歩けば楽し

楽しさを歩いて発見

  思い出を歩いて発掘

   健康を歩いて増進

日本酒コンテスト、インターナショナル・サケ・チャレンジが開催された

2017-09-24 | 食・レシピ
 私はとても日本酒が好きだ。美味しいお酒が飲みたい。
 本格的な国際的日本酒コンテスト、第11回インターナショナル・サケ・チャレンジが開催された(8月14日)。会の目標は、国際市場における日本酒に対する理解および認識を向上させ、流通と販売を促進することにある、と言う。
 審査は、日本酒のエキスパートである日本人審査員、海外からワインエキスパートを迎えて行われた。双方のエキスパートが一堂に会して日本酒を審査し、トロフィーや金賞・銀賞・銅賞を決定した。
 TROPHY(トロフィー、5種)
 最優秀大吟醸・吟醸
  千代むすび酒造株式会社 千代むすび 大吟醸しずく酒 鳥取県
 最優秀純米大吟醸
  齊藤酒造株式会社 英勲 純米大吟醸 一吟 京都府
 最優秀純米吟醸
  株式会社神戸酒心館 福寿 純米吟醸 兵庫県
 最優秀純米
  桃川株式会社 桃川 ねぶた淡麗純米酒 青森県
 最優秀生もと・山廃
  合資会社 加藤吉平商店 梵・天使のめざめ 福井県
 GOLD MEDAL(金賞、16種)
 大吟醸
  千代むすび酒造株式会社 千代むすび 大吟醸しずく酒 鳥取県
  株式会社浜千鳥 浜千鳥 大吟醸 岩手県
  合資会社内ケ崎酒造店 大吟醸 鳳陽 山田錦 宮城県
  加藤嘉八郎酒造株式会社 大山 大吟醸 槽掛け雫酒 山形県
  株式会社神戸酒心館 福寿 大吟醸 兵庫県
 純米大吟醸
  齊藤酒造株式会社 英勲 純米大吟醸 一吟 京都府
  有限会社 渡辺酒造店 蓬莱 色おとこ 純米大吟醸 岐阜県
  合資会社内ケ崎酒造店 純米大吟醸 鳳陽 宮城県
  旭酒造株式会社 獺祭 純米大吟醸 磨き二割三分 山口県
  株式会社一本義久保本店 伝心ファーストクラス 福井県
 純米吟醸
  株式会社神戸酒心館 福寿 純米吟醸 兵庫県
  株式会社 北雪酒造 北雪 純米吟醸 越淡麗 新潟県
 純米
  桃川株式会社 桃川 ねぶた淡麗純米酒 青森県
  天寿酒造株式会社 米から育てた純米酒 天寿 秋田県
  桃川株式会社 桃川純米酒 青森県
 生もと・山廃
  合資会社 加藤吉平商店 梵・天使のめざめ 福井県
 銀賞(20種)
 銅賞(51種)

 今日の天気は晴れ。雲が多い。最高気温は平年並みの26℃とか。
 秋が深まる、色々な果物のみのりの季節となる。散歩は、”イチジク”林の傍を通る。”イチジク”は雌雄異花で、花嚢内部の上部に雄花、下部に雌花が付く。日本には雌株だけが導入されており、雌花のみを付け、壺の形をした果嚢(かのう)の中で花が咲く。・・外から花は見えない。このため”イチジク”を漢語では”無花果”の字をあてた。
 熟した果実の中に種子のようなのある。これは内部が空の粃(しいな:殻だけで中身が空の果実のこと)であり、発芽能力はない。
 名(イチジク)の由来には諸説ある。1ヶ月で熟す・毎日1個ずつ熟す「一熟」からの説、中国語の「映日果」での音読”エイジツカ”の転訛説などがある。
 イチジク(無花果、映日果)
 別名:伝来時に、蓬莱柿(ほうらいし)、南蛮柿(なんばんがき)、唐柿(とうがき)
 クワ科イチジク属
 落葉高木
 原産地はアラビア南部。不老長寿の果物とも呼ばれる
 栽培は6000年前頃からと言われ、旧約聖書にも登場する果物
 インドから8~9世紀ごろに中国へ、中国から日本に17世紀前半に渡来した
 雌雄異株だが、日本で栽培されているのは雌株のみ。受粉しなくても果嚢が熟す単為結実(たんいけつじつ)の品種である。因みに、葉は三裂・五裂掌状で互生する。浅く三裂するものは江戸時代に、深く五裂して裂片の先端が丸みを帯びるものは明治以降に渡来した。


