枇杷の葉なし

枇杷の生育や、葉・花芽・種のことを日々の生活のなかで書いていく。

白鳥の湖・・・

2018年05月02日 | Weblog

 何度夢に視たことだろう。オデットとオディールを踊っている姿を。チャイコフスキーの白鳥の湖の曲も、舞台も幾度となく観に行った。その中で、強く心に残っていたのが、映画でのマイヤ・プリセッカヤの白鳥と黒鳥。ジークフリードには然したる興味はない。やっと手に入れたDVDは、感動そのもの。

 約束を破ったことを詫びて、悪魔と戦う王子。その真実にオデットは赦すが、裏切られたことは否めない。信じることの難しさ、永遠の愛を誓っても、心を奪われることは起きる。そういった不実さを、チャイコフスキーは、自分の恋が実らなかったことも含めて、白鳥の湖に託したものか。素晴らしい舞台!

 熊川哲也さんの王子は素敵。時代が違うと言えばそのままだが、プリマでの舞いで、舞台も変わるんだと納得。加えて演出にも依る。バレエにも歴史が刻まれていることに想い到る。王子が約束を違えて、オディールと誓いを交わすが、オデットは嘆きの余り湖に飛び込む。後を追う王子。死して結ばれる二人。

 ヨハンナ・スピリの、ハイジを読み直そう。秘密の花園も、原作は素晴らしかった。アニメもいいが、この実写版は、スイスでの撮影とあって、自然の姿が迫って来る。おじいさんの心にも、ハイジの心にも、お互いを思いやるものが通じて、やるせなく切ない。愛することと愛されること、小さな幸せにも感謝。

 雨の勤務となったが、こんな天気は辛い。何となく気分が下る。枇杷葉茶を飲んでいるので、陰鬱にはならないが、どんよりとしてしまう。天気になっても、どことなくだるさも感じる。いやいや贅沢は言っておれません。一日・一日を確実に丁寧に過ごすことを目標にして、生きて行かねばと言い聞かすばかり。

 八十八夜である。二十四節気と七十二候とがある。立春から数えて、八十八日経つと、お茶の新芽も出揃う。新茶を摘むのに、季節柄丁度いい頃。実際には、霜の降りる心配もあって、油断すると被害が大きいものになる。旧暦での四月朔日には、この時期になれば、おおよそ暖かさが確定する。わたぬきと言。

 昨年の実です。昨日袋掛けをしたが、品種によっては、大きさが異なる。やはり淡路田中は大きいよ。

 

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