日々のあれこれ

現在は仕事に関わること以外の日々の「あれこれ」を綴っております♪
ここ数年は 主に楽器演奏🎹🎻🎸と読書📚

棚卸前

2008-04-06 01:21:40 | Weblog

遂に来た!朝が来た! 棚卸しの朝だ。

半年ぶりだ!私にとっては、二度目の棚卸し。

ここで働き始めて、8ヶ月が過ぎた。

8時35分に職場に到着。ちょっと、まだ、早いけれど、まあ、いいか。

山崎パンのトラックの陰から南副店長が、ひょい!っと、現れた。突然だったので、ビクっとしたが、おはようございます、というと、

おいっす」と、入学したての小学生のように、元気よく答えた。こういう特別な日に、一番張り切るのが、副店長だ。

それゆえ、熱血教師タイプだとか、モーレツ副店長と呼ばれるのである。

プラットホームから、御店の中へ入ろうとすると、康永君が台車に入荷商品を積んでいるのが見えた。

「おはようございます・・・」

といいながら、思わずニッとしてしまう。

よお~康永君、張り切って、仕事してるねえ~

と、声を掛けたい気もしたが、すぐ背後には、南副店長がいるので、やめておいた。前日の、「灰色勤務表。。。一人だけ8時出勤」ストーリーがよみがえる。

何故、こうも、このスーパーには、オモシロネタが転がっているのだろう??

棚卸しの日は、全員出勤。

グロッサリー担当者、10番まで!」

という南副店長の店内放送で、全員バックに集合した。

副店長は、全員集まったところで、クルリと後ろを向き、名前札が相撲部屋のように、ズラリと並んだ白板を見ながら、名前札順に、名前を読み上げた。

矢木さん」

はい

岸辺さん」

は~い」

カト君」

ハイ

鈴木さん」

私は、一瞬、考えた。

YesHere I am( はい、ここにいま~す

と、英語で 答えるか否かを・・・。

だが、棚卸し前から、副店長の顔を引きつらせてはいけないと、思い、

おとなしく、「は・・・い」と、お答えしておいた。

副店長の方も、何かを予感したらしく、私の前までは、

一定のリズムで出席を取っていたのだが、私の名前を呼んだあと、二、三秒の間があった。

鈴木さん」

は・・・い」

・・・(えっ・・・と・・・ 次は・・・そう、気を取り直してっと) 末永さん!」

はい」

無事、最初の難関?出席が終了し、いよいよ棚卸しの説明が始まった。

今日、一日の流れを説明します。まず、今日の入荷商品に、あたること。次にカー・トラックの整理・・・」

CAR TRACK??? 車トラックの整理って、なんじゃいな?

気付いた時には、副店長の説明を中断させ、「CAR TRACK・・・って、なんですか?」と、聞いていた。

すると、副店長は、長台車を引っ張ってきて、台車の底の部分を左から右へと指し示し、

「カート・・・」

次に、上の部分へ移行し、

「ラック」

と、言った。

これを動作付きで、なんと、二回も、

カート・・・ラック・・・」

と、デモストレーションをご丁寧にやって見せてくれたのである!

カートは、押し車。ラックは入れ物。

合わせて、カートラック。すなわち、長台車のことだ。

カー ・ トラック・・・ではなくて、

カート ・ ラックだったのね!

何処で切るか(もしくは息つぎするか?)で、随分イメージするものも、変わるものだなあ。

朝から、副店長に英語を教えてもらったのである。

もう、副店長ったらあ~。最初から日本語で「長台車」と言ってくれたら分かったのに。イングリッシュで言うもんだから、分からなかったわ~。

 

さて、その後、いよいよ本題に入り、今回から、新システムが導入され、先ほど話題になった、カートラック(長台車=各、部門の在庫置き場)に番号がつけられることになったという。

課会が終了し、荷出しも終わる頃には、

副店長が、順番に、「棚卸し20番、21番・・・60番」まで、台車に貼っていった。私の乾物の台車には、21,22,23番の紙が貼られた。

そのお隣は、矢木さん担当、調味だから、24番。

岸辺さんは、言った。

「私のは、30番だから、私、30歳よ!あら・・・矢木さんは、24歳。私より、若いわねえ」

矢木さんは、グロッサリーでは、一番先輩で、今年還暦なのだ。

24歳と聞いて、矢木さんも、まんざらではないらしい。

ニコニコ (^_^*)

南副店長の、あの一言を聞くまでは・・・。

(ニッ)余命、24年・・・」

・・・・絶句」矢木さん)

岸辺さんは、必死に、「副店長が店長になって、この店に戻って来たときには、矢木さんも、私も毎日ここに杖ついて、通うよ。あの二人、又、来てる!!って、煙たがられるかもねえ・・・はっ・・・はははっ」

すると、副店長は、「ふっ、ふっ、ふっ・・・」と、背中と肩で笑い、

「その時は、やさしく接客してやるよ!」

南副店長、ちょっと、キザなセリフです。

にやりと笑う副店長に見送られ、私達、グロッサリー女史5人は、お昼の休憩に入ったのであった・・・。

ああ~お腹すいた!

 

 続く・・・

Comments (3)
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