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山内玲奈さんの詩 「本当の幸せ」 の全文を保存させて頂きました

2019年06月25日 22時15分37秒 | 遺族会(各追悼式・戦争証言などを含む)

  令和元年6月23日 沖縄慰霊の日 = 平和の詩の朗読のご紹介

沖縄県主催の沖縄全戦没者追悼式に於いて、糸満市立兼城小学校6年の山内玲奈さん(11)が詩の部門、応募総数1097件から選ばれて朗読されました
平和の詩「本当の幸せ」の全文を保存させて頂きました。

       
       青くきれいな海
       この海は
       どんな景色を見たのだろうか
       爆弾が何発も打ちこまれ
       ほのおで包まれた町
       そんな沖縄を見たのではないだろうか


       緑あふれる大地
       この大地は
       どんな声を聞いたのだろうか
       けたたましい爆音
       泣き叫ぶ幼子
       兵士の声や銃声が入り乱れた戦場
       そんな沖縄を聞いたのだろうか

       青く澄みわたる空
       この空は
       どんなことを思ったのだろうか
       緑が消え町が消え希望の光を失った島
       体が震え心も震えた
       いくつもの尊い命が奪われたことを知り
       そんな沖縄に涙したのだろうか

       平成時代 私はこの世に生まれた
       青くきれいな海
       緑あふれる大地
       青く澄みわたる空しか知らない私
       海や大地や空が七十四年前

       何を見て
       何を聞き
       何を思ったのか
       知らない世代が増えている
       体験したことはなくとも
       戦争の悲さんさを
       決して繰り返してはいけないことを
        伝え継いでいくことは
       今に生きる私たちの使命だ
       二度と悲しい涙を流さないために
       この島がこの国がこの世界が
       幸せであるように


        お金持ちになることや
       有名になることが
       幸せではない
       家族と友達と笑い合える毎日こそが
       本当の幸せだ
       未来に夢を持つことこそが
       最高の幸せだ

       「命どぅ宝」
       生きているから笑い合える
       生きているから未来がある

       
       令和時代
       明日への希望を願う新しい時代が始まった
       この幸せをいつまでも

山内玲奈さんの素晴らしい詩を6年生の孫と学ばせて頂きたく保存させて頂きました。
 
コメント (2)
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