2022年8月9日(火) 長崎原爆の日 平和祈念式典始まる 過去最多の83カ国が参列
2022年8月9日(火)被爆77年の長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典が行われた。
式典には米英中仏印、イスラエルの書く保有6ヵ国など過去最多の83ヵ国が参列。ロシアとラベルーシは「不測の事態の回避」を理由に招待していない。
新型コロナウイルス感染防止のため、規模を半分以下に縮小して開催される。午前11時2分、原爆投下の時刻に合わせて参列者が1分間の黙祷を捧げた。
長崎市原爆資料保存委員会の調査によると、長崎に投下された原爆によって1945年12月までに7万3884人が亡くなり、7万4909人が負傷した。
今年の式典では、この1年間で死亡が確認された3160人の原爆死没者名簿が奉安され、奉安者の累計は19万2310人になった。
平和祈念式典会場
式典は被爆者でつくる合唱団「被爆者歌う会 ひまわり」は指揮者の寺井一通さん(73)作詞・作曲の「もう二度と」を平和祈念式典のステージで声を響かせた。
式典での披露は3年ぶりだが、今回で最後。戦後77年が経ち、会員の高齢化もあって決断した。前奏に続き「聞こえていますか 被爆者の声が」と思いを乗せた。
会員の中で最年長の宇木和美さん(89)=長崎市=は、ステージのほぼ中央で真剣な表情で歌った。12歳の時に自宅で被爆。けがはなかったが、同級生や先生を亡くした。
「自分の意思とは関係なく、一瞬で命を奪う」戦争を憎んできた。(以上はネットより)
戦後77年が経ち、会員の高齢化もあって「もう二度と」は今回が最後の発表に残念!
式典の司会は 海星高校の山下咲子さんと今道和奏さんが立派に務めました
この1年間で死亡が確認された3160人の原爆死没者名簿が奉安され、奉安者の累計は19万2310人になりました
「献水」小学生・中学生・高校生・被爆者代表・遺族代表者が水を求めて亡くなった犠牲者にお水を捧げました
「長崎の鐘」
午前11時2分「長崎の鐘」と共に原爆投下の時刻に合わせて参列者が1分間の黙祷を捧げました
「長崎平和宣言」
「長崎平和宣言」長崎市長 田上 富久氏
「魂の叫びが聴こえますか」「全身全霊で訴える叫びが聴こえますか」と下半身不随になられた被爆者 渡辺千恵子様のご紹介をされました
「平和への誓い」被爆者代表挨拶 宮田 隆様(82歳) 国際連合事務次長兼軍縮担当上級代表 中満 泉様
長崎県雲仙市在住の宮田 隆様(82歳)のお言葉を一部ご紹介。「ウクライナに鳴り響く空襲警報のサイレンは、あのピカドンの恐怖そのもの」。
ロシアの侵攻を受けるウクライナとあの日の長崎を重ねて訴えた。当時5歳だった宮田さんは、爆心地の南東約2・4キロの長崎市立山の自宅でビー玉で遊んでいた時に被爆した。
爆風で玄関口まで飛ばされ、気がついた時は、自分を抱く母の胸の鼓動が聞こえた。
国際連合事務総長 アントニオ・グテーレス氏のお言葉を中満泉国連事務次長・軍縮担当上級代表が代読されました一部をご紹介。
この活力に満ちた長崎の街に原子爆弾が大惨事をもたらしてから76年が経ちました。
本日、長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典におきまして、私がご挨拶できますことを感謝いたします。そして、犠牲になられた方々に謹んで哀悼の誠をささげます。
被爆者の方々の私心のない行いにいつも畏敬の念に打たれます。計り知れない悲劇に直面しながらも被爆者の皆様が示した勇気こそ、人類の希望の光です。
被爆者の方々が力強い証言を語り続けてくださっていることに、心から感謝申し上げます。
PCの不具合が生じご紹介がただ今になりましたが「被爆77年の長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典」に心からの哀悼の気持ちを捧げたく保存させて頂きました。