汽水空間 ~言葉と次元の力学系へ~

身体で体感する言葉の世界をお届けします(*´∀`)♪

みやすけの詩 落胆に苛まれて

2009年11月22日 | 初期中期の詩
軽はずみは心境にうろたえるのも
破廉恥な欲望に振り回される心外な心持ちも
憂愁に明け暮れる日々の只中で落胆し
疎外に苛まれ、苦しみに凌駕される悲しみに
静寂は心なしか、温かみに蕩け出し
まどろむ快楽は心地良い旋律を奏で
呼吸する度にうろたえる
浅ましい未来の一端を見透かしたかのように
手を引っ込める矮小な心持ち

劣悪さは極まる毎に落胆を呼び寄せ
氷の様なもどかしさに弄られ
悦びに平伏した奴隷さながら
道化は哀しみの中で更なる欲望に変容する
混乱が、秩序を生み
冷徹な程心の中で憎しみを反芻しながら
人形の表情は悪魔の様な微笑みに歪んでいる

もどかしさに誘惑され
心成しか静寂は、心を引き裂き
涙に暮れた紅の夢の中の情景を
愚劣な希望へと変える強情さは
己の自己顕示の奈落へと導くだろう

闇に葬られた怨恨に塗れ
魂さえ凌駕してしまう追憶の傷に感傷し
沸き立つ憎しみ
奴隷を鞭打つ快感に欲望を見出し
私は行くのだろう
未来を見つめる瞳には
もう希望なんて無いのだから


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弄る→まさぐる
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