歩けば楽し

楽しさを歩いて発見

  思い出を歩いて発掘

   健康を歩いて増進

畑の”ジャガイモ”に花が咲きだした

2019-06-15 | 園芸
 今日の天気は、朝から小雨。風が穏やかで、気温は低く最高気温20℃程とか・・少し寒い。明日も雨の予報だが、今日より強い降雨のようだ。雨の中の畑作業、”ズッキーニ”の受粉・・のみ。
 畑の”ジャガイモ”に花が咲きだした。花色は白・黄・淡紫色などであるが、畑の”ジャガイモ”の花は紫。品種は、ピルカ。収穫は来月(7月)始めかな。因みに、ジャガイモの花は夏(季語)です。
 ◆ピルカ
 情報公開日:2010年6月28日  農研機構・北海道農業研究センター
 ばれいしょ新品種「ピルカ」
 水煮適性が優れる多収の青果用ばれいしょ新品種
 ポイント
  皮がむきやすく、煮くずれが少ないので、水煮料理に向き、特に家庭での調理に最適です。
  食味は「男爵薯」と同じくらいの美味しさです。
  ばれいしょの主要品種「男爵薯」や「メークイン」に比べて収量が多い上、ジャガイモシストセンチュウに対する抵抗性を持っています。
 ◆ジャガイモ
 南米アンデス山脈の高地が原産と言われ、ヨーロッパ大陸に伝えられたのは15世紀~16世紀(インカ帝国の時代)。日本には、17世紀初め頃にオランダ船によりジャカルタ港より運ばれた。これが、ジャガタラいもの名の由来。当時は観賞用として栽培されたという。馬鈴薯(ばれいしょ)の名の由来は、ジャガイモの形が馬につける鈴(馬鈴)の様だからとの説がある。
 食用とするのは地下茎(塊茎、いわゆるイモ)である。イモの日に当たって緑色に変色した部分や芽が出てきた部分には毒(グリコアルカロイド:ソラニン、チャコニンなど)が発生しているので、その部分は除去して調理する。
 ジャガイモ
 別名:馬鈴薯(ばれいしょ)、ジャガタラいも
 英名:potato、potatoe
 学名:Solanum tuberosum L
 ナス科ナス属
 多年草


 ”ジャガイモ”が日に当たって緑色に変色した部分や芽が出てきた部分には毒(グリコアルカロイド:ソラニン、チャコニンなど)が発生している、と言われる。チョット古い報告(2016年7月26日発表)であるが、「ジャガイモの毒合成する遺伝子を特定」の報告。
 理化学研究所環境資源科学研究センター統合メタボロミクス研究グループの梅基直行上級研究員、斉藤和季グループディレクター、大阪大学大学院の村中俊哉教授、神戸大学大学院の水谷正治准教授らの共同研究グループは、ジャガイモに含まれる有毒物質であるソラニンなどの「ステロイドグリコアルカロイド(SGA)」の生合成に関わる遺伝子「PGA1」と「PGA2」を同定し、これらの遺伝子発現を抑制するとSGAを作らなくなるとともに、ジャガイモの萌芽を制御できる可能性を発見した。
 ジャガイモは塊茎(かいけい)の緑化した皮の周辺と塊茎から出る芽にSGAが高濃度に蓄積される。SGA含量が少ないと“えぐみ”などの嫌な味の原因となり、SGA含量が多くなると食中毒を引き起こす。そのため、ジャガイモのSGA含量を低く抑えることは、ジャガイモ育種において重要かつ不可欠である。
 また、ジャガイモには収穫後数か月間、成長や発生が一時的に停止する「休眠期間」がある。休眠後に萌芽が始まるため、1年以上の長期保存はできない。したがって、萌芽の制御は年間を通して生産を行うジャガイモ加工業にとって大きな課題である。
 SGAはコレステロールを出発物質として生合成されることが知られているが、SGAに至るまでの生成機構は明らかになっていなかった。共同研究グループが、SGAが多く蓄積される芽と花で多く発現する遺伝子を解析したところ、「PGA1」と「PGA2」を発見した。そして、「PGA2」はコレステロールを22-ヒドロキシコレステロールに変換する22位水酸化酵素をコードすること、「PGA1」は22-ヒドロキシコレステロールを22, 26-ジヒドロキシコレステロールに変換する26位水酸化酵素をコードすることを明らかにした。
 また、「PGA1」と「PGA2」の発現をそれぞれ抑制した遺伝子組換え植物体から収穫したジャガイモのSGA含量は、どちらの遺伝子を抑制した場合も非遺伝子組換えジャガイモよりも極めて低下していた。さらに、予想に反して遺伝子組換えジャガイモは休眠期間が過ぎても萌芽しなかった。加えて土に植えると萌芽し始めた。
 以上の結果は、「PGA1」と「PGA2」の遺伝子発現を抑制したり、ゲノム編集で遺伝子を破壊したりすることで毒がなく、かつ萌芽を制御できるジャガイモを育種できる可能性を示している。

