歩けば楽し

楽しさを歩いて発見

  思い出を歩いて発掘

   健康を歩いて増進

お札の流通、4月末に111兆円と過去最高に

2019-05-15 | 社会・経済
 日銀は日本銀行券(お札)の発行高が4月末に111兆5417億円と公表。前月(2019年3月)から3.7%増え、2018年12月以来4ヵ月ぶりに過去最高を更新した。
 今年4月は例年以上に長い休みを意識し、家計や企業の間で手元に現金を確保する動きが活発になった。伸び率の大きさは、4月としては1994年(3.9%増)以来25年ぶりの高水準だった。
 貨幣(硬貨)の流通高も、4月末は4兆8886億円と前月比0.8%増えた。2ヵ月連続で過去最高を更新した。
 買い物などで現金を伴わないキャッシュレス決済が広がるが、根強い「現金志向」が残っている。
 因みに、平成31年度日本銀行券製造計画は
     (単位:百万枚、億円)
  種類    枚数    金額
  一万円   1,000  100,000
  五千円    240   12,000
  千円    1,760   17,600
  計     3,000  129,000

 朝は雨。9時ころに止み、曇り~晴れ~小雨。夕方から良く晴れた。
 散歩で見つけた、白く長い花弁、采配の様な花。”トキワマンサク(常磐万作)”かな・・。調べたら、”シロバナトキワマンサク(白花万作)””トキワマンサク”の白花、とある・・どっちなんだろう?。
 ”シロバナトキワマンサク”の項では、
 日本での自生は極めて限定的な常緑樹。
 花期は4~5月頃で、細長い4枚の白い花弁の清楚な花が咲く。
 一輪ずつの花は地味だが満開時は樹全体を覆う程の花は見事。
 花の色は、薄い黄色~白で、”紅花のベニバナトキワマンサク”が出て人気の樹木になった。
 葉は長楕円形で、シロバナトキワマンサクの葉色は明るい緑色。
 シロバナトキワマンサク(白花常磐万作)
 別名:常磐万作(ときわまんさく)
 学名:Loropetalum chinense
 マンサク科トキワマンサク属
 常緑小高木(樹高:1.5~3m)
 開花時期:4月~5月


2018年の医療事故報告は4,565件、最多を更新

2019-05-09 | 社会・経済
 全国の医療機関が日本医療機能評価機構に報告した2018年の医療事故は、4,565件(2018年、前年より470件増)だった(5月8日同機構への取材)。年単位の集計を始めた2005年以降で最多を更新している。機構は「医療事故を報告することが定着してきた」としている。
 機構によると、法令に基づき報告を義務付けられた大学病院や国立病院機構の病院などからの報告が4,030件と9割弱を占めた。このうち死亡事例は293件(7.3%)で、障害が残る可能性が高い事例は427件(10.6%)だった。
 内容別では、
  転倒や転落を含む「療養上の世話」:1,366件(33.9%)最多
  治療や処置に関するもの:1,113件(27.6%)
 地域別では、
  関東甲信越:1,320件
  中国四国:732件
  九州沖縄:709件
  東海北陸:568件
  近畿:413件
  東北:226件
  北海道:62件
 機構は医療行為に関連して患者が死亡したり、当初予期された水準を上回る処置が必要になったりしたケースを医療事故として情報収集し、年間の報告件数をまとめている。
 ◆日本医療機能評価機構(JCQHC:Japan Council for Quality Health Care)
 公益財団法人。
 医療機関の機能を学術的観点から中立的な立場で評価し、その結果明らかとなった問題点の改善を支援する第三者機関」として、平成7年(1995年)に設立。
 ◆医療事故(いりょうじこ、英: medical error)
 医療事故は、一般に医療に関する事故をいう。
 医療に関わる場所で、医療の全過程において発生するすべての人身事故で、以下の場合を含む。なお、医療従事者の過誤、過失の有無を問わない。
 ア 死亡、生命の危険、病状の悪化等の身体的被害及び苦痛、不安等の精神的被害が生じた場合。
 イ 患者が廊下で転倒し、負傷した事例のように、医療行為とは直接関係しない場合。
 ウ 患者についてだけでなく、注射針の誤刺のように、医療従事者に被害が生じた場合。

