日々のあれこれ

現在は仕事に関わること以外の日々の「あれこれ」を綴っております♪
ここ数年は 主に楽器演奏🎹🎻🎸と読書📚

さくらのアイドル南副店長

2008-04-18 11:46:06 | Weblog

2007年3月28日。晴れ。 南副店長と仕事をする最後の日。

ほんの二、三日前まで枯れ木に堅いツボミがつき始めたかな・・・?程度であったはずなのに。

この二日間の暖かな春の日差しをいっぱいに受け、一気に桜の花が開き始めた。

毎年、この近辺へは図書館と公園へ子供を連れてくる為に通ってきた。桜吹雪を追いかける子供の写真を撮りながら、きゃあきゃあ笑ったものだ。

あれから一年後、この、とあるスーパーさくら通り店に勤務するようになるなんて、当時は思いもしなかった。

しかも、こんなに たくさんの人達と出会い、今、迫りくる「お別れ」を惜しんでいようとは・・・。

おはようございます!」

売り場で南副店長を見つけた私は、ちょっと意識して、にこやかに(^^*)挨拶した。

おはようございます!」

ここ最近、副店長が突然現れビックリさせられる事が多かったが、今日は笑顔で挨拶できてよかった!

今日は乾物の入荷日及び、発注日だ。

矢木さん、ハマグリ君、高田さん、岸辺さん、康永君が朝から出勤。

「今日が最後なんですよ、私。。。」

売り場で荷出しをしながら高田さんに そういうと、

「ええっ!?!?

と、いう反応を見せたので、こちらが驚いた。

だから。。。最後なんです、南副店長と一緒に仕事するのは」

高田さんは大きく深呼吸し、

なあんだ。鈴木さんが今日で辞めるっていうのかと思った。

俺も最後よ、副店長と仕事するの。明日、俺、休みだから」

じゃ、一緒ですね、私と・・・」

社員はグルグル回るからね!又、いつか、一緒になるよ!」

いつか・・・ねえ。

それって何年先の話なんだろう。

「半年に一度は異動の発表があるんだから!秋よ、秋」

と、私の心を見透かしたように高田さんはいった。

カレー粉を出していると、ハマグリ君も他のメーカーのカレー粉を出していた。

俺も、今日が最後ッすよ、副店長。俺、このう店でも一緒だったすよ、副店長と。今回、初めて、離れるけど・・・」

私が一番ヘマばっかりして、迷惑かけたし、お世話になったもんね」

そんなことないっす。俺も一緒っすよ」

「色々なことがあったけど・・・。(ハイジに納豆事件各種)色々あっただけに、居なくなるとなると、寂しいね

早朝早番だったハマグリ君は、私より2時間半早く上がった。

バックへの扉の前で、副店長に照れたように最後の挨拶をするハマグリ君の姿を荷出しをしながら見ていた。

バックへ行くと、南副店長が、鈴木さん!と、元気よく呼んだ。

思わず つられて、「はいっ」と、力を込めて返事した。

「このスルメ・・・。こんなところから、出てきたんよ」

何故か、岸辺さんの生活良好シリーズのお菓子の台車の近くに「スルメ」の箱が積まれていた。

「何で、こんなところに・・・?」

「俺も、さっき気付いたんよ」

荷台に下ろしながら、すぐ隣に居た南副店長に、言った。

「いつ、挨拶出来るか分からないから(バタバタしていて・・・)、今、挨拶しておきます。

お世話になりました。私が一番、副店長に迷惑かけて、しかもお世話になってると思う」

作業する手を止めて、そういうと、南副店長は

「いやいや・・・そんな・・・

と、照れ笑いした。

私、日本で働くの、十数年ぶりだったんですよ!オーストラリアから数えても四年。最初は、どうなることかと思ったけど・・・。上司が南副店長や・・・そして店長や、西村さんじゃなかったら、きっと、続かなかったと思う。」

長く勤めて欲しいから・・・。

店長を助けてあげて下さい」

副店長は、最後に、そういった。

店長を助ける・・・? 一番、ひよこの私が・・・?