榴岡公園で「餃子フェスSENDAI2017」が開催

2017-09-14 | 食・レシピ
 今日の天気は、朝から晴れ。気温は最高気温30℃ほど。
 いい天気なので、近所の榴岡公園で今日から開かれる「餃子フェスSENDAI2017」に行ってきた。・・近所と言っても家から4Km程だから、歩けばチョットある。
  イベント名称:餃子フェス SENDAI 2017
  開催日:2017年9月14日(木)~18日(月・祝)
  開催時間:11:00~20:00
  開催場所:仙台市榴岡公園
  主催:AATJ株式会社
  料金:入場無料 ※飲食代別途 食券:1枚600円(税込)
 3回程開催され、累計39万人超えの入場者を記録、とか。今年9月の仙台開催は4ヵ所目となる。
  2016年10月12日~16日 中野四季の森公園で開催
  2017年3月17日~20日 駒沢オリンピック公園で開催
  2017年5月3日~7日 大阪城公園で開催
  東北初開催となる今回は14店舗が参加
 ★榴岡公園
 所在地:宮城野区五輪一丁目  開園:明治35年
 平成元年に日本の都市公園100選に選ばれる。
 仙台藩四代藩主綱村が京都から取り寄せたシダレザクラなど1000本あまりをこの地に植えたのが始まり。


マグネシウムが多い豆腐で心筋梗塞のリスクを減らす

2017-09-09 | 食・レシピ
 国立がん研究センターなどが調査結果をまとめた、「魚や大豆などの食品に含まれるマグネシウムを多く摂取する人は、心筋梗塞を発症するリスクが約3割低い」。
 調査は、1995年と1998年に45歳~74歳だった男女約8万5千人が対象。食事の内容や頻度などからマグネシウムの摂取量を推計し、心筋梗塞発症との関連を調べた。約15年の追跡期間中、1,283人が心筋梗塞を発症した。
 マグネシウム不足は血圧上昇や動脈硬化につながり、心筋梗塞の原因になりうる。1日当たりの摂取量の目安は、成人で男性320~370ミリ・グラム、女性270~290ミリ・グラム。絹ごし豆腐、150gで60~70ミリ・グラム摂取できる。豆腐1丁は約300~400g(地方による)である。
 マグネシウムの摂取量と心筋梗塞のリスクの関連が明らかになるのは国内で初めて。

 朝から晴、雲が少し多いかな。今日の最高気温は28℃程で、やっと暑さが戻ってきたようだ。
 道沿いの駐車場脇の空き地で、”ゲンノショウコ”に花が咲き実(蒴果 さくか)も付いている。実はまだ緑のまま。花色は白色で、日本の西では紅色の花、東では白花が多いと言う。なるほど、東北だからか、紅色の花は見ることがない。
 ”ゲンノショウコ”は、昔から下痢止めの薬草として使われ、センブリ・ドクダミとともに民間薬としてよく知られている。根・茎・葉・花などを干し煎じて下痢止め・胃薬とし、茶としても飲用する。名(ゲンノショウコ:現の証拠)の由来は、飲めばすぐに薬効が現れるから、と言う。優秀な整腸生薬なので、イシャイラズ(医者いらず)・タチマチグサ(たちまち草)などの異名があるとか!。別名に神輿草(みこしぐさ)があるが、これは「実」の形がお神輿の屋根に付く飾りの形に似ているから。
 ゲンノショウコ(現の証拠)
 別名:神輿草(みこしぐさ)、玄草(げんそう)
 学名: Geranium thunbergii
 フウロソウ科フウロソウ属
 多年草
 開花時期:7月~10月
 葉は掌状、3~5の中~深裂する
 花色は白色~赤紫色、花径は1.5cm位の5弁花
 雄しべは10本、雌しべの花柱の先は5つに裂けてる


食料自給率(カロリーベース)が38%、過去2番目の低水準

2017-08-11 | 食・レシピ
 農林水産省は、2016年度の食料自給率(カロリーベース)が前年度比1%下落の38%だったと発表した(8月9日)。天候不良で深刻な米不足となった1993年度(37%)に次ぐ過去2番目の低水準。生産額ベースの自給率は前年度比2ポイント増の68%(前年度から2%増)。国産牛肉の価格が生産量の減少で上昇したことが押し上げ、野菜や果物は輸入額が減り、国内生産額が上昇した。 
 食料自給率(カロリーベース)低下の原因は、
 ○コメの消費減少が続いた
 国民の食生活が欧米化し、肉類の需要が増え、自給率が高いコメの消費量が減少
 肉類の消費量は、31.6Kg(前年から0.9Kg増)で、米は54.4Kg(前年度から0.2Kg減)
 ○小麦などの生産量が大幅に減
 台風被害を受けた北海道で小麦などの生産量が大幅に減った
 ◆食料自給率
 食料自給率は、国内の食料消費が、国産でどの程度賄えているかを示す指標である。
 その示し方は、
 ○カロリーベース総合食料自給率
 「日本食品標準成分表2015」に基づき、重量を供給熱量に換算したうえで、各品目を足し上げて算出。
 これは、1人・1日当たり国産供給熱量を1人・1日当たり供給熱量で除したものに相当。
 (例)カロリーベース総合食料自給率(平成27年度)
   1人1日当たり国産供給熱量(954kcal)/1人1日当たり供給熱量(2,417kcal)=39%
 ○生産額ベース総合食料自給率
 「農業物価統計」の農家庭先価格等に基づき、重量を金額に換算したうえで、各品目を足し上げて算出。
 これは、食料の国内生産額を食料の国内消費仕向額で除したものに相当。
 ○食料自給率の推移
 カロリーベースの食料自給率は、昭和40年度の73%から大きく低下し、近年40%前後で推移。生産額ベースの食料自給率も、低下傾向で推移し、直近は66%となっている。
 政府は2025年度に食料自給率(カロリーベース)を45%まで引き上げる目標を掲げている、達成は困難な情勢。