ズッキーニの果実を収穫

2019-06-03 | 園芸
 今日の天気は晴れ。風も穏やか。気温は最高気温25℃以上と夏日となる。日差しが強く、帽子がないと、暑い。
 早朝に畑に行き、”ズッキーニ”の受粉作業。2つ程果実を収穫。
 ズッキーニの果実は胡瓜(きゅうり、ウリ科キュウリ属のつる性一年草)に似ているが、ウリ科カボチャ属の果菜である。卵型・丸型の果実もある。畑では、2種の緑色(緑果種)のグリーンエッグと黄色(黄果種)のゴールデンエッグ(ゴールディ)である。濃緑色(黒果種)のブラックエッグもある。
 食材としては比較的新しい。メキシコの巨大カボチャが祖先種であると考えられており、16世紀頃にヨーロッパに持ち込まれ、20世紀に入ってから本格的に普及し始めた、と言う。細長い形状のは19世紀後半のイタリアで改良されたもの。日本では細長い形状のものが主だが、品種によってはセイヨウナシ型や、球形のズッキーニなどもある。
 ズッキーニ
 別名:つるなしカボチャ
 英名:zucchini、courgette 学名:Cucurbita pepo
 ウリ科カボチャ属
 一年草
 雌雄異花
 果菜の外見は太目のキュウリに似る
    (セイヨウナシ型、球形の果菜がある)
 花と果実(未熟果)が食材となる
    果実は加熱するとナスに似た食感になる
 出回る時期は5月~9月


月桂樹の雄花・雌花が咲いた

2019-04-25 | 園芸
 昨年の5月5日(こどもの日)に、新聞に2018年4月1日時点の日本の子供(0歳~14歳)の人口は1553万人、総人口比は12.3%。37年連続の減少で、前年から17万人減、とあった。2019年(平成31年)4月1日現在(2018年11月からの概算値)は、総人口12,623万人(男性6,143万人、女性6,480万人)、子供(15歳未満)人口は1,533万人(男子785万人、女子748万人)とある。本年も連続して人口減少となる。

 今日の天気、昨夜~早朝は雨、朝からは曇・一時雨、昼頃から晴れ~曇りとなる。傘を差したり、取ったりの1日。
 近所に”ゲッケイジュ(月桂樹)”を植えている方がいらっしゃる。”ゲッケイジュ(月桂樹)”は雌雄異株で、春に雄花・雌花が咲く。雌の木には実が付く。
 日本には明治に渡来して栽培され、「雌木は少ない」と聴いている。近所に雌木があるのは、チョット嬉しい。
 枝を冠(かんむり)にした月桂冠は、古代オンピックでは名誉の象徴となっている。現代では、葉・実は月桂葉・月桂実と言い、香辛料などで用いられる。
 ゲッケイジュ(月桂樹)
 別名:ローレル(Laurel)、スイートベイ(Sweet bay)、Bay tree(ベイ・ツリー)
 学名:Laurus nobilis
 クスノキ科ゲッケイジュ属
 雌雄異株
 常緑高木(樹高:5m~10m)
 原産地は地中海沿岸
 日本には明治9年頃に入ってきた
 日露戦争(明治37年~38年)の戦勝記念に日比谷公園に植樹されたのがきっかけとされる
 開花時期は4月~5月
 黄白色で先が4裂した小花が沢山集まり花房を形成
 実(約8㎜の楕円状球形)は10月頃に黒紫色に熟す
   雄花