 朝から晴れ。風も穏やか。
 井戸がある。その井戸のそばに、”ラナンキュラス・ゴールドコイン”の花が見える。お隣には様々な花が一緒に咲いている。
 金貨の花を思わせる、”ラナンキュラス・ゴールドコイン”、花径2cm前後の八重の光沢のある黄色い花である。
 キンポウゲ(ラナンキュラス)属の植物は世界中に500種以上が分布すると言われる。園芸で”ラナンキュラス”の名前で出回っているのは、その中の”ラナンキュラス・アシアティクス(Ranunculus asiaticus)”からの改良品種が多くを占める。
 ”ラナンキュラス・ゴールドコイン”は、中央アジア原産のレペンス種(Ranunculus repens:ハイキンポウゲ)を改良した園芸品種と言う。
 ラナンキュラス・ゴールドコイン
 英名:Ranunculus 'Gold Coin'
 学名:Ranunculus repens cv.Gold Coin
   ラナンキュラスの別名は、花金鳳花(はなきんぽうげ)
 キンポウゲ科キンポウゲ属(ラナンキュラス属)
 園芸種は、半耐寒性の球根性一年草として扱う
 原産地は西アジア・トルコ地方
 開花時期は4月~6月
 花径2cm前後、花色は光沢のある黄色(黄金色)、八重咲


 井戸。滑車が見える。汲み上げ口は閉ざされている。

正社員の意識、希望に反し現実は「仕事優先」

2019-04-29 | 社会・経済
 2018年平均の雇用者 5596万人(役員を除く)
  正規の職員・従業員:3476万人(前年に比べ53万人増加)
  非正規の職員・従業員:2120万人(前年に比べ84万人増加)
 2018年平均の失業者 184万人
  失業期間が「1年以上」の者は55万人
 2018年平均の非労働力人口 4240万人
  就業希望者:331万人
   就業希望者のうち、就業可能非求職者は33万人
 内閣府が正社員の意識調査を実施した。調査は昨年(2018年)8月、インターネットで実施し、20~60代の正社員の男女計3千人の回答を分析した。
 こんな結果が出た。
 男女とも仕事より家庭生活を優先したいが、現実の暮らしは仕事優先。
 仕事、家庭生活、地域社会・個人の生活の中から優先したいことを選んでもらった
  男性:家庭生活が39.6%と最も多く
     仕事と家庭生活が19.5%と続き
     仕事を選んだのは10.3%だった
  女性:家庭生活が36.9%と最多で
     仕事と家庭生活:25.7%
     仕事:9.0%と続いた
 実際に優先していることを尋ねると
     男女とも「仕事」が最も多かった
     男性:50.5%と半数を占め
     女性:42.8%だった

 朝から良い天気。風も弱く、気温は最高気温18℃ほどと散歩日和。
 数日前に、散歩道沿いのお庭で、”ジューンベリー”の花が咲いていた。様子は、半分程が花が咲き、半分程が小さな実となっていた。名(ジューンベリー)の如くに、6月(june:ジューン)には実が熟す。
 ”ジューンベリー(June berry)”と呼んでいるのは、ザイフリボク属の同じ様な果実が付く種の総称である。”ジューンベリー”は”アメリカザイフリボク”とも呼ばれる。ザイフリボクとの違いは、ザイフリボクは雄しべが20個・雌しべの花柱が5個で下部が合着している、”アメリカザイフリボク(ジューンベリー)”は雄しべが18個、1つの花柱の先が5分裂している。
 ジューンベリー
 別名:アメリカザイフリボク
 英名:Juneberry
 学名:Amelanchier canadensis
 バラ科ザイフリボク属
 落葉性広葉樹、低~中木
 原産地:北アメリカ北東部
 開花時期:4月~5月
 花は5弁で白色、果実は6月頃に熟す


