眠気が人々を襲っている 空を舞う赤い紙の切れ端
全てがお互いに分かち合い 混濁していくのなら
その両手から零れ落ちる救いを どうか神に捧げてほしい
老人は絶え間ない不安に駆られ 今にも首の動脈を切ろうとしている
そして叫びはこの城の中で奇跡を願っている灯籠の光になる
その牢獄に繋がれて涙を流している王妃
白い手がぶら下がっている窓枠に 手を差し伸べた
一瞬の出来事であった 王妃はそのままその無数の死者たちが
群がる窓から身を乗り出して そのまま崖の下へと投じてしまった
それを見ていたカラスが たちまち仲間を集った
崖の下に落ちている格好の餌を貪るために
不死を願う雛鳥に 新たな恩寵を授けるために
太陽はその光で 何かを探している
それは希望か 絶望か 何やら定まらない標的に
人民はいらついているようであった
太陽はその眼で罪の意識を見定めた
それは猛然と照らし出している 歓びの要
太陽はその眼で 確かな古を見ていた
そして人民は怒り狂う 太陽に武器を向けて 威嚇をけしかけた
太陽は己の砂塵に 身をうねらせている まるで芋虫のように
この眼で光を見た事の無い ミミズのように
全てがお互いに分かち合い 混濁していくのなら
その両手から零れ落ちる救いを どうか神に捧げてほしい
老人は絶え間ない不安に駆られ 今にも首の動脈を切ろうとしている
そして叫びはこの城の中で奇跡を願っている灯籠の光になる
その牢獄に繋がれて涙を流している王妃
白い手がぶら下がっている窓枠に 手を差し伸べた
一瞬の出来事であった 王妃はそのままその無数の死者たちが
群がる窓から身を乗り出して そのまま崖の下へと投じてしまった
それを見ていたカラスが たちまち仲間を集った
崖の下に落ちている格好の餌を貪るために
不死を願う雛鳥に 新たな恩寵を授けるために
太陽はその光で 何かを探している
それは希望か 絶望か 何やら定まらない標的に
人民はいらついているようであった
太陽はその眼で罪の意識を見定めた
それは猛然と照らし出している 歓びの要
太陽はその眼で 確かな古を見ていた
そして人民は怒り狂う 太陽に武器を向けて 威嚇をけしかけた
太陽は己の砂塵に 身をうねらせている まるで芋虫のように
この眼で光を見た事の無い ミミズのように