それは、出来ない相談だな。

副店長のセリフを聞いた直後は、私が店長を助けるだなんて、おこがましくて、そう思った。

もう少し、私が使い物になるまで、ここに居て欲しかったです・・・。

それでも・・・。私に出来ることを一生懸命やっていきたいです。

最後に見た南副店長の春の日差しのような笑顔。

私、きっと、一生忘れません。

南副店長、心からありがとう!

そして、一日も早く、店長になって「さくら通り店」へ戻って来てください。

矢木さんも、岸辺さんも、皆、定年を70歳まで延長して南店長として戻って来てくださる日を待っています。

「矢木さんの余命、23年」

と、棚卸の日、言ってましたね!

あのテのジョークがもう、聞けないのかと思うと、残念でなりません。

安見店の皆様、さくら通り店のアイドル、南副店長をどうか、宜しく、お願いしますね!

SEE YOU AGAIN  

 

 

 

 

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笑ってバイバイ*^-^*

2008-04-18 01:09:02 | Weblog
ふなさんから昨夜、届いたお便りを紹介します。
素直に「感動」しました。
大先輩のお言葉を今回、異動する皆さん、そして、送り出す皆さんにも届けたくて、ここに掲載することにしました。
 
 そして、もう一つ、昨夜、カト君から届いたメール。
「南副店長と西村さんが居なくなる分、店長と、車さん(カトちゃん命名)、川石さんと僕で頑張っていきます」
 
カトちゃん、すでに前を向いている!
頼りにしてます!
 
副店長から頂戴した最後の言葉は、
長く勤めてほしいから・・・。
店長を助けてあげて下さい」
でした・・・。
 
副店長、本当にお世話になりました。
新天地でも、今までと変わらず元気で笑顔でいてください。
頑張ってください、とは言いません。言わなくても頑張る人だと分かっていますので・・・。
 
過労死しない程度に・・・ね。
 
鈴木鈴子
 
PS ストーリーは、明日以降、更新します。
 

異動

今夜は即レスです(^^ゞ
異動の話になると妙に共感を覚える所が有るのでね。
お二人の上司とも皆に慕われながら異動するなんて、男冥利に尽きるものですよ。

ブログ読みながら、ふなも何回異動したか数えてみた、合計9回だった。
左遷で無い限り、異動は昇格を伴うから、本人には悪い事ではないんですね。
違う支店や部署でどれだけ通用する人間か試される場でもある。
そこで実績を積めば更に規模の大きい店に行って、管理スパンが広がる。
最後には本社勤務になって全店を統括するようになるのが、一般の会社の昇格パターンでしょうね。

ふなは60才の時、請われて180度異業種の会社に転職したんだ、そのまま元の会社にも居られたけど、どれだけ自分が別世界で通用するか試してみたかったので…だから10回目は異動じゃなく、転職だった。
これは本当に苦労したけど、持つべきものは人脈で、元の会社時代に培った様々の取引会社関係の人脈に支えられて、期待された以上の実績を挙げる事が出来ましたよ。

ずっと手伝って欲しいと頼まれたけど、62才できっぱりと勇退、後は自分のための人生に取って置きたかったんでね…(^^ゞ

きっとそのお二人もそれだけ人望が有るのなら、成功すると思います。
そう思って、すずちゃんもちょっと悲しいかもしれないけど、喜んで送り出してあげてください。
すずちゃん自信もシドニー時代の持ち前の明るさで、また仕事を続けて下さいよ。
 
ふなさん、ありがとうございます。
このメッセージを事前に受け取っていなければ、泣いて送り出していたかもしれません。
最後に、副店長の笑顔が見れて、良かったです。
明日はお休みなので。。。
明後日から、又、頑張ります!
 
追伸:
ここに掲載している記事は、昨年、2007年3月に書かれたものです。出版社用に立ち上げたブログなので、実際の日付とは違いますが、ご了承ください。
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