今日の明け方は曇っていたが、だんだんいい天気になり、快晴になってきた。朝6時の外気温は0度、室温13度、湿度42%だ。
今日はハイキングに行くので、朝食は、しっかり食べておこう。
「八ヶ岳ポレポレクラブ主催のハイキングが地元であるので、参加されては」という連絡がアルビオンさんからあった。分かりましたと返事し、待ち合わせの時刻に、北甲斐亭駐車場へ行くと、30人を超えるウォーカーが集まってきた。今日のハイキングコースは清里樫山に伝わる「三社」を巡る。この辺りは昔は「風切りの里」と呼ばれる、清里では古い歴史のある村である。「風切り」とは防風林のことで、今でも樹齢何百年という赤松が生えている。かつて清里はこの辺りが、言わば「繁華街」で、清泉寮生みの親ポールラッシュさんも、この村の理髪店を使っていたという。
三社とは、日吉神社、風の三郎社、八ヶ岳権現社のことを言う。日吉神社には晴天の祈りを、風の三郎社には暴風雨除けを、八ヶ岳権現社には雨乞いをそれぞれ祈願するというものだ。地元の組(10人単位)で毎年7月1日から10月31日までの間に代表者が代参したという。そんな風習が無くなってもう60年ほどになる。
まずは、五幹の松(赤松の巨木)がある八ヶ岳権現社へ行く。深まりゆく里山が美しい。
その後、萱葺きの民家の横を通過する。そこからの赤岳の眺めがいい。
続いて、毎年5月に御神楽がおこなわれる、日吉神社に着いて休憩した。杉の巨木が茂っていて、あたりはひんやりしている。次は、風の三郎社、ここは私も全く知らなかったので、今回初めて案内していただいた。
畑の奥に小さな社があり、そこに、本当に小さな祠が祭られていた。その祠の横に「風」という字が彫られているとのことだが、ほとんど分からない。
その後、「木の橋」を渡る。ここには懐かしい田舎の雰囲気が残っている。
そこから、15分ほど急坂を登ると、いつもお世話になっている地元のAさんのお宅の前に出てきた。
そこから、かつて第2次世界大戦中に軍の命令で松の木から油を採取したという「松根油採取跡」を通り、出発点の北甲斐亭に戻ってきた。
今日は本当にいい天気で、暖かく、風もなく、山々の眺望に恵まれ、参加者一同大喜びだった。私は、そこで散会させていただく。
アダージョの森に戻り、深まりゆく秋の庭の風景を味わった。オオモミジがようやく赤くなってきた。夕方の庭の木漏れ日も美しい。
部屋に戻り、フルートの練習をする。まずは音出し。中音のドから半音ずつ下がり低音のドまで。その後、中音のド~高音のドまでできる限る澄んだ音をと心がける。
「毎日の練習」NO1はパターン2テンポ88でやる。これは一番やり易いパターンなので、フルートの構え、音の響きにも注意する。その後、バッハBWV1033番Andanteを何度か繰り返して、フルート練習を終える。
今日も買い物に出かけていない。既に、牛乳、ワイン、は枯渇している。幸いなことに、冷蔵庫には先日作っておいたチキンの香草漬けが残っていた。今夜はそれを少しアレンジし、「ドライトマト仕立てソース」をかけて食べよう。
夕食前に入浴すると顔がひりひりしている。少し日焼けしたようだ。風呂上りにビールをグイっと飲む。ハイキングで少し疲れた身体に沁み通って行くのが心地よい。その後、チキンを頬張る。これもなかなかイケルではないか。