桜が満開になる。朝には、5分咲であったのが、日中の気温の変化に花開く。然し、冷える。花冷えなのだ。夜桜には、薄着をしないよう。桜にとっては迷惑な話だが、人間には浮かれる理由になる。夜間照明。これもねぇ、自然からはしっぺ返しがあるよ。
我が家の花見は、海棠です。春風に揺れる花弁が、何とも風情があり、好ましい。例年、蕾を虫に齧られるが、今年は大蒜エキスと、唐辛子で防げたらしい。クリスマスローズが咲き、ヒヤシンスが匂う。寒かった冬があったればこそ。花を見られることの幸せ。
今晩は、地域の総会があり、夕食を摂る。時間厳守で行くと、先客あり。会長と会計役員だ。環境委員の不手際で、当番がはっきりしなかったため、順番表を作っていった。手当てをもらっているのに、その手間を惜しむとは。役場の人間だが、屁理屈だけは言う。
1時間弱で閉会し、外に出たら木星が霞んでいた。朧月夜、月詠みの君。帝の女御と決まっているのを、事もあろうに、光源氏と逢瀬を重ねる。宮中の出来事は、今で云う芸能界。雲の上の噺。タレント・人より秀でた芸を持っていること。昔は、そうだった。
地震・雷・火事・親父。の時代だった頃。親父の威厳は、生活をしていく覇気にあった。貧乏の子沢山、共云うが、子どもは放っておかれた。年長の子等が守をしていた。親は、乳を含ますくらいで、野良に出たり、家事雑事に追われていた。自分の時間はない。
ルンバ。という掃除機は、床面しかしない。自分で考え、判断するが、障子は登れない。壁も同じ。人間は、何時からここまで横着になったのか。掃除をすれば、ダイエットは必要ありません。甲斐甲斐しく立ち働く。これで肥ったら、病気でしょうよ。健康は自分です。
枇杷葉茶を飲み、ドクダミやきらん草に援けられ、梅酒を愛用し、枇杷湯に浸る。塩で体を擦り、湯たんぽの暮らし。節約・倹約に努め、仕事を生真面目にこなす。自然を学びの場と心得、生かされていることを感謝する。平凡なことこそ幸せ。神(宇宙)に祈る。
東側に植えた、最初の枇杷葉。同じ年の南側が早く咲き、結実したため、忘れられた。枇杷葉は寒さに弱いので、川風が当たるためか。