棚替えの時期。
先日、店長を売り場で引っ張り回し、「発注しても、これも入荷されません、あっ、これも、あれも、それも・・・」
花園バイヤーに電話で問い合わせてから約一週間が経つが、返答がない事を店長に告げると、
「どの商品?4月でバイヤーも頭、いっぱいいっぱいだと思う」と、言いながら、同じく多忙な店長が時間を割いてくれた。
結局、それらの商品は、すべて棚替えの為、終売。
土曜日の午後は、棚替えをし、半額処分品に値段を付け、いよいよ苦手の特殊パソコンの前に いそいそと座った。
どーか、無事、売価変更できますように・・・。
緊張した面持ちで、初期画面から、ひとつ、ひとつ、3秒もかけてクリック・・・。
とうとう、最後の画面に到達した・・・みたい。
反映させて、一旦終了。
不安なので、もう一度、確認してみると、
わあ~お!ちゃんと、半額になっている!
画面には、 「未」 (未登録の略だと思う、多分)
ではなく、ちゃんと、 「実」 (恐らく、実行の略でしょう^^)
と、表示されていた。
わ~い! わ~い!
どうにか、出来たみたいね~!
最初の一個は、無事、終了。
あと、残り いくつだっけ・・・と?
ん??
あれは???
私は何気なく、バックの通路へ目線を向けた。
遠くから、とても静かな足取りで、誰か歩いてくる・・・。
その人は、とても、とても、西村チーフに似ていた。
でも、西村チーフがここに居るわけないし・・・。
まだ、勤務時間中だし・・・。
私ったら、亡霊でも見てるんだろうか・・・。
西村チーフと南副店長が居なくなってから、毎日バタついている。今まで、どれだけ二人に頼っていたか、思い知らされた。
あれから一週間。
そろそろ西村チーフの幻を薄暗いバックで見てしまっても、おかしくない頃だ。
特に今は、苦手のパソコン画面から、ちょっと目を離したばかり・・・。目が疲れているのかも?
それに、たとえ本物のお化けだったとしても、西村チーフの亡霊なら大歓迎だ。
岸辺さんに、自慢しよう・・・っと。
・・・と、その時、
「こんにちは~」
ぼっ・・・亡霊じゃない!
亡霊は、喋らない!
「にっ・・・西村さん・・・???」
「これを取りに来たんですよ・・・」
ほっ・・・本物だ!
亡霊ではない!
紛れもなく、本物の西村チーフ!
余りにも突然で、しかも、全く予期せぬ事で、ぼお~~~っとしている私。
えっと、カトちゃんは・・・?
私が言うまでもなく、西村チーフはカトちゃんを探しに売り場へ行った。
再びバックへ戻ってきた西村チーフは、笑顔で、
「久しぶりですね!忙しいですか?」
「はい」
と、私。
「そうですよね・・・」
と、チーフ。
さっきまで忙しかったけれど、たった今、西村チーフが現れたことで、突然、暇になりました!と、どうして言わなかったんだろう。後悔。
ブログへのコメントありがとうございました。
みんなへのメッセージ、ホントは教えてあげたいけれど、やめておきました。
実際にお会いしたら、話したいことは たくさんあった筈なのに、「忙しいですか?」「はい」と、マヌケな返答をしただけで終わりました。
しかも、亡霊でも見てるかなあ・・・と、終始、ぼ~~っとしたまま・・・。
馬鹿・・・。
最後に挨拶して帰って行く西村チーフをパソコンの前に座ったまま、見送りました・・・。
やはり、気分は夢の中。
その後・・・。
ルンルン気分でバックへ来たカトちゃんは、
「西村さんと、さっき、ブログのこと話したけど・・・。
西村さん、絶賛してましたよ!!面白いって!」
嬉しい事に カトちゃんは、絶賛に力を込めた。
書き手として、それは、とっても嬉しい。
そして、さくらを思い出し、みんな元気で頑張っている事を西村チーフに知ってもらえたら、尚更嬉しい。
「ほんと、面白いんですって!南副店長も、読んだら絶対笑うって!ところで、棒ら~めん、安見店に振り替えるんですか? 確か、返品するって言ってたと思ったけど。
安見店に振り替えってブログには書いてあったから・・・。
こないだ、乾物のバイヤーを 「花園さん」って呼びそうになったんですよ!本人に!「花園さんって、誰???」・・・ってことになるとこでした。危なかった・・・」
実は、私も何度、
「西村チーフ!」
「前の副店長、南さん?いや、西さん?いや、東さん?
東西南北のいずれかが本名だけど、どれだったか忘れた!」
・・・という事になったか。
本社に電話して、ニックネームの「花園課長」を呼び出しそうになったこともあるんだな、これが。
ファックスを送る時も、
「花園課長行」
と、書きそうになったりして・・・。
まさか、カトちゃんまで・・・。
話を聞いて、びっくり!(^0^)
ブログにハマってしまいました・・・ね!?
最後に西村チーフ、ご訪問、ありがとうございました!