   雌花


コノテガシワの雄花・雌花

2019-04-01 | 園芸
 今日の11時半過ぎに新元号が発表された。
  令和(れいわ)
 出典は、万葉集の「梅花の歌三十二首」 の序文から
 「初春の令月(れいげつ)にして、気淑(よ)く風和ぎ、梅は鏡前の粉を披(ひら)き、蘭は珮後(はいご)の香を薫す」。
 首相は談話で、「令和」という元号に込めた意味について、「人々が美しく心を寄せ合う中で、文化が生まれ育つ」と述べた。『万葉集』を典拠にした理由について、「1200年余り前に編纂された日本最古の歌集であるとともに、天皇や皇族、貴族だけでなく、防人や農民まで、幅広い階層の人々が詠んだ歌が収められ、我が国の豊かな国民文化と長い伝統を象徴する国書であります」と説明。「悠久の歴史と四季折々の美しい自然。こうした日本の国柄をしっかりと次の時代に引き継いでいく」と語った。
 大切に使わせていただきます。

 朝は曇り、9時過ぎに小雨、昼頃に晴れ。
 ”コノテガシワ”に目立たない淡紫緑~白緑色の花が咲いている。花を見る、雌雄同株なので、雌花・雄花とも葉の先端に付く。雄花が多いのかな。
 秋には、径1.5cm程の実が付く。実は所々が飛び出した金平糖の様である。
 名(コノテガシワ:児の手柏)の由来は、枝振りが団扇を縦にした様子を子供の掌(てのひら)を広げた形に見立てたことによる。葉は表裏を区別できず、この事から「うまく見極められない、どちらとも決めれないこと」を”児の手柏の二面(ふたおもて)”などと使われる。現在流通しているのはほとんど園芸品種のセンジュ(千手)との事で、この名も沢山の手を広げた様な枝葉の表現である。因みに、種子は漢方で滋養強壮に使われると言う(・・伝聞です!!)。
 コノテガシワ(児の手柏)
 別名:千手(センジュ)
 ヒノキ科コノテガシワ属
 中国原産、江戸中頃に渡来
 樹高は5~10m、常緑小高木
 雌雄同株、雌花・雄花とも葉の先端に付く
 開花時期は3月~5月
 実は2cm前後の灰緑色をした数個の角のある球果、秋に褐色となり割れる


 上と下が雌花、真ん中が雄花

シキミの花が咲いている

2019-03-22 | 園芸
 今日の天気は曇り。風がとても強い。
 お墓詣りに出かける。墓地を囲う様に竹林があり、風でザワザワと騒いでいる。
 墓地の中に”シキミ”の木があり、花が沢山咲いている。和尚さんの話では、随分前からあります、時々仏前に供えます、との事。
 シキミの枝は仏事に使用する木として知られ、寺院や墓地に良く植えられている。葉を千切って匂いをかぐと良い香りがする・・葉や樹皮を線香・抹香に利用する。でも、全て(花・葉・実・根・茎にいたるまで)が毒で、特に果実・種子は有毒物質(アニサチンなど)を含んでいる。果実を食べると死亡する可能性がある。なので、「しきみの実」は植物としては唯一、毒物及び劇物取締法により劇物に指定されている。
 名(シキミ:樒)の由来は、前述の「悪しき実」が転訛し、シキミとなったとされる。因みに、9月~10月に袋果がはじけて猛毒の種を出す。他の説として、季節に関係なく芽を出すので「四季芽」からシキミ、やや平べったい形をした実の形から「敷き実」からシキミ・・などがある。
 シキミ(樒、櫁)
 別名:櫁(しきび)、花の木(はなのき)、香木(こうのき)、花柴(はなしば)、仏前草
 シキミ科シキミ属
 雌雄同株
 広葉常緑樹の小高木、育つと樹高5m程となる
 本州の関東より西の比較的暖かい地域の山地に多く見られる
 原産地は、日本・中国
 開花時期は3月~4月
 雄しべが閉じているときに雌しべが開き、雄しべが開いているときに雌しべは閉じている(雌性先熟)
 葉のわきに径2.5cm程の黄白色の花をつける。花弁状の花被片が10~20個ある。
 花弁と萼片が同色で同じ大きさなので見た目には区別がつかない
 果実は劇毒である。実の形状は中華料理で多用される「八角」と似ており、扁平で周囲に8本の突起が出ている。


