雷雨である。じめじめ蒸し々とした気温を、じっと耐えていたが、いきなりの激しい雨粒と雷。凄まじいものである。今朝、家を出るまではからりと晴れ、勤務中は曇りと雨。帰宅する頃には再び晴れて来た。紫陽花のような七変化に、ナメクジが出現していた。
数匹捕獲するが、枇杷葉の新芽を甞めている。鉈豆や花木にも、眼を凝らすとさばっている。薬をしたくないので捕るしかない。数分、庭に下りていたで、縞蚊に刺された。これは痒い!音もなく忍び寄って血を吸う。桑の実を取ろうとしたが、凄まじさに止めた。
着替えをしたら、寒くなった。屋内に冷気が漂っている。外に、水溜りができているくらいだから、屋根の熱は消えていよう。洗濯物は少し湿っていた。ドクダミの刈ったのが、雨に濡れてしまう。新聞紙に広げて乾かそうか、と持ち上げたら、ナメクジラがいた。
梔子の蕾が、2つ3つ見える。これも剪定をした方が良さそう。ドクダミとユキノシタに押されて、端の方に咲く夏枯草。うつぼ草ともいうが、清楚な野草。それにしても、あっと言う間に増えたユキノシタに魂げてしまった。ランナーを伸ばし、次々増殖して行く。
シモツケの白が満開になる。ビロード草、紫陽花、南天が咲き、ドクダミとセージも色を添える。遅咲きのクリスマスローズやパンジー、金魚草も見える。胡瓜の花と、ピーマンの花が、小さな実に変わっている。ミニバラが咲き、桔梗の蕾も膨らんで愉しみだ。
今週の日曜日には、墓掃除に行くのだが、藪蚊がいるのは覚悟の上で、重装備で決行。息子と二人での作業になるのは致し方ない。蚊取り線香処ではない。向うは恰好の食材と、集ってくるのだ。その棲みかに行くのも、ご先祖さまへの供養なのであるが。
枇杷葉の実が少しづつではあるが、大きくなっているのが、袋の上からわかる。今年は不作です。それでも、幾つかは生ってくれたことは有難い。花芽が咲いたら蜜蜂が飛べば、鈴生りになる。枇杷蜜はとても美味しいんだが、蜜蜂は移動するので飼えない。
春の夕方、南の宇宙に浮かぶ恒星。静かに瞬き始めた星々は、冬の星座のオリオンも、姿を観せている。