 今日は山の日(やまのひ)。日本の国民の祝日の一つである。2016年(平成28年)1月1日施行の改正祝日法で新設された。
 天気は曇、時々雨。夏としては気温が低く、最高気温21℃とか。
 住宅地の小道横の”モミジアオイ”の花。遠くから見たら”ハイビスカス”の花かなと思った。でも、葉は深く3裂~7裂して狭く、花弁の付け根が細く各々離れている。花色は中心が真紅だけで、花弁はピンク色。この花は、”アメリカフヨウ”との交配種と思われる。・・少し葉の幅が広い。
 名(モミジアオイ:紅葉葵)の由来は、葉の形が「もみじ」に似る葵(あおい)だから。別名にも”モミジバアオイ”がある。
 モミジアオイ(紅葉葵)
 別名:紅蜀葵(こうしょっき)、紅葉葉葵(もみじばあおい)
 アオイ科フヨウ属(ハイビスカス属)
 北アメリカ原産
 宿根草、茎は硬くほぼ直立
 開花時期は7月~9月
 花は大きく直径10数cm、花弁は5枚で細長くて弁間は離れている


サルの舌細胞を応用した高精度味覚センサーを開発

2017-06-13 | 食・レシピ
 東京農業大学の岩槻健准教授らは甘みやうまみを精度よく見極めるセンサー技術を開発した。
 生きた細胞を検出器に使い、様々な物質の味を判別する考えで、サルから舌のもとになる細胞を取り出して培養した。協力は京都大学霊長類研究所。
 味覚センサーは味を醸し出す物質を半導体などで検知する。舌の生きた細胞を使えば、人に近い味覚で評価できるとの期待がある。これまで、マウスの舌の細胞を培養する技術はあったが、霊長類とは味覚が大きく異なるのが課題だった。
 舌の細胞を培養し、約2週間後に0.05~0.2mmの塊になる条件を見つけ、甘みなどを感じる細胞ができていた。人工甘味料のアスパルテームをかけると、細胞の働きが活発になった。うまみ物質のグルタミン酸やイノシン酸でも働いた。反応した細胞を薬剤で光らせて観察した。細胞の塊を幾つも並べ、いろいろな物質を流して甘みやうまみを感じた細胞の光を検出する装置を想定している。今後、人の細胞でも挑戦し、数年後の実用化を目指す。

 晴れ、雲が多い。気温は高くなく、最高気温19℃程。
 田圃の中の道を歩く。比較的大きな道なので、道の両脇には雑草が生い茂っている。その中に、シッカリ・スッキリと花が咲いている”ヘラオオバコ”。初夏に高さ30cm~80cmの花茎を出し、先端に長さ数cmの円柱形の花穂をつける。
 名(ヘラオオバコ)の由来は、細長い葉が粘土細工に使う箆(へら)に似ているから。
 本草は、環境省指定の要注意外来生物類型2に指定されている。要注意外来生物とは、環境省が指定するもので、外来生物法で特定外来種には選定されていないが、被害に係る知見が不足しており、引き続き情報の集積に努める外来生物。
 ヘラオオバコ(箆大葉子)
 別名:イギリスオオバコ
 オオバコ科オオバコ属
 多年草、両性花で根茎でも繁殖する
 ヨーロッパ原産、江戸時代末期に侵入し雑草となった帰化植物
 分布は世界中で、コスモポリタン的雑草
 開花時期は6月~7月


日本国内のワイン消費量は35万キロリットル

2017-06-02 | 食・レシピ
 新聞の記事に、国内のワイン消費量が35万キロリットル(2014年)とあった。2009年の23万キロリットルから増加し、もっと増える、とあった。世界で最大のワイン生産国のフランスの1人あたりワイン消費量は、日本の25倍で、今後日本人1人あたりの消費量は上がる・・かな。
 日本におけるワイン生産量は、10~15万キロリットルだから、20~25万キロリットルが輸入となる。
 ◆ワイン生産量
  (国際ブドウ・ブドウ酒機構(OIV)統計資料2007年)
     ブドウ栽培面積 ブドウ生産量 ワイン生産量
      千ha       千t     千kl
 フランス  867      6019      4567
 イタリア  847      7386      4598
 スペイン 1169      5865     3476
 日本    20       209       91
 ◆日本のワイン生産量
 (国税庁の平成27年度国内製造ワインの概況)
 1、山梨県 75製造場  6458kl
 2、長野県 32製造場  3745kl
 3、北海道 26製造場  2775kl
 4、山形県 13製造場  1289kl
 5、岩手県  7製造場   727kl

