汽水空間 ~言葉と次元の力学系へ~

身体で体感する言葉の世界をお届けします(*´∀`)♪

みやすけの詩 怯え

2010年10月03日 | 初期中期の詩
心が震えている
異口様々に語り継がれてきた言葉に託した 辛辣
家の下に疼いている 幾万もの灰色の虫達
両手にぶら下がっている玉虫に光りは 悦びでさえも近づけないから

通常通りに配置されていく宝石を眺めながら
血はその臭いで 唐草の揺れる音を表現している
そしてその生臭い吐息に触れた 女はたちまち 憑依されたように
涙を流し始め 閉経する

心が葛藤している
幾つもの星に掲げられてきた あなたの表情
そのどれもが古を語っているように見える
心が疲弊を訴えているなら 今こそ その息の根を止めるまでだ
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