枇杷の葉なし

枇杷の生育や、葉・花芽・種のことを日々の生活のなかで書いていく。

一抹の淋しさに・・・

2020年10月25日 | Weblog
 田舎に暮らしているのは、都会の喧騒と空気に馴染めないからでもあるし、金銭的な余裕もないから引っ越しも無理なのだ。以前には児童書の書き手が集まる同人誌を購読していて、こちらから参加していたり、季節の果物を送ったりの親交を深めていた矢先、還らぬ人となって数年が経った。殊の外、我が家の枇杷の実を悦んでくれていた佐藤さとるさんも。

 あの頃には毎年のように上京していたから、友達も知人もあちらの方が多いくらいだ。リエさんは、その中でも珍しく気が合ったというか、合わせてくれたのかは疑問だが、今も付き合ってくれているし、はり灸さんは、ご家族での親交を続けてくれる。当時、小さかったお嬢さまも既に小学校の中学年となり、利かぬ気の愛らしい笑顔が素敵でやさしい子ね。

 東京にも一歩中に入れば、静寂な家並みが続いているし、宮沢賢治や石川啄木の住んでいた所や、樋口一葉の質屋通いをした場所もある。大江戸博物館の左には国技館が、東京ドームの周りを歩き、蒟蒻閻魔さまにもお参りをした。極めつけは昨年の吉良邸から泉岳寺までの歩きで、誰が言い出したんだ!という距離を付き合ってくれたリエさんの友達・上司。

 わたくしの我儘が、これ程とは厭きれながらも文句も言わずで完歩できた。田舎ではお礼と言っても山菜くらいが関の山で、タラの芽や独活等を青空市で見つけて送るだけだったのを、物凄く歓んでくれて感謝されてしまった。自宅での栽培に励む傍らですが、何分土地がないので試行錯誤です。通草は目途がついたので安堵していますが、まあぼちぼちです。

 昨年までは送れていた果物も、仕事を辞めた関係で枇杷だけになっているが、それも今年は裏年であったのでできなかった。枇杷葉の枝という枝に、苞がぎっしりと見えるから、このままであれば結実しそうだ。然し、枇杷葉は寒さに弱くて関東の千葉県以北では育たない。山陰地方でも枇杷葉の樹はあるものの、実が生らないそうで寒さは苦手なのであるよ。

 他所さまのブログも、時間がゆっくりとなってきたことから、訪問できるようにはなった。皆さん、様々な想いを多様な捉え方で書かれていて感心する。但し、星や花への興味と猫関係が強く、他の記事には感想を言うまでもなく分からないことで、読んではいるのだが困ってしまう。そこは個々の性格を持ち合わせる生き物だと思ってもらうしかないのです。

 つわ蕗が咲き始めた。ブルーベリーの葉が紅葉しており、水仙やフリージアの球根が発芽してきた。昨日、ちょっと植え替えをしたのだが、何もないとスコップを差し込んだら、水仙の球根が真っ二つで泣けた。ごめんねと謝ったものの花は無理かな?農薬を掛けないので、酢を薄めて散布しているが、枇杷葉に巨大な緑の虫を発見して捕獲。先日の片割れ。

 自然にある物には、咲いている場所が適しているので、決して伐っては持ち帰らない。それでも1枝貰う時には根本に大豆を。

 
 
コメント
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