枇杷の葉なし

枇杷の生育や、葉・花芽・種のことを日々の生活のなかで書いていく。

それでも季節は巡る

2020年10月14日 | Weblog
 真夜中の宇宙を眺めては、星座の移りを確認していると、秋も盛りなのがよく解る。鈴虫の集く野原も今は松虫やコオロギが小さく鳴くばかりで、テレビを点けていれば知らずに過ごす。時間は草木も眠る丑三つ時だが、宙にはカシオペア座アンドロメダ星雲、ペルセウス座やペガサス座とたどれる。そこにオリオン座が現れてきて、早くも冬の景色に誘う。

 火星は天頂に近くなり眩しいばかり。カシオペア座をかなり大きなのが流れ、小さいのはアンドロメダ星雲を通過していく。寒いので肩掛けをしながら眺める。自宅でこれだけの観望可能なことには感謝以外ない。流れ星も大騒ぎする時だけ我先にだが、宇宙の醍醐味は何でもないことのほうが発見もできる。雨の日や曇りでも、僅かなことで未知との遭遇が。

 庭の見回りをしながらデジカメで通草を撮っていたら、あらら!12個目を発見した。皮が裂けてきたのを採り、見つけられなかったのを不思議に思う。リエさんが料理してフェイスブックに載せてくれた。わおっ!豪華ですねえ。通草は灰汁が強いのは薬草であるからだが、解熱効果も優れている。蓄膿症にもよく鼻詰まりには覿面。風邪の初期によろしい。

 布団を干していたので仕舞い、余りの暑さに汗ばむ。鉢物への水遣りには柄杓を使うが、枇杷葉に吊るしてあるので重宝している。スイトピーが茎も伸び葉も覗かせる。フリージアの球根も植え付けたが、水仙の球根が野良猫に穿られていて出ている。土の新しいのを容れたり、均すと排泄をやらかすので腹立たしい。すばるの様子を見に来てのことらしい。

 通草は昨年から生りだしたのだが、フェンスのは目立つので見つけ収穫した。台所の窓下のは北側ということと、地に這うようにあって見落としてしまった。意外と見つけ難いのよ。売り物なら棚を作ったりして、両脇にぶら下げるのが好いらしい。春先に新芽が出て蔓が伸び始めたら誘引しておき、できる限り見えるようにしている。写真も撮っておくのだ。

 葡萄も駐車場の場所に植えたいのだが、これは手間も知識も必要とあって断念した。野葡萄だけで充分です。桃は考えたこともないが、杏や李は植えてはいるが花だけで結実が難しい。林檎も最初の年だけである。生らせないようにしていたり、苗や花木も毎年買ってくれないでは儲けにならない。こちらは自然の法則でじっくりと待つのだから持久戦でもある。

 きっとわたくしが死ねば、片付けに追われる息子等が立腹するのは必須だろう。枇杷葉だけでも苗を数えれば30本近くあり、他の物も手に余ることに笑える。ここを訪れて下さる方で、苗がお入りでしたら送りますが着払いでお願いします。苗の代金は要りませんが、年金暮らしを考慮された上で連絡下さい。で、注意点として枯らさないように暦を参考に。

 卯の花の匂いはとてもやさしい。花の色にも惹かれるが、車道の脇の場所にはまるで滝のように、流れ下がっている。
コメント
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