2018年の空き家率は過去最高の13.6%

2019-04-27 | 社会・経済
 空き家に関する出来事が多くなってきた。
 総務省は、2018年10月時点の5年に1度実施する住宅・土地統計調査の速報値を発表した(4月26日)。これによると、国内の住宅総数に占める空き家の割合は過去最高の13.6%だった。地方を中心に人口減少などで空き家が増え、戸数も最多の846万戸に上った。
 空き家の数は2013年より26万戸増え、全体に占める割合は0.1ポイント高まった。住宅総数も179万戸多い6,242万戸と過去最多を更新した。住宅総数、空き家数、空き家率とも伸び率は落ちてきたが右肩上がりが続く。
 空き家のうち347万戸は、賃貸や売却用以外で長期間、不在の住宅や取り壊し予定の住宅だった。賃貸用は431万戸、売却用は29万戸、別荘などの「二次的住宅」は38万戸だった。
 空き家の戸数
 住宅総数:6,242万戸(5年前より179万戸増)
 空家総数: 846万戸(5年前より26万戸増)
   賃貸用:431万戸
   売却用:29万戸
   二次的住宅(別荘):38万戸
   上記以外で長期間不在の住宅や取り壊し予定:347万戸
 ◆空き家率
  都道府県 空家率 2013年10月空家率
 1、山梨  21.3%   1、22.0%
 2、和歌山 20.3%   3、18.1%
 3、長野  19.5%   2、19.8%
 4、徳島  19.4%   5、17.6%
 5、高知  18.9%   4、17.8%
  ・
 42、山形  12.0%  45、10.7%
 43、宮城  11.9%  47、 9.4%
 44、愛知  11.2%
 45、東京  10.6%  43、11.1%
 46、沖縄  10.2%  46、10.4%
 47、埼玉  10.2%  44、10.9%

  今日の天気は、雨~曇り~晴れ。
 ”ハナニラ”が咲いている。蕾も花も可愛く、白色や淡青色なので清楚な感じがする。花びらの縦の縞模様も特徴的で綺麗だ。
 葉を千切ってみると、韮(にら)の匂いがする。野菜の韮と同じ科だが属(野菜のニラはネギ属)が違い、花の姿も大きく違う。韮に似ているが、食べると下痢となる・・らしい。
 名(ハナニラ:花韮 )の由来は、可愛い花を付ける韮に似た葉からと言う。別名には、イフェイオン(Ipheion)、スプリングスターフラワー(Spring star flower)、セイヨウアマナ(西洋甘菜) があり、ベツレヘムの星・ダビデの星と呼ばれる事もある。
 ハナニラ(花韮)
 別名:西洋甘菜(せいようあまな)、イエイオン(Ipheion)
 英名:Spring star flower
 ユリ科(ヒガンバナ科)イフェイオン属
 球根性多年草
 原産地は南米(アルゼンチン)
 明治時代に園芸植物として導入
 開花時期は2月~5月
 韮の様な葉から花茎を伸ばし、その先に6弁花で星形の花を1輪咲かせる
 花径は数cm程、花色は白・淡青紫・青紫


