フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

薪(たきぎ)集め

2010-11-13 | 薪ストーブ・焚火

今朝の八ヶ岳は曇っている。外気温は1度、室温16度、湿度40%で少し暖かい。

今朝の食事は、野菜中心の素朴なものである。良く言えば、身体にいいということかな。

朝食後、フルートの練習だ。いつも通り、音出しから始める。澄んだ、芯のある音を出す気持ちで吹く。「毎日の練習」NO1は、テンポ88パターン8でやる。唇、指、腕、肩の力をできる限り抜く。バッハのフルートソナタを少し吹いてみる。ブレスの場所が難しい。滑らかな、情感ある演奏を心がける。


その後、庭に出る。空が曇っているのですこいうっとうしい感じ。木々は葉を大分落としている。

今日は、庭にある薪(たきぎ)を集めよう。春に東京電力が電線にかかる樹木を伐採に来た時、太い幹は120センチにカットしていただいた。それらは、薪となって40センチに切り揃えて薪小屋に並んでいる。

問題は、太い幹以外の中太・細い枝で、、庭のところどころに山のように積み上げられたままになっている。今日は、それらを、家の軒下に運ぶ作業をやる。柴を抱えて坂を上ってくるので中々の労働だ。直ぐに額に汗がにじんできた。1時間ほどかかって、柴の山が出来上がった。

作業をやっていた思ったのは、木があって伐採しても、薪にはならないということ。それを、山から運び出し、家まで運んできて、40センチぐらいの丸太にカットし、それを割り、軒下や薪小屋で乾燥させる。これだけの作業があって初めて薪になる。
それと、薪というのは、何もJマートで売っているような束になっているものだけではない。店で売っていないような細い枝でも十分薪になる。直ぐに燃え尽きるので、どんどんストーブに放り込む作業が面倒臭いだけである。

また、我が家では薪ストーブ用の「着火剤」は一切使っていない。森から拾い集めた細い枝が十分その機能を果たしてくれる。というより、細い枝に火を付けて薪を燃やす方が、実感が湧いて面白いのだ。そうこうして午前中の作業を終える。

午後は、フルート練習をしよう。今日は八ヶ岳フルートアンサンブルの練習日なので、練習の遅れを取り戻す必要がある。まず、「トランペット吹きの休日」を何度かやる。テンポよくスタッカートをきかせよう。2、3か所詰まってしまうところがあるので、そこを繰り返す。
次は「What's New」。この曲は、なかなか全体の曲の感じが掴みにくい。まあ、こういう感じか、と割り切る。相変わらずボサノバのリズムに乗れないが、それでも、少しはましになったかな。
「カルメン」も全8曲を流した。やはり序曲が難しく上手くいかない。トリルが鳴らないのが問題だ。その他の曲も、難しいところがあるので、大変だ。一通りやって、フルート練習を終える。

ヤマユリの種が実っていたのを思い出した。飛び散ってしまう前に、種を播いておこう。どこにどのように播けばいいのか全く分からないが、日当たり、水分などを考えて、色々の所に播いてみた。

その後、八ヶ岳フルートアンサンブルの練習がある原村中央公民館へ。清里から車で行くと、約50分ほどかかる。6時10分ほど前に会場に着いた。今日の参加者は、13、4名だ。最初は、コンサートのチケットとパンフレットの配布(一人10枚)、当日の役割分担、パートの割り付けなどの打ち合わせを行った。

練習は、まず「トランペット吹きの休日」から始める。自宅練習で引っかかったところは、やはり上手くいかない。次は「カルメン」NO6とNO7をやる。私が、NO6を皆さんと合わせるのは、今日で2回目だ。先生がアーティキュレーションについて説明したのを聞いていたら、「譜面にメモをしてください」と注意される。NO7は有名な間奏曲。曲の最後の終わり方の練習を何度かする。

「What's New」は、練習していったものの、皆さんと一緒にやると、やはり付いていくのがしんどい。「テンポが合っていません。家でメトロノームで練習してきて下さい」
と指摘を受ける。次は、「見上げてごらん夜の星よ」をやる。私は、この曲は、今日初めてだ。再度、参加者のパートの割り付けと確認を行った。8分音符はスラーをかける、後1か所タイをかける、などの指示があった。

8時15分に練習が終わった。8時20分に原村公民館を後にして、真っ暗な夜道を車で走る。小渕沢までくれば、人家が多くなりホッとする。アダージョの森近くに来ると、鹿が10頭ほど畑の中にいた。家に帰り付いたのは9時10分。50分かかった。

その後、遅ればせながら、夕食とする。