枇杷の葉なし

枇杷の生育や、葉・花芽・種のことを日々の生活のなかで書いていく。

涼風、大潮・望

2014年06月13日 | Weblog

 今朝、あまりの寒さに眼が覚める。布団をかけていたが、身震いするほどの気温に、携帯を見ると午前4時だ。歳を重ねると、どうしても明け方に目覚めるが、ちと早過ぎる。次に起きたのは5時半だった。どうも途中で眼が覚めると、いいことにはならないのだ。

 勤務していても寒い。かと言って、羽織れば暑い。空は皐月晴れで、風も吹いている。窓を開けておいたら、寒いと苦言あり。いやいや、高齢になると寒さは厳しく感じるのだ。流行の重ね着をしているのが今風。然し、入浴当番をしていると、汗が吹き出てくる。

 帰宅して、室内に入ると冷房を点けているよう。天気を幸いに、ドクダミを抜く。居間に新聞を広げ、昨夜のに加えて切り並べる。1.5畳分。乾くともっと少なくなる。独特の臭いが、部屋中に立ち込める。子ども頃は、この臭いが嫌いだったが、薬草に心境変化する。

 緊急事態が発生し、リエさんに連絡する。個人的には、さしたる興味はないが、眼を輝かせ、すっかり舞い上がる人の居ることに、ちょっとびっくり。そ・そうなのか。憧れの対象が違うのだと気づく。見えない物が視えることに僅か戸惑う。自然は、心で感じること。

 蛍の季節になる。実家の小川には、鮠もいたし、蛍も飛んでいた。子どもの頃には、素手で捕まえられた。子ども達が小さかった時には、父母が待っていてくれ、足元を懐中電灯で照らし、網を使って捕ってくれた。蓬と一緒に籠に入れ、朝になったら放していた。

 古里の山並みは、何時しか大規模な土木工事で変わり、魚も蜆も、蜻蛉や蛍まで消してしまった。見た目には綺麗になった風景は、何の味気もなく、農薬だらけで生き物は棲みつかない。人類の滅びる日は近い。蜜蜂の羽音に耳を澄ませ、感謝したいものです。

 人生のやり直しができる年齢は、40代かな。でもそこからが速い。色々な柵があったりすると、更なる困難に発展する。然しまた、考えように依っては、大地に足を踏みしめて、自分の足で歩いて行けることでもある。試練を悲観せず、自分模様に愉しみたいもの。

 鶯の、下手くそな声が、寒さで震えているのか、と思える早春。梅に鶯、と言うが、中々止まらないのね。

コメント
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