2019年のプリツカー賞は磯崎新氏に

2019-03-07 | 社会・経済
 2019年のプリツカー賞は磯崎新氏に。
 「プリツカー賞」は「建築界のノーベル賞」とも言われる建築賞であり、今回で46回目となる。2019年3月5日に受賞者の発表が行なわれた。
 磯崎新は日本人としては、2014年の坂茂以来8人目の受賞者となった。
 審査員は磯崎を「建築史と理論の深い知識を持ち、前衛芸術を取り入れ、現状を複製することは決してなかった。彼が手掛けた建物に今日まで反映されている意義深い建築を探求する姿勢は、様式の分類を超えて、進化し続けている」と評価。さらに「磯崎は東洋が西洋文明に強く影響を受けている時代に、日本国外で建築を手掛けた最初の日本人建築家の1人であり、真に国際的な建築家」「見せかけやコラージュのような方法ではなく、新たな方法で東洋と西洋を結びつけた」と評している。
 磯崎新は1931年、大分生まれ。東京大学工学部建築学科を卒業後に丹下健三に師事し、1963年に磯崎新アトリエを設立。ポストモダン建築の旗手として国際的に活動する。これまでに手掛けた作品は国内外で100以上におよぶ。代表作に大分県立大分図書館やつくばセンタービル、ロサンゼルス現代美術館など。
 ◆プリツカー賞 (The Pritzker Architecture Prize)
 1979年にアメリカ人実業家でハイアットの事実上の創業者であるジェイ・プリツカーと妻のシンディによって設立された。「建築を通じて人類や環境に一貫した意義深い貢献をしてきた」存命の建築家を対象とする。国籍・人種・思想・信条を問わず、原則として1年に1人・1組を表彰している。副賞として10万ドルとブロンズのメダルが授与される。メダルの意匠はルイス・サリヴァンの作品を模したもので、ウィトルウィウスの言葉が刻まれている(1986年以前はヘンリー・ムーアによる彫像であった)。
 ◆日本人の歴代受賞者
 1987年 丹下健三
 1993年 槇文彦
 1995年 安藤忠雄
 2010年 妹島和世・西沢立衛 (パートナーのため、2人同時受賞)
 2013年 伊東豊雄
 2014年 坂茂
 2019年 磯崎新(現在87歳、歴代3番目の高齢者)

2018年の韓国合計特殊出生率は0.98、世界でも最低水準

2019-02-28 | 社会・経済
 韓国統計庁は、2018年に生まれた子どもの数(出生数)は約32万7千人(前年より約3万人減少)で、過去最少だったと発表した(2月27日)。一人の女性が生涯に産む子どもの数にあたる合計特殊出生率は0.98と、データがある1970年以来初めて1.0を割り込み、世界でも最低水準となった。
 韓国の出生率は、1980年に2.82で、1990年に1.57と日本と並ぶ水準に低下した。2000年から15年の間は1.2前後だったが、2005年に世界最低水準の1.08を記録したが、2017年に1.05に急減した。2018年の出生率は前年より0.08下がった0.98となった。平均出産年齢は32.8歳と、前年より0.2歳上がった。
 台湾でも2010年には世界的最低の0.895を記録した。現在では、1.16(推測値)。
 中国では、2010年以降は1.0~1.3で推移し、2016年に1.25。人口を維持できるとされる2.07程度を下回る。
 米国は2017年に30年ぶりの水準に落ち込んだが、1.76にとどまる。
 日本の2017年の出生率は1.43。
 出生数(生まれた子どもの数)は94万6060人で、前年から3万918人減り、過去最少。死亡数は134万433人(同3万2685人増)で戦後最多、つまり、自然減は39万4373人。
 ◆合計特殊出生率
 1人の女性が一生に産む子どもの数に相当
 人口推計で最も重要な指標が出生率で、2.07が人口維持の目安となる。
 ◆各国の合計特殊出生率(2016年)
    合計特殊出生率 平均初産年齢
 日本   1.44     30.7歳
 米国   1.82     26.2
 フランス 1.92     28.5
 ドイツ  1.60     29.4
 英国   1.79     28.9
 韓国   1.17     30.3

2018年の特殊詐欺被害356億円、認知件数は16,493件と8年ぶりの減少

2019-02-22 | 社会・経済
 警察庁が発表した2018年の振り込め詐欺など特殊詐欺の年間の被害総額(暫定値)は、356億8000万円(2月21日)。被害額は、前年比38億円(9.6%)減で、4年連続の減少。認知件数は、1万6493件と前年比1719件(9.4%)減で、8年ぶりの減少となった。
 手口別では、
 おれおれ詐欺は
   認知件数:9134件(前年比638件(7.5%)増)
   被害額:182億8000万円(前年比25億1000万円(12.1%)減)
 架空請求詐欺は
   認知件数:4852件(前年比901件(15.7%)減)
   被害額:137億4000万円(前年比9億8000万円(7.7%)増)
 還付金詐欺は
   認知件数:1910件
   被害額:22億5000万円 いずれも30%台後半の大幅減
    金融機関による声掛けや高齢者の現金自動預払機(ATM)の振込額制限が功を奏した。
 特殊詐欺の被害者がだまされた理由(警察庁の調査による)
  親族の声にそっくりだったから(62.7%)
  相手の話をもっともだと感じたから(28.8%)
  自分や親族のことをよく知っていたから(3.4%)
  相手が親切な感じだったから(0.3%)
  たくさんのことを言われて面倒だったから(0.3%)
  その他(4.5%)
 被害者が自分は被害に遭わないと思った理由(検察庁まとめ)
  だまされない自信があった:約6割
  自分には関係ないと思っていた:約4割
  詐欺の手口を詳しく知っていた:約3割
  誰かに相談するようにしていた:約1割

