朽ち果てた屋敷 老いぼれに縋り付く子供の泣き声
空にはおびただしいほどの鳥の群れが
まるで散らしたゴマのように散々としている
風が奏でる無音に 途切れかけた唄の泣き声が この耳に疼いている
景色は猛烈に移り変わりながら 子供はその指に新たな架空を見つめている
想いを込めて放たれた赤い風船
それは邪悪な浮力を伴いながら 人々の亡骸に甘い接吻を施す
痺れた腕に絡みついた辛いという感情
幾つもの文字が互いに狂気を考察する
それはこの男にとってのぞんざいな癒しでしかない
風船は空高くに昇って 溢れるばかりの感情を解き放った
それは紅い血の滴となって 四方へと飛び散って行く
まるで雨のように この地上において新たな朝日を見るかのように
この情緒の困惑に咲いた 混沌とした感情に流された日々の名残りは
やがて大火に燃え散った勇者の偶像となるだろう
バラはその匂いで 傍にいた男の心を殺した
男はこの眼で見た真実を仄めかす事も出来ずに
全ては土の養分に分解されてしまった
空にはおびただしいほどの鳥の群れが
まるで散らしたゴマのように散々としている
風が奏でる無音に 途切れかけた唄の泣き声が この耳に疼いている
景色は猛烈に移り変わりながら 子供はその指に新たな架空を見つめている
想いを込めて放たれた赤い風船
それは邪悪な浮力を伴いながら 人々の亡骸に甘い接吻を施す
痺れた腕に絡みついた辛いという感情
幾つもの文字が互いに狂気を考察する
それはこの男にとってのぞんざいな癒しでしかない
風船は空高くに昇って 溢れるばかりの感情を解き放った
それは紅い血の滴となって 四方へと飛び散って行く
まるで雨のように この地上において新たな朝日を見るかのように
この情緒の困惑に咲いた 混沌とした感情に流された日々の名残りは
やがて大火に燃え散った勇者の偶像となるだろう
バラはその匂いで 傍にいた男の心を殺した
男はこの眼で見た真実を仄めかす事も出来ずに
全ては土の養分に分解されてしまった