならない課題だ。
 しかし、今回の新潟記念は僕の予想とは違って、スローペース
 テイエムプリキュアがあそこまでスローペースに落とすと思わなかったし、またこのペースなら今回は2番手で控えたイケドラゴンが逃げても良かった流れ。
 位置取りは前に居た馬が有利な流れだったけれど、新潟の長い直線を考えたら瞬発力勝負のレースだった
 ちょっと瞬発力勝負の流れだとやっぱり重賞において実績のある馬が強いようだ
 それでは反省します

 勝ったのはナリタクリスタル前走の小倉記念は少し不利があった。
 しかし、今回は幸ジョッキーがスタートから仕掛けて3番手の外目でのレース運び
 このジョッキーの判断が良かった。いつも後方からレース運びをする馬なだけに位置取りが不安だったから予想段階でこの馬が勝つとは思わなかった
 僕ももっとジョッキーの気持ちを考えて予想しないといけない。
 しかし、4コーナーでの手応えがあんまり良いとは思わなかったけれど、2着の馬が外から迫ってきた時にエンジンが掛かったところを見ると、まだ能力を出し切っての勝利ではないね。
 大接戦に見えて実は勝つべくして勝ったレースだったように思う。気性的にレースを途中で止めてしまうところがあるけれど、相手のレベルなりに走る馬だから意外にGⅠレースでも好勝負可能かも

 2着にトウショウシロッコが来た。いつもこの馬が出走してきたらとにかく馬券対象内にしないといけない馬今回も2着に来たことにそれほど驚きは無いが、実は僕はこの馬も3着にしか抑えていないんだね
 しかし、今回はこのスローペースに折り合いを欠くことがなかったし、位置取りも良かった。ラストは勝ちそうな勢いで伸びてきたけれど勝ち馬ともっと離れて追い込んで来てたら勝ったかもしれない。
 今後も馬券対象内には押さえておく必要のある馬。

 3着にはサンライズベガこのスローペースにおいて絶好位でのレース振り。しかし瞬発力勝負になると少し厳しい。
 もう少しペースが速くなって欲しかったと思う。

 4着にはメイショウベルーガが来たけれど、本当に勿体ないレースだった。
 4コーナー手前で下がっていってしまったから故障したのかと思った。しかし、逆に位置取りが悪くなって大外に出すことが出来たけれど、流石にこのスローペースで大外を回って追い込むのは厳しい。
 しかも斤量も牝馬で56キロ。相手関係からいうとこの斤量は過酷な印象もあるだけに4着までに追い込んできたことは評価できる。
 今回はスローペースだったから2,000Mの距離をこなしたという見方は少し考え違いもっと距離があっても良いし、直線の長いコースなら今回の2,000Mでも大歓迎。エイリザベス女王杯が楽しみな1頭。

 5着に僕の本命馬のスリーオリオン。このスローペースで位置取りも悪くなかったし、最後の直線もサンライズベガと一緒に伸びてきたけれど、最後に力尽きた
 しかし、この馬は成長力はあるだろうし、今回のような強いメンバーと戦ったことが次走以降に期待出来るのではないか?
 これからが楽しみな1頭

 他に気になった馬としてスマートギアだろう。スローペースにはまってしまったね今回は外にも出せなかったし、馬込みを捌くのも困難だった。
 しかし、ジョッキーを代えた方が良いと思う。ちょっとジョッキーの固定観念が強すぎて毎回最後方からのレースではいつまでたっても勝ち切れない。今なら好位を取りにいっても折り合いが付くと思う。

 それとアドマイヤオーラだけれど、トップハンデの58キロを背負っていたとはいえ、最下位に終わるとは?引退が発表されてけれど、今考えるとあのダイワスカーレットを余裕で差しきった脚がGⅠ戦線で見れなかったのが残念
 持っている能力は一級品だけれど、怪我などもあり残念な馬だった。

今年の成績
 的中率 75戦 12勝63敗 的中率 16.0パーセント
 回収率 484,000円使用 回収285,240円 回収率58.9パーセント


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