刑法犯、2018年は81万件と戦後最少に

2019-02-13 | 社会・経済
 警察庁は、2018年(平成30年)の刑法犯認知件数の確定値を発表した(2月12日)。
 刑法犯認知件数は、81万7338件で前年を9万7704件下回り戦後最少を更新した。人口千人当たりの認知件数も6.5件と最少を記録した。全体の摘発件数は30万9409件で、前年比1万7672件減。人数は20万6094人で8909人の減少となった。
 「窃盗」の認知件数が58万2141件(前年比7万3357件減)と大幅に少なくなったのが主な要因。うち「侵入盗」は6万2745件(同1万377件減)で、「自動車盗」も8628件と1万件を割った。
 重要犯罪のうち、前年より増えたのは「強制性交等」1307件(同198件増)、「略取誘拐・人身売買」304件(同65件増)。他はいずれも減少し、「殺人」915件(同5件減)、「強盗」1787件(同65件減)、「放火」891件(同68件減)、「強制わいせつ」5340件(同469件減)。

2018年の農林水産物・食品の輸出額、9,000億円超と過去最高を更新

2019-02-09 | 社会・経済
 農林水産省は、2018年の農林水産物・食品の輸出額(速報値)が前年比12.4%増の9,068億円となり、6年連続で過去最高を更新したと発表した(2月8日)。アジアを中心に日本産食品の需要が増えた。世界的な和食ブームや昨年末の環太平洋連携協定(TPP)発効などで農産物輸出は拡大傾向が続くとみられ、2019年の輸出額1兆円という政府目標の達成は現実味を帯びてきた。因みに、2005年は約2,168億円だったから、約4倍近くに増えた。
 輸出額が増えた農林水産物の中には、鶏卵もある。輸出先はほとんど香港。増えた要因として、香港で親子丼やラーメンの煮卵など、半熟が多い日本食での卵の食べ方が広がったことがあると言う。
 鶏卵は世界的に生産されているが、業界団体によると、生や半熟で卵を食べられるようにするには厳しい衛生管理が必要で、こうした管理を行っている国は日本以外にほとんどないと言う。
 ◆農林水産物・食品の輸出額
 大別すると、
 農産物:5,661億円(14.0%)
 水産物:3,031億円(10.3%)
 林産物: 376億円( 6.0%)
 輸出先は、
 トップが香港で2,115億円
 中国が1,338億円
 米国が1,177億円
 〇主な農林水産物・食品の輸出額の動向(速報値)
 品目  輸出額(億円) 増減率(前年比%)
 牛肉   247      29.1
 イチゴ   25      40.7
 日本酒   222     19.0
 リンゴ   139     27.6
 鶏卵    15      49.4
 サバ    266     22.0
 ナガイモ  21     ▲14.1
 植木    119    ▲ 5.3