 朝は雨。昼頃に強く降り、直ぐに止み、曇り空となる。湿度が高く、ムシムシする。
 散歩道には空地がある。その空地で、”オオキンケイギク”が咲きだした。とても綺麗なキク科の花だ。数年前から花を見かけ、今年も咲いた。
 この”オオキンケイギク”は、外来種で野外に定着して問題となっている。現在は特定外来生物に指定され栽培が禁止されている(2006年)。それは、繁殖力が強く、特に荒地に強いことから、河原で繁茂し、在来の植物に対して大きな影響を与えるからとの事。なるほど、花後の種を見るととても大きく、種子生産量は1平方メートルあたり数千粒と言われる。
 ”オオキンケイギク”は大きなキンケイギク(金鶏菊)の意味。名(キンケイギク)の由来には諸説があり、花色を金鶏(黄色の鳥)に見立てた説、花の形が鶏冠(とさか)で花色が金色に輝いている説などがある。
 オオキンケイギク(大金鶏菊)
 キク科ハルシャギク属
 多年草
 原産地は北アメリカ
 1880年代に鑑賞用に導入された帰化植物
 開花時期は5月~7月
 花径は6cm前後
 花はキバナコスモスに似るが、赤みはなく鮮やかな黄色


日本人の塩分摂取1位は「カップ麺」、1日5.5g

2017-05-29 | 食・レシピ
 5月17日は「高血圧の日」(日本高血圧学会などが定めた)。高血圧予防に減塩を、1日5グラム未満(WHO:世界保健機構の指針)に。
 国立研究開発法人の医薬基盤・健康・栄養研究所は、日本人が塩分を多く摂取している食品のランキングを公表した。1位は「カップ麺」で、1日当たり5.5gの食塩を摂取していた。
 塩分の過剰摂取は高血圧につながる恐れがある。厚労省の日本人の食事摂取基準では、食塩摂取量の目標値として、男性は1日当たり8g未満、女性は7g未満としている。研究担当者は「上位の食品を食べ過ぎないようランキングを活用してほしい」言う。
 ◆食塩を多く摂取している食品
 (食塩摂取量は1日当たり。単位グラム。)
 1、カップ麺 5.5g
 2、インスタントラーメン 5.4g
 3、梅干し 1.8g
 4、高菜の漬物 1.2g
 5、キュウリの漬物 1.2g

 今日は朝から晴れ。青い空が一杯に広がる。気温は高くなく、最高気温22℃位。
 畑の一隅で、花を育てている。今頃に咲いているのは、”アリウム・ロゼウム”。茎の上に白色の径1㎝程の小花が散形状に十花程咲いている。花の根元に赤い小さな玉が見える、これはムカゴ(珠芽)・・小型な鱗片の基となるもの。
 アリウム・ロゼウム
 学名:Alliumu roseum
 ユリ科(ネギ科)ネギ属
 多年草(球根植物)
 原産地は地中海沿岸地方
 開花時期:5月~6月


夕張メロン2玉150万円、初競り落札者は夕張小学校へ贈答

2017-05-27 | 食・レシピ
 甘くておいしい。夕張メロンが出荷の季節となった。夕張市農協によると、2017年は4035トンを出荷する予定。
 「夕張メロン」の初競りが5月26日朝、札幌市中央卸売市場で開かれた。落札額の最高は150万円(1ケース2玉入り)。昨年は過去最高額の300万円(1ケース2玉入り)で落札されたが、例年並みに戻った。天候に恵まれ雪解けも早かったことから、農家9戸が昨年より20ケース多い290ケースを出荷した。
 最高額で落札した仲卸会社、北一蔵重商店の渡会和雄取締役は「落札できてよかった。生産者へ恩返しになれば」と話した。メロンはゆうばり小学校の児童に食べてもらう予定という。

 曇。気温は最高気温18℃ほどで、少し寒いかな。
 塀の影で、少し日当たりが悪いお庭で、”ウマノアシガタ(馬の足形)”の花が咲いている。花色は光沢がある黄色(光る黄金色?)で、少しの光でも上手く撮れない・・光が当たるとハレーションして真白に写る。
 別名に”キンポウゲ(金鳳花)”がある。でも”金鳳花”とは八重咲きで、一重咲きの花は”ウマノアシガタ”と区別する、らしい。”ウマノアシガタ”の名は、根生葉が馬の足の形に似ているからと言う。葉は掌状に3~5裂しており、馬よりむしろ鳥の足に似ている。ある説に、「鳥の足形」を「馬の足形」と間違えた、とある。因みに、本草もキンポウゲ科に多い有毒植物のひとつである。
 ウマノアシガタ(馬の足形、馬の脚形)
 別名:金鳳花(きんぽうげ)
 英名:Japanese Buttercup
 キンポウゲ科キンポウゲ属
 多年草
 日本全国から朝鮮・中国に分布
 開花時期は4月~5月
 花色は光沢のある黄色、径は2cm程
 花後に約5mm位の小球状の果実(集合果)が付く


