枇杷の葉なし

枇杷の生育や、葉・花芽・種のことを日々の生活のなかで書いていく。

暑中お見舞い・・・

2017年07月08日 | Weblog

 雨の最中、この時期の雨量に、悲喜交々の複雑さである。夕方から下り坂になる予報に、空を見上げていた。洗濯物は何とか乾き取り込む。疲労困憊しての帰宅。薬草が見事に散らかり、カーテンが破れている。すばる!隠れていて出てこない。

 片付け終わったら、お腹が空いた、と姿を見せた。2週間経てば懐いて、悪戯も酷くなる。そろそろ本領を発揮してくるのも、育っている証拠だが躾はしておこう。鼠を捕るのは上手のようだ。小さいが、しなやかな体で跳んでいる。爪を立てて噛むな。

 留守中、所狭しと駆け回っているので、顔を見たら安心したのか、膝に来て眠っている。なんちゅう恰好であるか、ずり落ちるよ。お腹を見せて仰向け状態。玉を取るのはいいが、足にするのは止めようね。遊んでほしいのだが、手加減を知らない。

 黒い雨を知らないと言う。作者は元より、内容もである。そのくせラインがどうのこうのと賑やかで、情報の流出に大騒ぎである。映画にもなっており、原爆の落ちた後に降った雨が、放射能を含んでいて、今尚苦しんでいる人々がいるのだ。必見です。

 そう言えば、この映画に出演されていたのは、田中裕子さんではなかったか。ロケの八塔寺の日輪舎に色紙が飾ってある。井伏鱒二の原作しか知らないが、体中が震えたのを忘れられない。1ヶ月後は、原爆投下の日だ。再稼動などあり得ない。

 戦争が終わって既に72年の経過では、今更のように当時のことなど分ろう筈もないが、だからと言って知らん顔はできない。わたくしたちの暮らしは、その犠牲の上に成立っているのだ。想像を絶する景色に言葉も無かった。生かされている感謝。

 リエさんのに決めている枇杷葉。昨年がちょうど9年目だった。待ちに待った花芽が咲き、結実した。

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