千 葉 日 報 2018年(平成30年)8月16日(木曜日)
終戦から73年 平成最後の戦没者追悼式(NHKのHPより)
終戦から73年を迎えた8月15日(水)およそ310万人の戦没者を慰霊する政府主催の全国戦没者追悼式が東京の日本武道館で行われました。
平成最後となる式典には、全国から遺族の代表など6500人余りが参列しました。
天皇皇后両陛下が菊の花で飾られた式壇に着かれたあと、安倍総理大臣が「戦争の惨禍を二度と繰り返さない。歴史と謙虚に向き合い、この決然たる誓いを貫いてまいります。争いの温床となるさまざまな課題に真摯(しんし)に取り組み、万人が心豊かに暮らせる世の中を実現することに不断の努力を重ねてまいります」と式辞を述べました。
そして、参列者全員で1分間の黙とうをささげました。
続いて天皇陛下のお言葉を賜りました。来年4月の天皇陛下の退位を前に両陛下が追悼式に出席されるのはことしが最後となります。
このあと遺族を代表して昭和19年8月に北マリアナ諸島のテニアン島で父親を亡くした宮城県石巻市の鈴木喜美男さん(75)が「遺品となった戦地からの便りは東日本大震災
により流失してしまいましたが、父の生きた証しを伝えていくことは、遺族としての役割と考えております。再び悲惨な戦禍を繰り返すことなく、世界の平和、命の大切さを
しっかりと後世に受け継いでいくため、たゆまぬ努力を続けることをお誓い申し上げます」と述べました。
式典ではこのあと、参列者の代表が式壇に菊の花を手向けて戦争で亡くなったおよそ310万人の霊を慰めました。
式典会場の日本武道館 全国戦没者追悼式式典斎場
最後の追悼式に臨まれる天皇・皇后両陛下 標柱に礼を捧げる天皇・皇后両陛下
正午の時報に合わせて黙祷を捧げました 全国から遺族の代表など6500人余が参列して黙祷を捧げました
オーケストラの演奏による「君が代」斉唱 千葉県代表200余名中の一部の参列者の皆様
天皇陛下のお言葉全文(NHKのHPより)
本日、「戦没者を追悼し平和を祈念する日」に当たり、全国戦没者追悼式に臨み、さきの大戦においてかけがえのない命を失った数多くの人々とその遺族を思い、深い悲しみ
を新たにいたします。
終戦以来既に73年、国民のたゆみない努力により今日の我が国の平和と繁栄が築き上げられましたが、苦難に満ちた往時をしのぶとき、感慨は今なお尽きることがありません。
戦後の長きにわたる平和な歳月に思いを致しつつ、ここに過去を顧み、深い反省とともに、今後、戦争の惨禍が再び繰り返されぬことを切に願い、全国民と共に、戦陣に散り
戦禍に倒れた人々に対し、心から追悼の意を表し、世界の平和と我が国の一層の発展を祈ります。
終戦から73年を迎えて遺族の高齢化が進み、参列した遺族の78%は、70歳以上となり、参列した戦没者の妻も13人にとどまりました。
そのひとりで、最年長の参列者でもある東京 練馬区に住む102歳の芹ヶ野春海さんは昭和20年6月に沖縄本島で、結婚してまもない夫の博さん(当時31)を亡くしました。
芹ヶ野さんは「戦争は絶対やってはだめだ。自分もとても悲しい思いをしたし、みんな困っていた。人生でいちばん嫌な記憶です」と涙を流しながら話していました。
また、戦争の記憶を受け継いでいこうと、18歳未満の若い世代合わせて121人が式典に参列しました。
今年は平成最後の追悼式として記念の式典になりました。
参列者の妻のお立場のお方はお元気なお姿の102歳の芹ヶ野春海様を含めて13名の参列、遺族の78%が70歳以上と報道されました。
その中で「18歳未満の若い世代が121名参列」の記事に励みを頂きました。
しかし献花を行った方、壇上でお手伝いをされたお子様たちの人選は?の疑問も生じました。是非、千葉県にもお声をかけて頂きたい!と思いました。
私は、昨年参列させて頂きましたので今年は参列致しませんでした。
今まで参列できなかったお方を中心に初めてのお方にも参列していただくことができました。
参列されたお方から全員無事でしたと伺い、暑い中お疲れ様を申し上げました。未熟な記録ですがご覧いただきまして有り難うございました。