第3巻は、Kingsportにあるredmond collegeでの4年間の学生生活、4人の友達との共同生活、各々の恋愛と結婚である。なんといっても面白かったのは、4人の共同生活。生き生きとした描写に学生時代を思い起こさせてくれる。金持ちで美男のRoyにAnneは惹かれる。4年間の大学生活が終わったとき、RoyはAnneにプロポーズするが、Anneはこれを拒否する。
Avonleaに帰ると、Gilbertが腸チフスにかかり瀕死との知らせを受ける。Anneは、初めて自分が愛しているのはGilbertであるということが分かる。最後にAnneはGilbertのプロポーズを受けいれる。AnneとRoy、Gilbertの会話に深まりがなく、薄い。Montgomeryの実体験と小説が交じり合っているので、筋の展開に無理が生じるのだろうか。
第3巻まで読んできて、第1巻が最高、第2巻もまあまあだったが、第3巻は余り面白くなかった。大人になると、話が現実味を帯びてくるので、実生活と同じように面白くなくなってしまうのだろうか。