山梨県、赤系ブドウ新品種「赤いシャインマスカット」を開発

2018-09-05 | 園芸
 山梨県は、種がなく皮ごと食べられる新品種のブドウを開発したと発表した(9月4日)。
 「赤いシャインマスカット」と呼んでいるブドウで、強い甘みと赤く艶めく果皮から人気の高級ブドウ(シャインマスカット)にちなんだもの。県内のみで栽培するブランド品種として今後、国に登録を出願する。県は2008年からオリジナル品種の研究を進めており、後藤斎知事は同日の記者会見で「悲願の達成だ」と話した。
 国の研究機関が開発した高級ブドウ「シャインマスカット」は果皮が黄緑。強い甘さから海外でも人気が高く、全国で栽培されている。新品種は1房約600グラムで、糖度は18~19度ほど。県は国の出願公表後に、県内各地域で試験栽培を始め、平成32年春から苗木の生産に着手する。その後2年以内に量産体制を確立する計画という。
 ◆シャインマスカット(Shine Muscat)
 シャインマスカット は、ブドウの品種のひとつである。
 安芸津21号(スチューベン×マスカットオブアレキサンドリア)と白南(カッタクルガン×甲斐路)を掛け合わせて育種された。
 登録番号はぶどう農林21号。2006年3月9日、登録番号第13,891号として品種登録(有効期限30年)。
 でも、もう中国でパクられている。

 朝は曇っていたが、9時頃から晴れ。気温がドンドンと上がってくる・・暑い。
 玄関前に植えられている”ニラ”に花が咲きだした。・・どうして玄関前なのか?不明。
 ”ニラ”には独特の匂いがある。この匂いは硫化アリル(アリシン)などの硫黄化合物である。この独特の匂いから、名(ニラ)の由来に”においきらう(香嫌)”から”ニラ”に変化したと言う説がある。食べて美味しいから”みら(美辣)”が”ニラ”となった説もある。古い時代(古事記・万葉集)では加美良(かみら)・久々美良(くくみら)→みら、と呼ばれている。
 食べるのは、根元から生える葉・・若い葉が美味しい。葉をどんどん採ると、どんどん伸びる。
 因みに、「韮」は春の季語で、「韮の花」は夏の季語である。
 ニラ(韮、韭)
 ユリ科(ヒガンバナ科)ネギ属
 多年草
 緑黄色野菜
 原産地は東アジア
 史前帰化植物、古い時代(弥生時代?)に渡来
 開花時期は8月~10月
 花は半球形の散形花序で白い小花を沢山付ける
 花弁が6枚に見えるが、花弁は3枚で苞が3枚
 子房には黒色の小さな種ができる


アメリカデイゴの花が咲いている

2018-06-30 | 園芸
 旅行に行ってきました。伊豆半島です。理由は、グルメ番組で産地名産の”キンメダイ”をやっていた、美味しそう。

 伊豆急下田駅前の街路樹に”アメリカデイゴ”が植えられており、花が咲いていた。東北では見ることができない花だ。
 新枝の先から長い穂状花序に少しづつ花をつける。熱帯性を感じさせる真っ赤な花で、夏らしい花だ。
 別名は、海紅豆(かいこうず)とあり、海外から来た赤い豆、からと言う。
 アメリカデイゴ (アメリカ梯梧)
 別名:海紅豆(かいこうず)、丸葉梯梧(まるばでいこ)
 学名:Erythrina crista-galli
 マメ科デイゴ属
 落葉広葉高木
 原産地は南アメリカ(ブラジル説あり)、明治の中頃に渡来とされる
 関東以南で栽培される
 開花時期:6月~10月
 花色は朱赤、花序高は30cm、花径は0.5~0.8cm
 花が終わると豆果(長い鞘)ができ、熟す


ガーデン&エクステリア希望の芽2018in夢メッセ

2018-05-26 | 園芸
 今日の天気は晴れ、気温も高い。
 仙台港の近く、夢メッセで行われている「ガーデン&エクステリア希望の芽2018in夢メッセ」に行ってきた。
 開催期間・開催時間
  平成30年5月26日(土);午前9時30分~午後5時00分
  平成30年5月27日(日);午前9時00分~午後4時30分
 会場
  夢メッセみやぎ展示ホール(A/B/C)
  〒983-0001宮城県仙台市宮城野区港三丁目1-7
 展示場内容
  最新のエクステリアや創作ガーデンを多数展示、季節の花々の販売など


