今朝は、どんよりとした薄曇りで、布団を干すのを迷ったが、陽射しは明るく風もない。何時ものように洗濯をして、朝食を戴く。珈琲がほんわりとやさしい。新聞に隈なく眼を通し、某新聞の万柳に苦笑いをして、庭の様子を見に下りた。
ちょっと淋しい?あれれ、と思いながら、昨日誕生日の人に、ミニブーケを作ったことに至る。たくさんの花が咲いていたクリスマスローズを切って、花束にしたんだ。花にとっては、晴天の霹靂。さぞや、びっくり慌てふためいたことだろう。
枇杷葉の根元に、蓬が青々としている。うまそうだなぁ。お灸にすると熱いし、お茶にしたら痒くなる。で、摘むことにした。小さな笊に一杯になる。水を鍋に張って、塩を1抓まみ、沸騰したところに蓬を入れた。灰汁が見る見る出る。
水で曝し搾って、擂鉢に入れて擂る。まな板で、細かく刻んで、もう一度擂り潰す。器に入れた蓬に白玉粉を塗して捏ねる。蓬は均等になるようにする。鍋で湯を沸かし、丸めた蓬団子を入れる。沈んだ球が浮き上がってきたら掬う。
水に入れ冷まし、餡子なり蜂蜜、果物の果汁等、好みの垂れをかけて戴く。シンプルに醤油味も美味しい。下の孫は、これが好物なので、電話をすると嫁が取りに来た。お八つに、手作りは如何です。蓬は道端に何処にでもあります。
芍薬の芽がすっくりと伸びて来た。木香バラも、花の芽を出している。海棠も綻んで来た。春の到来である。温かな陽射しに、体が呼吸している。春休みも近い。花見には、孫たちを連れて、京都に行って来よう。鬼が現れてくるかな?
今年の枇杷葉は、枝を剪定したからか、花芽の実生りがいいように思う。それでも、青い実を確認するまでは皮算用。実が熟れるのは6月下旬。甘く熟すのは、7月になってだ。特に東側のは、ここまで待たないと不味い。白枇杷はどうかな?
東側の、用水路に面した長崎・茂木赤枇杷。花芽があるが、昨年は実が生らなかった。自然は厳しいことを知った。