"Something about ghosts" Matt Elliott
僕は孤独の幽霊として 君へ向けて
そして君のために この手記に書き記そう
春は最も最悪な瞬間が 最も多い時期だ
誰もその境界に触れた者はいない
彼らの奏でた歌声が聴こえる
僕の信じている孤独の幽霊は かつて
偶然なのか運命の呪縛によるものなのか
流離う事を余儀なくされていた
彼が知っていた答えを 乾涸びた情欲と共に
君に教えてあげる
しかし 君の疲れ切ったままの影は 見上げる力も無く
幽霊は悶絶しなければならない
そして 彼の落胆がそうして表わされた時
彼は耐える事は出来ないであろう
そして まだ 彼は逃げる事も逃れる事も出来ない
この不幸な幽霊は ただ吠える事しか出来ない
例え 彼の叫びが聞こえなかったとしても
彼の存在は無視されるだろう
もう誰も これまでの彼の言葉を読む者はいない
そして 彼は泣く事も出来ず 彼の涙は私に伝う事も無いだろう