2018年の女性就業率が全年齢ベースで5割超え、就業者は2,946万人

2019-02-04 | 社会・経済
 総務省が発表(2月1日)した労働力調査で、2018年の女性の就業率が全年齢ベースで51.3%となり、50年ぶりに5割を超えたことが分かった。人手不足や育児と両立して働きやすい環境づくりが進んだことが背景にある。
 〇2018年平均の就業者数は男女合わせて6,664万人
  比較可能な1953年以降で最多だった
  50年前は農業や自営業など家業で働く女性が多く、就業率も高かった。
 〇女性の就業者は2,946万人で前年に比べて87万人増えた。増加数は男性(45万人)の2倍近い。
  年齢別に女性の就業率を見ると
   25歳~34歳が77.6%で前年に比べて1.9%増
   35歳~44歳は75.8%で同2.5%増
   女性の就業率は出産や育児を理由に30歳代で下がり、40歳代で再び上がる傾向があった。
   年齢層に分けてグラフを描くと「M字」になる現象だ。
   近年は仕事と育児を両立できる働き方が広がった結果、退職する女性は減り「M字カーブ」の解消が一段と進んだ。
 〇2018年は若年層の女性就業率も大きく上がった。15~24歳の伸びは3.9%と年代別で最も高い。
  短時間勤務や未経験者を容認するなど人手不足でアルバイトの就労条件が良くなっていることが背景にある。
  求人情報によると、2018年12月の三大都市圏(首都圏・東海・関西)のアルバイト・パート募集時平均時給も1058円と過去最高。
 〇産業別で女性の就業者が最も増えたのは宿泊・飲食サービス業。2018年平均で260万人と前年に比べて20万人増えた。
  介護現場など医療・福祉で14万人増で続く。
 〇高齢者も含めて女性の就業率が5割に達したことは働き方改革が一定の成果を上げたことを意味する。
  ただし、男性の7割とはまだ差が大きい。北欧諸国では15歳~64歳の女性の就業率が8割に達するが、同年齢層の日本女性の就業率は7割にとどまり、仕事と育児の両立支援などでまだ改革の余地がある。
 〇高齢者の就業率
  65歳以上の就業率は24.3%、75歳以上では9.8%といずれも上がった。
  ただ健康寿命が伸び、働く意欲を持つ高齢者は増えているため、高齢者の労働参加もまだ伸びしろがありそうだ。
  政府は70歳までの就業機会を確保するための法改正を検討している。高齢者の活躍には年齢ではなく、能力や意欲を評価する人事や賃金制度の見直しも欠かせない。

018年自殺者数は2万598人と9年連続の減少、19歳以下は増加

2019-01-20 | 社会・経済
 警察庁の集計(速報値)で、平成30年(2018年)の全国の自殺者は、2万598人(前年比723人減、3.4%減)で、9年連続の減少となったことが分かった(1月18日)。
 自殺者数
   2018年 20,598人
   2017年 21,321人
   2016年 21,764人
   2011年 30,651人
   2003年 34,427人(1978年から統計を取り始め、最も多かった)
 全体のうち
  男性:1万4125人(前年比701人減)
  女性:6473人(前年比22人減)
 自殺死亡率(人口10万人当たりの自殺者数)は
  16.3人(前年から0.5人減)
  都道府県別では山梨が24.8人で最多、徳島が12.0人で最少
 19歳以下の未成年は自殺者数が増加
  原因・動機(複数計上)について全体では「健康問題」が主因だったが、19歳以下では「学校問題」が最多だった。

