枇杷の葉なし

枇杷の生育や、葉・花芽・種のことを日々の生活のなかで書いていく。

虫の知らせ・・・

2020年10月16日 | Weblog
 勤務先の真向かいにある、小学校時での担任だった方が亡くなる。これまでの数年間に何度となく散らし寿しを作って持って行ったり、枇杷葉の苗も上げたりと気にはかけてはいたが、大腿部の骨折から元気がなくなり、入院されていたが急変したものか。Aさんと話をしていたこともあって、不安が頭を過ぎっていたが、こんなに早くとは思わなかった。4ケ月だった。

 記憶にある恩師は、若さもあってか高慢でえこ贔屓をする厭な教師であった。然しながら、歳を経て見る影もない姿に気の毒な想いが重なってしまい、過去の出来事は封印して耳を傾けていた。その話の中で泣き出してしまうのにもびっくりしたが、自分がしたことの反省も詫びもなかったのは、心に留めてなかったからだろう。生涯を独身で過ごされたので身内だけである。

 自宅に籠っているので情報に疎く、電話番号は伝えていたが知らなかった。でも、虫の知らせというか、ふっと思い出してしまったのも、最後になって感謝の気持ちになれたのだろう。あちらに往くには現世での自分の罪科を悔いてでないと渡れない。先生、もういいよ。子どものなかった先生に、あの時の心情が判る筈もないのだから、私自身の想いに留め置いて。

 はり灸さんが、揚羽の蛹を孵化させようとしているが、黒くなってきたのは駄目だろうな。人間の臭いや手で触ってしまうとそこで終わる。猪も子育てしないし、燕も雛が落ちてもそのままなのが好いの。自然の掟には厳しいけれども、生き残っていくための秘密があるのだと思える。蜂にしても蛇にしても、やたらと人間を襲うのではない。生存するための本能で。

 だから金に任せてのペットにはどうかなと思える。街中ではショップに行かねば手に入らないから、そこは無理なのかもしれないが、命って何だろうなぁ?とも考えてしまう。我が家に来るのは、捨てられるよりはともらっているが、本ニャンは野良が良かったかも知れぬ。自分で餌を探すのは仕方がない、でも行動に関してはそれなりの自由もある。すばるはどっち。

 昨夜は雲が多くて観望断念。今朝は鰯雲があるものの天高く青空が広がる。布団を干し弁当を作り配達して、Aさんちに寄って水を分けて貰い帰宅。葉月は本日までで明日からは長月だ。枇杷葉のどの枝にも苞が鈴生りであり、中には綻びかけてもいる。薔薇の茎を出窓の方に伸ばせて絡ませ、駐車場の路と玄関の所を掃いておく。明日は塩換えなので準備をしておく。

 烏が賑やかである。百舌も雀も枇杷葉に飛来して虫を啄んでいるのか、葉を齧っているのか?羽音も大きくびっくりさせる。冬になったら捕獲するぞ!焼き鳥したら脂が乗っていて実に旨い。鴫等は塩焼きが最高よ。飛んで枇杷葉に止まる鳥の群れ。蛙もそろそろ冬眠をするのがいて、全体の色が土に紛れるように変わっているのが見える。青いのは日向ぼっこ中です。

 フェンスに絡ませているので、一面花が咲き乱れている。道路側から見れば見事な景観ですが、この後あっけなく枯れた。
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