汽水空間 ~言葉と次元の力学系へ~

身体で体感する言葉の世界をお届けします(*´∀`)♪

みやすけの詩 怯え

2010年10月21日 | 初期中期の詩
襲い来る 水面の恐怖
散り散りになって飛んでいく魂の欠片達が
唸りを上げてこの空に漆黒を創り出す
風は砂を掻き上げ 竜巻は家々の屋根を凌辱する

未練がここまでの淋しさを紛らわせるのなら
この憤りの彼方に潜んでいる安楽の姿
それらの組み合わせにより峻別されていく
理性に従事された血の騒ぎ
お祭り騒ぎがここまで私を滑稽にした

汚れていく星の光に照らされて
悪魔はその濁声で妖精の息の根を潰す
何もかもが八方美人な触れ合いならば
それはこの私が披歴する羞恥の中の一つであろう
円らな瞳が泣いている 眼窩に渦に渦巻いている
狂気を逆立てながら
見えている景色の何と美しいことよ
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