汽水空間 ~言葉と次元の力学系へ~

身体で体感する言葉の世界をお届けします(*´∀`)♪

みやすけの詩 くすみ

2010年10月04日 | 初期中期の詩
口には欲望の源が 煮えたぎっている
暮れ行く夕日に おとがめなしに配置されている日々の欠片達
戦う事を余儀なくされている盲人は
その眼に細い槍を突き刺している
痛みはない ただ 心が軋んでいる
孤独に立ち向かおうとして 廃れていく景色に
今はただ遊園地の跡だけがこだましている

机の上には一体何の溜息が書かれている
66回目の恋に 破れ去った愛情を探し続けている

空が蒼いのは この星に彩りを添えるためである
しかし それだけの言葉が乱れておきながら
何一つとして現れない真実
何もかもが崩れ去った轍ならば その手に映る涙も偽りである
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