雨が降る気温を、涼しいと思って出かけた。そうか、世間では冷房を点けているのだ。重装備で行くべきであったと後悔。市内まで数時間の外出であったが、何処も彼処も冷房設備をしておる。仕方がない、と言えばそれまで。自然に暮していると、えらいことになる。
友人と一緒なので、昼食を食べて帰ろう、と並ぶこと5分。先に支払いも済ませて、料理が来るのを待っていた。そこに注文とは違う品が来る。聞き違いであり、取り替えると言うが、断ってそれを戴く。だってねぇ、皿に乗っているのはどうするの?捨てちゃう訳でしょ。
もったいない。作った手間も、ご飯も、全てが無駄になる。ご飯の量が多かったけど、ゆっくり食べる。食べられない物ではないし、ゴミにされるのは忍びない。食べる物を粗末にしてはならないと、祖母は嘆いていた。昔は、牛の餌になっていたが、今は唯のゴミです。
お客さんは、健康な人ばかりではありません。早口で喋らない。確認をきちんとする。客の視線の先を、指差す物をさっと見る。こっちは、商品を指差して、注文しているのだから、間違った物が来るとは思いも因らず。取り替えればいい、と言う客もいるでしょうが・・・。
友人と珈琲を飲むべく、我が家まで。お土産にキャベツをもらう。やれ、ありがたい。今度の笹百合の観望会には、弁当を用意するから、その中にいれるかな。生のまま刻んで、ラップで包んで冷凍庫で保存。解凍時に湯がいて味付け。さて、キャベツの千切り作り。
雨が降っているのは、非常にありがたいことだ。然し、麦刈りができないのと、桑の実が取れない。ドクダミも刈れない。次の休みまでお預け。薔薇の挿し芽はできそう。咲き終わった枝を、あちこちに挿しておこう。梅干にしようと、我が家の梅を瓶に入れ塩に漬ける。
栴檀の花が咲き零れそうになっている。これからの季節、山を多い尽くす花の雲が見られる。小鹿のバンビも、時々見かける。早朝に、あっと思った瞬間、宙を跳んで行った。見事な跳躍である。あまりの素晴しさに、声も出なかった。自然との遭遇には秘密がある。
いつの間にか、育っていたきらん草。友人の所から来たのか、実家の両親が生えさせてくれたのか。謎が多いが、白枇杷の根元に育つ。