月桂樹の雄花・雌花が咲いた

2018-05-05 | 園芸
 今日は5月5日、こどもの日で祝日。新聞に、2018年4月1日時点の日本の子供(0歳~14歳)の人口は1553万人、総人口比は12.3%。37年連続の減少で、前年から17万人減、とあった。この傾向は、まだまだ続きそうだ。
 今日の天気、早朝は雨、朝からは晴れ・曇・雨と忙しい天気の変化。傘を差したり、取ったり。
 近所に”ゲッケイジュ(月桂樹)”を植えている方がいらっしゃる。”ゲッケイジュ(月桂樹)”は雌雄異株で、春に雄花・雌花が咲く。雌の木には実が付く。
 日本には明治に渡来して栽培され、「雌木は少ない」と聴いている。近所に雌木があるのは、チョット嬉しい。
 枝を冠(かんむり)にした月桂冠は、古代オンピックでは名誉の象徴となっている。現代では、葉・実は月桂葉・月桂実と言い、香辛料などで用いられる。
 ゲッケイジュ(月桂樹)
 別名:ローレル(Laurel)、スイートベイ(Sweet bay)、Bay tree(ベイ・ツリー)
 学名:Laurus nobilis
 クスノキ科ゲッケイジュ属
 雌雄異株
 常緑高木(樹高:5m~10m)
 原産地は地中海沿岸
 日本には明治9年頃に入ってきた
 日露戦争(明治37年~38年)の戦勝記念に日比谷公園に植樹されたのがきっかけとされる
 開花時期は4月~5月
 黄白色で先が4裂した小花が沢山集まり花房を形成
 実(約8㎜の楕円状球形)は10月頃に黒紫色に熟す


アオキの雄花と雌花

2018-04-18 | 園芸
 朝から晴れ。でも気温は上がらない。でも、明後日からは暖かくなる、との事。
 町で鉢植えの”アオキ”を見た。赤い実が付いており、花も咲いている。”アオキ”は雌雄異株で、この木は雌株・雌花。花にメシベのみは雌花、雄蕊が4つついているのは、雄株・雄花。
 ”アオキ”は、日本の古来種で、学名は”Aucuba japonica:アウクバ ヤポニカ”とある。名(アオキ:青木)の由来は、冬でも青々とした常緑の枝・葉からのアオキバ(青木葉)から。
 アオキ(青木)
 別名:青木葉(あおきば)、ダルマノキ
 ミズキ科アオキ属
 雌雄異株
 常緑低木
 枝は緑色、古くなると木質化し灰褐色
 開花時期は3月~5月
 枝先に紫褐色の小さな花が咲く
 果実は雌株に付く、実は1~2cm程の楕円形で深紅色となる
 果実が黄色のキミノアオキ、白色のシロミノアオキがある


葉の乾燥を抑える化合物を見つける

2018-04-16 | 園芸
 名古屋大の木下俊則教授(植物生理学)と佐藤綾人・特任准教授(合成化学)らの研究チームは、「植物の葉が乾燥でしおれるのを抑える新たな化合物を見つけた」(4月9日、国際科学誌「プラント・アンド・セル・フィジオロジー」に発表)。
 研究チームは、葉の表面から水分を外に出す気孔に注目し、2万5千種類の化合物の中から気孔の開閉の制御にかかわる物質を探した。これより、9種類の化合物に気孔を閉じる作用があることを突き止めた。うち1種類をマルバツユクサの葉に吹きかけると、気孔が開くのをほぼ100%抑えられた。バラや麦でも葉がしおれるのを抑制することを確認。この化合物の作用で気孔が閉じ、植物内の水分が逃げるのを防ぐという。
 生け花や農作物の乾燥対策に役立つと期待される。今後、実用化に向けて、農薬メーカーなどと共同研究を進めたいと言う。
 ◆マルバツユクサ
 マルバツユクサはツユクサ科ツユクサ属の植物。ツユクサに似ているが葉先が丸い。
 花は7月~10月に付く。花を包む苞は短い柄があって扇形から洋梨型で立った毛がある。苞の基部は両側が合着して漏斗状になる。花はツユクサよりやや小柄で青い花弁は長さ4~5mmほど。