平成27年度のチョコレートの年間消費量、5000億円を超えた

2017-02-07 | 食・レシピ
 朝は晴れたが 昼頃から雪が舞う。
 来週にはバレンタインデー(2月14日)がある。日本ではチョコレートを女性から男性に贈る日となっている。でもこの日は、ローマ皇帝の迫害下で殉教(西暦269年のこの日)した聖ウァレンティヌス記念日であり、バレンタイン司教の記念日として”恋人たちの愛の誓いの日”である。日本人は贈り物が好きな民族で、徒然草(吉田兼好:鎌倉時代末期~南北朝時代の歌人・随筆家)では、「善き友三つあり。一にはものくるる友、二には医師、三には智惠ある友。」とある。
 バレンタインデーに贈るチョコレートは、流通業界・製菓業界の販売促進で普及し、1970年代前半から増加し定着した。現在では、贈る方も恋人・思い人(本命チョコ)だけでなく、友人(友チョコ)・義理がある方(義理チョコ)・お世話になった方(世話チョコ)・家族(ファミチョコ)・両親・祖父母(親チョコ)・自分へのご褒美(自分チョコ、俺チョコ)と”チョコを贈る日”となっている。因みに、1月後の3月14日は「ホワイトデー:バレンタインデーにチョコレートを贈られた方が、返礼のプレゼントをする日。キャンデーやクッキー、マシュマロなどをお返しする」と言う事で、もはや贈答の国民的行事日となった感がある。
 日本のチョコレートの年間消費量(小売額)は、平成27年の5000億円超えの50400億円。バレンタインシーズンだけで500億円超えと1割以上が消費される。
 ◆消費量
 年度    国内生産  国内消費  一人当り
 平成    (トン)  (トン)  年間消費量(kg)
 25年(2013) 220,080  245,141  1.93
 26年(2014) 231,400  253,578  2.00
 27年(2015) 231,350  252,150  2.01
   国内生産量・一人当たり消費量は全日本菓子協会の推定数字による
 ◆日本の菓子推定生産数量・金額推移
 年度  平成26年           平成27年
 品目 生産数量 生産金額 小売金額  生産数量 生産金額 小売金額
 チョコレート 231,400 3,510 4,860   231,350  3,640  5,040
 和生菓子   304,500 3,820 4,700    305,000  3,850  4,750
 スナック菓子 230,751 2,961 4,218   235,366  3,011  4,290
 洋生菓子   189,104 3,285 4,175    189,482  3,278  4,167
 ビスケット  244,400 2,400 3,450    258,900  2,580  3,710
  ・
 合計    1,932,578 23,950 32,522 1,964,981 24,524 33,339
 前年比(%)101.5   102.2 102.4  101.7   102.4  102.5

 新聞(日本経済新聞)を見ていたら、「何でもランキング コンビニの実力チョコ」なる記事があった。
 ランキングは、
 1位、生ガトーショコラ (ファミリーマート/サークルK/サンクス)
 2位、ゴディバギフトアソートメント (セブンイレブン)
 3位、ベルガモット香るチョコレートケーキ
   オレンジの清涼感、コーヒーにぴったり (ローソン)
 4位、スプーンで食べるとろ生食感ショコラ (セブンイレブン)
  ・・
 早速、お店で”ベルガモット香るチョコレートケーキ”を購入
  (因みに、2月7日のみ発売)

豆乳でヨーグトを作る

2017-01-22 | 食・レシピ
 先日、ヨーグルトメーカーを入手した。早速、牛乳パック(1000cc)を使い、市販のヨーグトを混入させて作って見た。10時間程で出来上がり。試食したが、良くできた・・。
 牛乳だけでなく豆乳でもできる、との事で、チャレンジ。
 1、ヨーグルト、豆乳、ヨーグルトメーカー
  ヨーグルト:市販のもの、自分の好みで
  豆乳:1000ccパック
  ヨーグルトメーカー:約40℃(プレーンヨーグルト)、約27℃(カスピ海ヨーグルト) 保温機能
 2、計量スプーン、パックなどに雑菌が入らぬ様に器具などを使う
  それらは熱湯消毒しておく
 3、豆乳パックに9割の豆乳、ヨーグルトを入れる
  ヨーグルト(種で、スターターと言う)を1割豆乳分を入れる
  良くかき混ぜる
 4、パックに蓋をして、ヨーグルトメーカーに入れる
  出来上がりの時間は、
  牛乳(1000cc)のプレーンヨーグルトでは8~10時間
  豆乳(1000cc)は、40℃5時間が目安
 5、出来上がり
  豆乳では5時間位だった
  甘さがないので、オリゴ糖を少し入れて食した


干し柿を今年(2016年)も作る

2016-11-09 | 食・レシピ
 干し柿を今年(2016年)も作る事とした。例年は11月の中旬~下旬に作る、乾燥した寒い風があれば美味しい干し柿が作れる。昨年は暖冬の故か、カビが発生したものがあった。今年は、平年並み~寒冬の予想・・期待。
 干し柿の作り方は、とても簡単
 1、美味しくなる干し柿となる柿を用意する・・当たりはずれがある
 2、柿の皮を剥く、成り枝の「T」の字枝を残してヘタが10円玉位の大きさまで剥く
 3、剥いた柿を紐などで吊るし、干す。吊るす場所は、風通しが良く雨が当らない所
 4、剥いた柿を時々揉む
 注意点は、カビの発生(気温・湿度が高いとカビが発生し易い。平均気温が10℃越えは要注意日)なので、風通しが良く雨が当らない所に吊るすのがポイント。表面は少し固いが中は軟らかく、表面に白い粉(柿霜:しそう)が吹き始めた頃が、美味しく出来上がった頃だ。干し過ぎると固くなる。
 柿は1個350g前後、剥いた状態では300g強、干柿では1/3の100g程となる。


