「ちば文化資産」とは?
千葉県誕生150周年を記念して千葉県内の文化資産のうち、県民参加により選定した、多様で豊かなちば文化の魅力を特徴づけるモノやコトとします。
伝統的なものに限定せず、現代建築や景観等、千葉県の文化的魅力を発信するモノやコトを含みます。(以上は千葉県HPより)
今回は千葉県南房総市千倉町の 「高家(たかべ)神社と包丁式」をご紹介させて頂きます。(以下は高家神社のHPより転載させて頂きました)
今からおおよそ1100年余り昔、時の58代光孝天皇は料理に造詣が深く、天皇の命により様々な料理をまとめて後世に伝えたのが四條流の祖といわれる四條中納言藤原朝臣山陰卿でした。
光孝天皇の時代(平安時代)から朝廷を始め、貴族社会の人々により、宮中行事の一つとして行われてきたのが「庖丁儀式」です。
烏帽子、直垂をまとい、庖丁とまな箸を用い、一切手を触れることなく、鯉、真鯛、真魚鰹などを調理します。
古式に則った所作とその庖丁さばきは、熟練の技。日本料理の伝統を今に伝える厳粛な儀式です。
毎年、5月17日、10月17日(旧神嘗祭)と11月23日(旧新嘗祭)に高家神社境内で庖丁式の奉納が執り行われています。
千葉県南房総市千倉町の 「高家(たかべ)神社と包丁式」をご紹介させて頂きます
高家(たかべ)神社は
南房総市千倉町の小高い山裾に鎮座する神社。
料理の祖神、磐鹿六雁命[いわかむつかりのみこと]を祭る。
醤油醸造・調味料の神として祭られ、今でも多くの調理関係者、味噌醤油などの醸造業者などが参拝に訪れる。
毎年、5月17日、10月17日(旧神嘗祭)と11月23日(旧新嘗祭)に
高家神社境内で庖丁式の奉納が執り行われています。
料理の神様「磐鹿六雁命(いわかむつかりのみこと)」
茅葺きの清楚な佇まいの拝殿の正面奥には内拝殿、祝詞殿、御本殿と続き、料理の神様「磐鹿六雁命」が祀られています。
日本最古の歴史書『日本書紀』(720年完成)にも、記載があるほど歴史のある神様です。
約1,800年前、天皇がこの地域を訪れた際に、磐鹿六雁命が白蛤(はまぐり)を料理し献上したところ、
天皇はそのおいしさに大変喜び、代々子孫は朝廷の料理人「膳(かしわで)」の職を継いだことで料理の神様と言われるようになったとされています。
平安の58代光孝天皇が家臣の藤原山蔭に
鯉の切型を定めなさいと
言われたことから始まりましたと四條流頭取 斉藤 柏鳳さんが語りました
「参考」ネットより
山蔭が仕えた光孝天皇は「君がため 春の野に出でて 若菜つむ わが衣手に 雪は降りつつ」という、「百人一首」の和歌をつくったことで知られています。
皇太子の時代から自炊をし、即位したのちも料理つくりをする趣味があったそうです。
宮中の料理つくりは、身分の低い者がする仕事とされた時代に、天皇みずから厨房作業に従事したとされています。
本焼きの片刃包丁を使って鯉をさばく儀式
千年伝承 包丁式
庖丁式は平安時代初期から宮中行事の一つとして行われていました。
厳粛な雰囲気の中、当時の衣装をまとい、右手に式庖丁、左手に真魚(まな)箸を持ち、古式に則った無駄のない所作と熟練の技をあわせながら、
一切手を触れることなく食材を調理します。
一つ一つの所作や切形にも祝賀や祈願などの意味が込められています。
庖丁式は、日本料理の伝統と精神を今に伝える儀式で、毎年5月17日、10月17日、11月23日に高家神社境内で庖丁式の奉納が執り行われています。
少子高齢化と言う言葉もあるように
その中で包丁式を繋いでいくのは至難の業ですが
しっかりと次の世代に繫ぎて行きたいと四條流頭取 斉藤 柏鳳さんが語りました
遠い昔になりましたが懐かしい歴史倶楽部の旅をご紹介させて頂きます。
千葉実年大学校 歴史倶楽部 平成21年 3月度定例会は、春爛漫の南房総を訪ねます!
青い海、潮の香り、波の音、ストック ・ キンセンカ ・ ポピー等が皆様をお待ちしています!
房総半島の南端、館山市及び南房総市で歴史に触れる旅です。
南房総は奈良時代から始まる歴史の地です。
上記、永井会長様の素晴らしいお誘いのお言葉に魅せられて参加を致し、「高家(たかべ)神社」も見学しましたので懐かしく紐解いてみました。
役員の皆様、その節は大変お世話様になりましてありがとうございました。懐かしい遠い昔に思いを新たにしております。
高家神社に参拝に行ったのは、15年前の2009(平成21)年でした。
千年伝承 包丁式は古式に則った所作とその包丁さばき、素晴らしい映像掲載有難うございました。
千葉実年大学校歴史倶楽部で行った後、何度か行きましたが包丁式には参列できず、
神社に掲載されている写真で見るだけでした。
ブログを観て、高家神社の御祭神を観る事が出来ました.。
醤油醸造・調味料の神として祭られ、今でも多くの調理関係者、味噌醤油などの醸造業者などが参拝に訪れる、
キット盛大に行われたことでしょう!!
永い間、歴史倶楽部会長としてご尽力いただき、千葉県及び近郊の歴史探訪に
参加をさせて頂きましたことに多くを学ばせて頂きました。御礼を申しあがます。
前述のnagai会長のおかげで貴重な多くの歴史探訪ができました。
包丁式は見学したことがありませんでしたので15年前に参りました高家神社に想いを致しました。