旧暦での如月は、朝夕に霜が降りる。指先も冷たい。真冬の寒さはないものの、温かさを知っただけに、心が急くのだ。菜の花や蕗の薹、三つ葉に芹等が、食卓に並ぶに至っては、体中が騒いでしまうのにも困る。急いてはならぬ想いがありながら、期待が膨らむ。
帰宅したら、サンタさんからの珈琲が到着していた。贈り主は、リエさんです。冷凍庫に終う。花芽を入れておきたいが、乾燥中につき。先日、薬瓶を替えて煎じているが、甘い味と、爽やかな喉越しです。枇杷葉茶の色も濃い。とても美味で、体が温まる。
胃腸炎や、動脈硬化にはドクダミ茶。口臭予防には鉈豆茶。肌のトラブルにははと麦。初期の体調不良には、きらん草がいい。解熱効果がある。アトピーや更年期障害、自律神経失調症には枇杷葉茶。種茶や花芽茶にはより効果があり、毎年の心がけが重要。
先日、硝子のコップで切った親指。塩で、殺菌・止血して、その後は枇杷葉ローションを塗った。知らない内に治ってしまった。殆んど、傷口がわからなくなった。驚きである。これほど塩の効力があるとは。桃の木、山椒の木。為五郎もびっくりだわ。
落語を聴きに行こうと思い立つ。振込み用紙が上手くいったのだ。何時もは受け付けてくれなかったりするが、窓口は締まっているので、仕方ない。どの道、市内まで出かけなければ。レ・ミゼラブルの、1・2巻の注文が届いている由、連絡があった。
新潮文庫での改訂版で、活字が大きくなっている。と言っても文庫である。高齢者には読み辛い。訳者が佐藤朔とあるので注文した。昭和36年度が初版らしく、世界文学全集となっていた。私が手に入れたい書籍は、今や絶版が多い。ため息です。
昨年の月と木星。ジュピターとも呼ばれ、小松左京の著作でも有名。『さよならジュピター』。SF界も老齢化しており、星新一、光瀬龍も今は亡い。