仕事を終えてから、新大阪にある村松楽器へ行った。用件は昨年の12月に買ったフルートの6ヶ月点検である。最初に、どこか悪いと思うところはありますか、と尋ねられる。毎日演奏しているので、どこといって調子の悪い所はないと答えた。1時間ほどで点検は終わるので、待つしかない。フルートの楽譜やCDを見て待つこと1時間30分ほど。呼ばれたので行ってみると、右手の部分の軸が曲がっていて、上手く合っていないので、分解して調整したとのことだ。「へーっ」と驚くしかない。
家へ帰り、フルートを鳴らしてみると、「なんと!」右手指で押さえる、E Fの音が実にスムーズに鳴るではないか。これまで、E、Fの音外しは、自分の実力のなさと諦めていたのだが、そうではなく、楽器の不具合だったとは!フルートは本当に微妙なものであることを、思い知った。6ヶ月点検はやってくださいよ、といわれた意味がようやく分かった。車も、フルートも点検第一だ。