 晴れ。冷たい風が強い、気温は最高気温9℃とか・・冬が迫ってくる。
 柿の実が黄色くなっている。収穫し終えた柿の木もある。
 柿は縄文・弥生時代の遺跡から種が出土するほど古い時代から愛された果物。現在でも変わらず愛される。熟した柿をそのまま食べるも良し、干し柿で食べるのも良し。名(カキ:柿)の由来は、秋に赤くなる葉と黄色になる果実なので、あかき(赤黄)→かきとの転訛説がある
 甘柿は渋柿の突然変異種と考えられており、鎌倉時代の建保2年(1214年)に神奈川県川崎市の王禅寺の山中での自生を偶然発見され、これが日本初の甘柿とされている。因みに、果樹に実がなるまでの期間に、「桃栗三年、柿八年、梅は酸いとて十三年、柚子の大馬鹿十八年・・・」と言われる。
 カキノキ(柿の木)
 学名:Diospyros kaki
   柿は日本原産の果物と言われる
 カキノキ科カキノキ属
 落葉樹
 雌雄同株、雄花と雌花が別々に咲く
 開花期間は5月~6月
 花は白黄色で目立たない
 果実(柿)は秋に橙色に熟す
 柿の品種は千種を超える程に多く、渋柿と甘柿に大別される


福井「越前ガニ」が漁解禁、初競りで1匹37万円も

2016-11-07 | 食・レシピ
 「カニ」は好きですか。
 日本海の風物詩、ズワイガニ漁が11月6日解禁された。
 5日夜に越前町大樟の越前漁港からは約50隻の船が漁に出発。強風でしけの恐れがあったため船の操業時間を大幅に短縮しての漁となり、6日早朝に船が帰港。午後2時からの初競り。
 福井県坂井市の三国漁港と越前町の越前漁港で特産の「極・越前ガニ」が初競りにかけられた。越前町漁業協同組合では過去最高の1匹37万円の値が付いた(昨年の初競りの最高額は10万4千円)。県漁連三国支所でも最高30万円だった。
 県では一定以上で形の良い越前ガニを「極:ゆでた重さ1.3kg以上、甲羅幅14.5cm以上、爪幅3cm以上の基準」と名付けてPRしている。
 漁期は雌(セイコガニ)が12月31日まで、雄は脱皮後間もない「水ガニ」を含めて来年3月20日まで。
 追加)ズワイガニ「松葉ガニ」、初競りで130万円
 7日朝に開かれた鳥取港(鳥取市)でのズワイガニの初競り、1杯に過去最高の130万円の値が付いた。競り落とされたのは、甲羅幅14.5cm、重さ1.28kgの雄のズワイガニ「松葉ガニ」。5種類の基準を満たした県産最高級ブランド「五輝星(いつきぼし)」で、従来の値段(70万円)の記録を大幅に更新した。五輝星は昨年は174杯しか揚がらなかった。

 晴れ。今日は立冬、北海道でこの節最大の積雪を観測したとのこと。こちらも、最高気温11℃と12月の気温。風があり、寒さを感じる。
 いつもの散歩道の”ハウチワカエデ”。綺麗な紅葉、見事。散歩道にも落ち葉が増えてきた。名(ハウチワカエデ)の由来は、葉の形を天狗の団扇に例えた。大きな葉だから、紅葉が映える。
 ハウチワカエデ(羽団扇楓)
 別名:名月楓(めいげつかえで)
 学名:Acer japonicum
    本州に分布する日本固有種
 カエデ科カエデ属
 落葉高木
 開花時期は4月~5月
 雄花と両性花が混生する
 紅葉は10~11月