 雲が多いが、晴れ。風が少し強くあり、冷たい。最高気温は15℃位か。
 散歩道で、昨年夏~秋に赤い実を付けた”スグリ”を見た。花が咲いている。
 赤い実はルビーの様に透明感があり、とても綺麗だ。子供の頃の懐かしき思い出の実でもある・・青い実も赤い実も食べた。
 ”スグリ”はスグリ属の総称名として、また果樹として利用されるスグリ類の一般名として使われる。この”スグリ”は、”フサスグリ(房酸塊)”。果実の色が赤白あり、赤色の系統をアカスグリ(赤すぐり、レッドカーラント)、白色の系統をシロスグリ(白すぐり)と呼ぶ。黒色の”スグリ”・・クロスグリ(カシス)・・は別種。
 フサスグリ(房酸塊、房須具利)
 スグリ科(ユキノシタ科)スグリ属
 落葉低木(高さ1.0m~1.5m)
 原産地はヨーロッパ、明治の始めに渡来
 開花時期は4月~5月
 収穫期は6月~7月(期間は1~2週間程)


ヒサカキの雌花が咲いた

2018-04-10 | 園芸
 今日の天気は晴れ。でも気温は低く、最高気温14℃の予想。朝の気温は10℃だったけど。
 先日(4月7日)に”ヒサカキ”の雄木、雄花を紹介した。”ヒサカキ”は雌雄異株、今日の紹介は、雌木・雌花。でも、雄花・雌花だけを付ける雄株・雌株だけでなく両性花の株もあると言う・・まだ見てない。
 開花時期は、3月~4月で、枝の下側に短くぶら下がる様に咲く。雄花には雄しべ、雌花には雌しべだけが見える。花の大きさは数mm、雌花が雄花より気持ち小さいかな。花の形は、白っぽいクリーム色で壺状。強い芳香が漂ってくる。
 「榊:サカキ」が手に入らない関東地方以北では、墓・仏壇へのお供え(仏さん柴)や玉串などに、サカキ代替で使われることがある。これより、名(ヒサカキ)の由来に、「榊に非ず」から「非さかき」説、サカキより小振りから「姫サカキ」説がある。
 ヒサカキ(姫榊)
 学名:Eurya japonica
 ツバキ科ヒサカキ属
 雌雄異株(常緑小高木)
 開花時期は3月~4月
 白い小さな花が葉腋(ようえき)に付ける
 5弁花で花径は数mm
 雄花は鐘形で、雌しべは退化して見えない
 雌花は杯形、雌しべのみで花柱は3裂してる
 果実も径数mm程で、秋に黒紫色に熟す


 雌花↑ 雄花↓


変わり咲きのツバキが咲いている

2018-04-05 | 園芸
 2・3日前に、榴ヶ岡公園の桜が咲いている、とのことで出かけた。
 公園の中で、変わり咲きのツバキが咲いている。公園には度々来ているが、”ツバキ”の開花には留意しなかった。花を見て、驚いた。早速に調べみた・・誤解・不足などがあるので、信頼性はイマイチ・・間違っていたら教えて。
 元親(ヤブツバキ・ユキツバキなど)を元に多くの改良、交雑品種がある。様々な変異があり、特に一重咲きor八重咲き、あるいは大輪or小輪で印象が違う。
 基本的なツバキの花の形は一重咲き
 一重咲き:5枚の花びらで囲まれた花の中心に多数の雄しべと一本の雌しべをもつ
 八重咲き:雄しべが花びらに変化し、花びらの数が基本数よりも増えた状態
      唐子咲きは花芯のおしべ全体あるいは葯(花粉の入った袋)が小さな花弁に変形した椿
      弁の色は、桃色・白色・鮮朱紅など
      咲き方には、獅子咲き、唐子咲き、牡丹咲き、千重咲き など多彩
 この花は、紅唐子(べにからこ)と思う。関西では別名「日光」(じっこう)と呼ばれる。
 ツバキ(椿)
 ツバキ科ツバキ属
 学名:Camellia japonica
 開花時期:1月~3月
 花には一重・八重があり、多くの園芸品種ある