 今日の天気は晴れ。朝にチラチラと小雪が舞う。
 朝日が綺麗だ(AM 6:55撮影)。

2018年の交通事故死は3,532人、戦後最少の3,790人(1949年)を下回る

2019-01-05 | 社会・経済
 警察庁は、全国で2018年に交通事故で死亡した人は3,532人で、統計を取り始めた1948年以降最少となったと発表した(1月4日)。最少だった1949年の3,790人を68年ぶりに下回った2017年(3,694人)に比べて162人減り、2年連続で過去最少を更新した。交通事故死者数は、1970年に過去最悪の1万6765人に達し、1990年前後に1万1000人強で推移し、1996年に1万人を切ってからは減少傾向が続いている。因みに、最少だった1949年は全国の自動車保有台数が約30万台、現在は約8100万台(49年は0.4%程)である。
 同庁は、車の安全性能向上や歩車分離式信号の設備、交通安全教育や取り締まり強化などの対策が功を奏したとみている。国は2020年までに年間死者数を2,500人以下にする目標を掲げており、高齢ドライバーの事故対策などを進める。
 死者数のうち65歳以上の高齢者は1,966人(前年比54人減)。全死者数に占める高齢者の割合は55.7%と過去最高になった。75歳以上の高齢運転者による死亡事故は、昨年11月までに407件あり、前年同期より31件増えた。
 人口10万人当たりでは5.59人で、高齢者の統計が残る67年以降最少となった。
 ◆2018年の都道府県別の交通事故死者数(カッコ内は前年比)
 1、愛知  189人(11人減)
 2、千葉  186人(32人増)
 3、埼玉  175人(2人減)
 4、神奈川 162人(13人増)
 5、兵庫  152人(9人減)
  ・
 43、佐賀  30人(6人減)
 44、高知  29人(増減なし)
 45、石川  28人(6人減)
 46、鳥取  20人(6人減)
   島根  20人(3人増)
 ◆2018年の都道府県別の交通事故死者 人口10万人当たり
 1、福井  5.26人
 2、富山  5.11人
 3、三重  4.83人
 4、岩手  4.70人
  ・
 東京  1.04人
 大阪  1.67人
 神奈川 1.77人

JT喫煙率調査、54年間の国内調査を今年で終了

2018-12-16 | 社会・経済
 日本たばこ産業(JT)は、成年全体や男女ごとの喫煙者の割合を公表する「全国たばこ喫煙者率調査」を、来年以降は実施しないと発表した(12月13日)。昭和40年(1965年)から毎年54年間実施してきたが、個人情報保護の観点から自治体によっては企業による住民基本台帳の閲覧を制限する事例が出ており、将来的に信頼性を担保できないとして終了を決めた。因みに、国の調査(国民健康・栄養調査)は昭和61年(1986年)から約6千人に実施している。
 調査によると、
   1965年:男性喫煙率82.3% 女性15.4%
   2018年:男性喫煙率27.8% 女性喫煙率8.7% 減った

 今日の天気は、晴れ~曇り。雲が多い空、冬の空だ。
 散歩道、小さなお庭がある。お庭には、雪や霜に負けず、”オモト”が赤橙色の実を付けている。
 ”オモト”は日本独特の観葉植物として愛され、江戸中期に爆発的に流行した。葉・実の美しさから縁起のよい植物とされている。長寿草とも呼ばれる。漢字では、常緑の葉から万年青(まんねんせい)と書く。園芸植物として人気が高く、様々な種類(1000種以上とか)が作出された。
 名(オモト)の由来は、根茎が太く大きな株を意味する大本(おおもと)からである。良質のオモトを産した大分県の御許(おもと)山からとの説もある。
 オモトは花・実より葉を楽しむ観葉植物で、草丈から大葉種(30cm~50cm)・中葉種(15cm~30cm)・小葉種(3cm~15cm)に分けている。
 オモト(万年青)
 英名:Lily of China
 学名:Rohdea japonica
 ユリ科オモト属
 原産地は日本・中国
 耐寒性常緑多年草
 開花時期は5月~6月
 花は葉の間から花茎を伸ばし、淡い黄緑色の小さな花が円筒状に密生
 秋(10月~12月)に赤橙色に熟した扇球形の漿果(しょうか)を付ける
 俳諧では秋の季語


