汽水空間 ~言葉と次元の力学系へ~

身体で体感する言葉の世界をお届けします(*´∀`)♪

みやすけの詩 欲望

2009年11月04日 | 初期中期の詩
誘惑は破廉恥な夢心地に墜落させる
あなたとの魅惑的な触合いの道楽に
私は一重にあなたの従僕に成り下がり
享楽の饗宴、妖艶の滲む泡沫は
更なる快楽への序の口に消えていく

愛は常に墜落者を呑み込み
悪魔の蔓延った世界の中で
苦しみは無限に溢れる情緒に乱され
そして、混乱が限りの無い祝宴に掻き乱され
あなたの温もりが
私に束の間の安らぎを与えて
そして混沌が、私の脳髄に醜悪な渦を作り出し
とり乱した心、腐敗していく快楽
愚の骨頂に祭り上げられた腐乱した欲望は
私の身体の隅々に拡散していく

全てが乱され
戦慄の宿命が、私を取り澄ました瞳に汚れを催し
災厄に包まれて、狂喜が嗤い出し
縮こまる私の魂は
穢れに染まった、朽ちくされた忘却に染められる
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