今朝の出勤途上、何と満開の木がある。たまげた・・・、旧暦では、春遠しとあったが、実に的確な表現だ。三寒四温に耐え、春を待っていた甲斐があった。できるだけの節約・倹約をしながら、暖かくなるのを待っていたもの。
日溜りには、タンポポが咲き、菫も風に寒そうに吹かれていた。春ですよ、起きなさい。今度は、春眠を貪る心地よさ。銀河が膝に来て、咽喉を鳴らす感触。尻尾を揺らせて、少しづつずって行くのだ。落ちそうになった瞬間、爪を立てる。
年を重ねていくと、暖かくなって来ても、決して油断はしない。これでよく風邪を引き、寝込むからだ。熱に浮かされるのも厭だが、体中が痛く、咳をすると関節が軋む。幸いに、枇杷葉茶を飲みだして、風邪を引き難くはなってきた。
然し、安心はできない。用心に越したことはなく、体調不良には気をつけている。それでも、幾ら気をつけていても、怒涛の如く押し寄せてくれば防ぎようがない。免疫と抗体で、何とか凌いでもみるが、体力的なことで退ける。
相対的にみて、生きがいはあるし、人生の目標も定めている。生かされている時間は不明だがある限り。金銭的なゆとりはないが心でカバー。何がうれしいって、自分の決めた金額での、書籍購入ができることだ。読書は心を豊かにする。
読書の条件は、紙である事。活字が印刷されている事。借りた本でもよいが、可能な限り、所有したい。会話をする同等な立場としては、書物を読んでいないと、他人の悪口しか言えないもの。そういった類のことは、芸能界に任せばいい。
レ・ミゼラブルを全巻買い、ひたすら読み耽っている。難しい・・・。世界の名作と言う所以であるが、文中の難解な箇所が多い。歴史的なことも多々あり、世界史を頭に浮かべるのも、記憶が朧で困難。何度も繰り返して読むばかり。
白枇杷の花芽です。やっと見つけたが、未だ硬い。3月下旬の状態では、殆んどが咲ききっている。最初は、3個生り、翌年は9個ついた。