2017年は華為技術が国際特許出願件数で1位

2018-12-08 | 社会・経済
 昨今、華為技術(Huawei Technologies:ファーウェイ ・・中国の通信機器最大手)が色々と話題となっている。孟晩舟・副会長兼最高財務責任者(CFO)がカナダ当局に逮捕されたとか、スマホを分解したら余計なものが見つかった、とかである。
 華為技術は、2017年に国際出願された特許件数が1位となり躍進が著しい。
 今年の春(2018年3月)に発表されたデータ
 世界知的所有権機関(WIPO)は、2017年に国際出願された特許の件数などを発表した。中国の出願件数が4万8882件(前年比13.4%増)となり、日本を抜いて初めて2位になった。トップは引き続き米国(5万6624件)だが、同0.1%増と伸び悩み、中国からの出願がこのペースで増えると3年以内に米国を上回り1位になる、かも。
 ◆出願された特許の件数(2017年)
 1位:米国  5万6624件(+0.1%)
 2位:中国  4万8882件(+13.4%)
 3位:日本  4万8208件(+6.6%)
 4位:ドイツ 1万8982件(+3.7%)
 5位:韓国  1万5763件(+1.3%)
 6位:フランス 8012件(-2.4%)
 7位:英国  5567件(+1.2%)
 8位:スイス 4491件(+2.8%)
 9位:オランダ 4431件(-5.2%)
 10位:スウェーデン 3981件(+7.0%)
 ◆企業別の出願数 (2017年)
 1位:ファーウェイ(中国) 4024件
 2位:ZTE(中国)      2965件
 3位:Intel(米国)   2637件
 4位:三菱電機(日本)  2521件
 5位:Qualcomm(米国)  2163件
 6位:LGエレクトロニクス(韓国) 1945件
 7位:BOE Technology Group(中国) 1818件
 8位:サムスン電子(韓国) 1757件
 9位:ソニー(日本)  1735件
 10位:LM Ericsson(スウェーデン) 1564件

「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2019」の大賞に中村朱美さん

2018-12-06 | 社会・経済
 女性のキャリアとライフスタイルを支援する女性誌「日経WOMAN」(日経BP社)は、「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2019」の大賞に、ステーキ丼専門店「佰食屋(ひゃくしょくや)」オーナーの中村朱美さん(34歳)を選んだ(11月30日)。大賞者・特別賞など、受賞者10人選んだ。
 同賞は様々な分野で目覚ましい活躍を遂げた女性を毎年表彰するもので、今年で20回目。詳細は12月7日発売の日経ウーマン1月号に掲載。
 ウーマン・オブ・ザ・イヤー2019受賞者
 ☆大賞
 中村朱美(なかむら・あけみ)さん(34歳)minitts代表取締役
  1日100食限定のステーキ丼専門店で、シングルマザーも高齢者も働きやすい、「人生100年時代の働き方」を実現
 ☆再出発サポート賞
 川口加奈(かわぐち・かな)さん(27歳)NPO法人Homedoor 理事長
  14歳からホームレス支援活動を始め、19歳でNPO法人を立ち上げた
  長年の夢だった自立支援施設が2018年に完成
 ☆新・事業承継モデル賞
 丹後佳代(たんご・かよ)さん(38歳) 丹後取締役
  廃業する今治の老舗タオル会社を事業承継
  知識も顧客もゼロからブランドを立ち上げて黒字に
 ☆世界の子供を守る賞
 村田早耶香(むらた・さやか)さん(37歳) NPO法人かものはしプロジェクト共同代表
  カンボジアで「子供が売られる」問題が改善
  次はインドでも同様の課題に、2020年を目標として取り組む
 ☆ブレイクドラマ制作賞
 貴島彩理(きじま・さり)さん(28歳) テレビ朝日総合編成局ドラマ制作部
  自身の体験から着想したドラマ『おっさんずラブ』が大ヒット
  放送終了後も話題を提供し続ける
 ☆イノベーティブ起業家賞
 平野未来(ひらの・みく)さん(34歳) シナモンCEO
  AIで「面倒な事務作業」をなくしていく
  連続起業家が見つけた競争力の源はベトナムの優秀なIT人材
 ☆日本を伝えるメディア賞
 末松弥奈子(すえまつ・みなこ)さん(50歳) ジャパンタイムズ代表取締役会長
  ウェブ全盛時代に、あえて英字新聞を発行するジャパンタイムズを買収
  日本と地方の魅力を世界に向けて発信する
 ☆子育て支援サポート賞
 高塚清佳(たかつか・さやか)さん(44歳)
 黄春梅(ホァン・チュンメイ)さん(42歳)
    新生企業投資 インパクト投資チーム シニアディレクター
  国内の民間の金融機関初のインパクト投資、「子育て支援ファンド」を組成
  金融のプロとして、育児関連企業を応援
 ☆特別賞
 小平奈緒(こだいら・なお)さん(32歳) スピードスケート選手
  「言葉の力」で技術を磨き 3度目の五輪で金メダル獲得