いやぁ、暖かい。麗らかな一日で、洗濯物も布団干しも、ふかふかである。風が吹くものの、柔らかで優しい。朝晩の冷え込みはあるものの、屋内より野外が気持ち佳い。白梅も紅梅も一斉に咲き始め、仄かな香りが漂う。縁側にて読書できる。幸せを感謝。
青空市に午後から出かけ、蕗の薹、牛蒡、ほうれん草、苺、椎茸と見つける。代わり映えがしないが、新鮮が取り得と、リエさんに送る。花芽を贈る心算で、郵便局に行く途中で変更。野菜の中に花芽を入れて、一緒に送った。花芽は傷むので、こっちから飲んで。
枇杷葉茶を作っておく。寒中の物をやっと切った。中々手間がかかる。自分のは、大きな葉毎入れて煎じるが、仮にも送るとなると、そうもいかないのだ。見た目を気にしない方にしか、送らないが、細やかにはしないだろう。日数が経つと、硬くて切れない。
孫等を迎えに行って、姉の方が宿題をしておく、というので、妹の方を、庭で遊ばせていた。二人で居ると、小競り合いを起こすためで、双方が譲らないのも困る。庭にある、枇杷葉を数えてごらんよ。と言うと張り切って始めた。30本、40本と告げる。
一緒に数えようと庭に下りた。孫は指を折っていく。小さいのも入れて、何と81本あった。うひゃぁ~!びっくりである。今年は枇杷を買って、種茶をしよう。杏仁の香りが心地よい。癒しの効果の基準は、個人的には色々あるが、害がなく爽やかなのもいい。
フェンスに絡まった、朝顔を外し、種をばら撒く。そろそろ春の装いにしていかなければ。青い物が目立ち始めた。クリスマスローズを一まとめにし、株分けをしなければ。地植にもしてみよう。これからの休日は暦と相談なので、うっかりはできない。
還暦を越して、したいことや、しなければならないことがある。ということは、贅沢でもあり、幸せなことだ。働けることも無論だが、自分の信念を貫き通すことは、ある意味頑固である。体も心も、年を重ねていく。死ぬまでは生きているんだ。実感する。
剪定をした枇杷葉。花芽が、想いの外あった。枇杷葉茶もたくさんできた。枇杷風呂にもできるので、箱に入れて保管している。