1975年型日本食(1975年頃の献立)は健康有益性が高い

2016-10-13 | 食・レシピ
 日本は世界の長寿国である。日本人の日常摂取している食事である「日本食」の高い健康有益性がその理由の一つと考えられている。
 東北大学農学研究科食品化学分野の都築毅准教授らのグループが、同大学公衆衛生学分野の辻一郎教授・遠又靖丈講師らと共同で行った成果(9月12日発表)。
 以前、研究グループは、現代と過去の日本食をマウスに摂取させ、最も健康有益性の高い日本食の同定を試みたところ、1975年頃の日本食は肥満を抑制し、加齢性疾患である糖尿病、脂肪肝、認知症を予防し、寿命を延伸することをマウスを用いた動物試験で明らかにした。今回の研究では、この1975年の日本食の特徴を明確にし、1975年型日本食がヒトにおいても有益な効果を発揮するかを証明するために、健常人や軽度肥満者に与える影響を現代食と比較・検討した。
 1975年の日本食の特徴を、過去の研究結果をもとに、5つの要素に分けた。
 第1は「多様性」:色々な食材を少しずつ食べ、主菜と副菜を合わせて3品以上あった。
 第2は「調理法」:煮る・蒸す・生を優先し、次いで、茹でる・焼く、揚げる・炒めるは控えめだった。
 第3は「食材」:大豆製品・魚介類・野菜(漬物を含む)・果物・海藻・きのこ・緑茶を積極的に摂取し、
    卵・乳製品・肉も適度に(食べ過ぎにならないように)摂取していた。
 第4は「調味料」:出汁や発酵系調味料(醤油・味噌・酢・みりん・お酒)を上手く使用し、
    砂糖や塩の摂取量を抑えていた。
 第5は「形式」:一汁三菜(主食(米)、汁物、主菜、副菜×2)を基本とし、色々なものを摂取していた。
 この特徴を有した食事を1975年型日本食とし、実験1として軽度肥満者に、実験2として健常人に与える影響を現代食と比較した。
 実験1では、BMIが24~30の軽度肥満者で年齢20~70歳の被験者を現代食群30人と1975年型日本食群30人に割り当て、それぞれの食事を1日3食、28日間摂取してもらい、試験期間前後に各種パラメーターの測定を実施した。
 実験2として、BMIが18.5~25の健常者で年齢20~30歳の被験者を現代食群16人と1975年型日本食群16人に割り当て、それぞれの食事を1日3食、28日間摂取してもらった。試験期間中に週3回、1日1時間以上の中程度の運動を行い、試験期間前後に各種パラメーターの測定を実施した。
 実験1の結果、現代食群と比べて、1975年型日本食群において、BMIや体重が有意に減少し、LDLコレステロールやヘモグロビンA1c、腹囲周囲長が減少傾向、HDLコレステロールが増加傾向を示した。
 実験2の結果、現代食群と比べて、1975年型日本食群において、ストレスの有意な軽減、運動能力の有意な増加が見られたとしている。
 この時代の日本食の特徴を社会に発信することにより、現在の食生活を見直す食育の一助となることが期待できる。また、高齢社会にあって、患者数が増加している老化性疾患の予防に役立つ「日本食」を世界へアピールすることが期待できると、同研究グループは述べている。

 今日の天気は晴れ。少し寒い感じで、最高気温20℃とか。秋の装いで散歩に。
 我が家の鉢植えの”ミセバヤ”。小さな赤い花が咲きだした。我が家に来てから二冬越したが花は咲かなかった。今年は咲きましたよ!。
 今時分(10月~11月頃)に紅色の小花を茎の先端に球状にまとめて咲く。この頃から、秋が深まるにつれ、葉が美しく紅葉し、やがて落葉する。茎葉が枯れると、根元に小さな芽を作り休眠し、冬を越す。
 古くから親しまれ、古典園芸植物(多肉植物)として観賞価値も高い。玉緒(たまのを)とも呼ばれる。因みに、名の”ミセバヤ(見せばや)”は、きれいなので誰に見せようか、との意味。
 ミセバヤ(見せばや)
 別名:玉緒(たまのを)
 ベンケイソウ科ムラサキベンケイソウ属
 多年草(耐寒性の多肉植物)
 原産地は日本、中国
 現在自生地とされているのは香川県小豆島寒霞渓と奈良県内のみである
 レッドデーターブック記載の絶滅危惧植物:絶滅危惧IB類(EN)
 草丈は10cm~60cm
 開花時期は10月~11月
 花茎の先端に散房花序をなしそこに密生して開花
 色は淡紅色で、花径は約1cm、花弁は5枚で長さ4mmほど
 葉は、茎に間隔をおいて3枚の葉が輪生する。各葉の長さは1cm程で葉柄がない。
 色は白みがかった緑、葉縁は濃赤色になる
 晩秋から冬にかけては全体が紅葉し、葉縁と同じ濃赤色になる


酒の飲み過ぎに、味の素が「水活」を提案

2016-04-06 | 食・レシピ
 アルコール類を飲んだ後は、利尿作用により体が渇くことから、水分補給に注意することが必要。
 味の素のウェルネス事業部は、「宴会・飲み会での飲みすぎ傾向など」の実態把握に、年に1回以上、宴会・飲み会でお酒を飲む30~70代の男女500人を対象に、アンケート調査を実施した。それによると、回答者の半数が「宴会・飲み会でつい飲みすぎてしまう」「宴会・飲み会後に体調の変化を感じる」と言う。具体的な体調の変化は「口渇感」が約6割で、宴会・飲み会の後、体調を整えるためにしている行動は、「水を飲む」(59.2%)と答えた人が最も多かった。
 このアンケートを監修した神奈川県立保健福祉大学の谷口英喜教授は、「早く二日酔いから回復する必要がある時は、水やスポーツドリンクよりも「経口補水液」の方が素早く水分と塩分(電解質)が体内へ吸収されるので効果的」と言う。適切な水分補給とともに、体の渇きを素早く回復するよう成分設計されたのは、「経口補水液」。飲み過ぎに活用して見ては・・。
 ◆アンケート
 ○宴会・飲み会ではついのみすぎてしまいますか
  とても当てはまる        9.0%
  どらかと言えば当てはまる    37.2
  どちらかと言えば当てはまらない 33.6
  全く当てはまらない       20.2
 ○宴会・飲み会の終了後もしくは翌朝、体調の変化がありますか
  とても当てはまる        9.6%
  どらかと言えば当てはまる    37.2
  どちらかと言えば当てはまらない 38.8
  全く当てはまらない       21.4
 ○宴会・飲み会の終了後もしくは翌朝、体の体調を整えるため、あなたがしている行動
  水を飲む            59.2%
  睡眠をたっぷり取る       35.2
  スポーツドリンクを飲む     21.2
  二日酔い用のドリンク剤・サプリメントを飲む  19.0
  熱めのシャワーやお風呂に入る  14.0
  しじみ汁を飲む         8.4
   ・
  とくに予防していることはない  20.8

 晴れ。良い天気。遠くに見える山々はまだ雪を被っている。山は冬、まだ春は来ていない。

 小さなお庭で見つけた”スードロップ”、白い花が咲いている。名前が似て、姿も似ているスノーフレーク(ヒガンバナ科スノーフレーク属)も咲いている。
 花は3枚の長い外花被と3枚の短い筒状の内花被を持つ六弁花。この筒状の内花被に、先端から付け根にかけての緑色の斑点模様がある。日本で”スノードロップ”と呼ばれるのは、”ガランツス・エルウィジー”が多い。コモンスノードロップ(ガランツス・ニヴァリス)は、内花被の先端のみに緑色の模様。
 スノードロップ(ガランツス・エルウィジー)
 別名:大待雪草(おおまつゆきそう)、ジャイアント・スノードロップ
 ヒガンバナ科ガランサス属
 球根草
 原産地はヨーロッパ地方
 開花期は2月~3月
 花茎が伸び、先端に純白の花が下向きに咲く
 ヨーロッパでは古くから宗教との関わりも深く、神話・伝説が多い。キリスト教では2月2日の聖燭節(キャンドルマス)の花とされる


蜜入りリンゴのおいしさは香りに

2016-03-22 | 食・レシピ
 蜜入りのリンゴは「甘くておいしい」と人気があるが、糖の量や甘味度は蜜無しリンゴと差はなく、おいしく感じる理由は香りにあることを明らかにした。
 中央農業総合研究センター・農研機構・小川香料株式会社・青森県産業技術センターによる、プレスリリースから(3月17日)。
 「ふじ」・「こうとく」の蜜入り・蜜無しリンゴについて、メタボローム解析を行う。リンゴの香気成分と味を示す成分である呈味成分を分析した結果、蜜入り果ではエチルエステル類とメチルエステル類が増加していることが分かった。エチルエステル類はフルーティ、フローラル、スイートな香りを示すことが知られており、メチルエステル類はエチルエステル類と共存すると、香りに広がりを与えることが報告されています。これらのことから、エチルエステル類が、蜜入り果の好ましさを高める成分である、と言える。
 官能評価にて香りの強さを比較すると、蜜入り果の香りは蜜無し果より高くなる。次に、香りを感じないように鼻をつまんで試食すると、味の強さに蜜の有無による差はなかった。香りを感じられる条件で試食すると、蜜入り果はフルーティ、フローラル、スイートな、パイナップルに似た風味が強く、蜜無しより好ましいという評価になった。
 ◆用語
 エチルエステル類:エタノールと脂肪酸が縮合(エステル結合)して生成する化合物。揮発しやすく、フルーティ、フローラル、スイートな香りを呈する。
 メタボローム解析:広義には生体内の細胞や組織に存在する全代謝物質(メタボローム)の反応経路や動態を解析する研究手法。ここでは狭義に、あらかじめ分析対象成分を絞り込むことなしに、検出された水溶性・揮発性成分のすべてを対象に実施した分析を指す。

 天気は晴れ、雲が多い。朝日が綺麗だった。

 鉢植えの”セイヨウサクラソウ(西洋桜草)”の花が咲いている。早春の花が少ない時期に咲くので、春到来の花として人気がある。一般に”プリムラ(Primula)”と呼ばれる。”プリムラ”は、世界で600種以上あると言われる程に種類が豊富。これは、”プリムラ・マラコイデス(Primula malacoides) 。
 原産地は中国(雲南省・四川省)で、イギリスで品種改良されたものが、日本へ明治末期~大正初期に渡来した。
 因みに、葉っぱには弱い毒(プリミン)があり、皮膚の弱い方はかぶれる可能性がある・・ご注意。
 セイヨウサクラソウ(西洋桜草)
 別名:乙女桜(おとめざくら)、プリムラ・マラコイデス(Primula malacoides)
 サクラソウ科サクラソウ(プリムラ)属
 日本では半耐寒性一年草(二年草)
 原産地は中国、イギリスで品種改良
 開花時期は2月~4月
 花は、径1.5cm~8cm、 花色は白・赤・ピンク