仙台(2018年)の桜、4月6日開花と予想

2018-03-17 | 園芸
 各地から桜(ソメイヨシノ)の開花の便りが聞こえてくる。
 仙台の開花日は、様々な機関で発表され、4月5日~4月13日となっている。
 私の予想では、4月6日。標本木(ソメイヨシノ、樹齢約60年)がある、榴ヶ岡公園横の気象台に行って見よう。
 ◆ソメイヨシノ(染井吉野)
 ソメイヨシノは、エドヒガン系の桜と日本固有種のオオシマザクラの雑種の交配で生まれた日本産の園芸品種。遺伝子研究の結果、前述の雑種が交雑してできた単一の樹を始源とするクローンであることが判明している。
 日本では明治の中頃からサクラの中で圧倒的に多く植えられた品種であり、メディアなどで「桜が開花した」というときの「桜」はソメイヨシノを意味する。
 命名の由来
 江戸末期から明治初期に、江戸の染井村に集落を作っていた造園師や植木職人達によって育成された。初めサクラの名所として大和の吉野山(奈良県山岳部)にちなんで「吉野」「吉野桜」として売られ、広まった。藤野寄命による上野公園のサクラの調査によってヤマザクラとは異なる種の桜であることが分かり(1900年)、この名称では吉野山に多いヤマザクラと混同される恐れがあるため、「日本園芸雑誌」において染井村の名を取り「染井吉野」と命名したという。

 天気は晴れ。気温は低く、最高気温10℃以下かな。・・早くあったかくなれ!。
 街の街路樹に”トサミズキ”がある。花が咲きだしている。
 葉が出る前に枝からぶら下がるように黄色い花が咲く。花穂は長く伸びて7輪前後の花を付ける。雄しべの先端の葯(やく)が暗い紅紫色をしている(ヒュウガミズキは濃い黄色)。
 ”トサミズキ”は、江戸時代から庭木・盆栽・切り花などで親しまれてきた。
 トサミズキ(土佐水木)
 マンサク科トサミズキ属
  名にミズキと付くがマンサク科
  葉の形がミズキ科の樹木と似てるからの所以
 落葉性の低木~小高木
 原産地は日本(四国)
  自生しているのは、土佐(高知県)近辺の蛇紋岩地帯や石灰岩地などのやせ山
 開花時期は3月~4月
 葉が出る前に薄黄色の小さな五弁花を穂状に垂下して咲く
 花穂は長く伸びて7輪前後の花を付ける
 雄しべの先端の葯(やく)が暗い紅紫色をしている


多収でいもち病に強く耐倒伏性に優れる良食味水稲品種「ゆみあずさ」を育成

2017-11-11 | 園芸
 農研機構東北農業研究センターは、多収でいもち病に強く耐倒伏性に優れる良食味水稲品種「ゆみあずさ」を育成した(11月1日情報公開)。
 近年、調理された米を家庭で食べる中食や外食向けの米 (業務用米) の消費量は増加傾向にあり、業務用米は不足気味の状況にある。このため、業務用米の生産拡大に向けて、東北地域で栽培可能な多収性品種が必要とされていた。
 農研機構は、全国農業協同組合連合会 (JA全農) と共同で、東北地域で栽培が可能(耐冷性)で、多収かついもち病に強く、倒れにくくて直播栽培にも適した良食味水稲新品種「ゆみあずさ」を育成した。いもち病に強く、多収・良食味の「奥羽400号」を母とし、多収・良質の「羽系1293」を父として交配を行い育成した。
 「ゆみあずさ」の収量は、育成地において標肥移植栽培では743kg/10a (5ヵ年平均) 、多肥移植栽培では809kg/10a (4ヵ年平均) で、東北地域で広く栽培されている「あきたこまち」「ひとめぼれ」より約1割多収。葉いもち・穂いもちのいずれに対しても抵抗性は "かなり強" で、いもち病が発生しやすい地域での栽培にも適している。
 「ゆみあずさ」は、宮城県および秋田県の一部産地で100haの作付けが計画されている。
 ◆多肥移植栽培
 標準的な量より多い肥料を施用 (多肥移植栽培) すること。一般に、肥料を多く施用すると倒れやすくなる。「ゆみあずさ」は倒れにくいため、多肥移植栽培が可能。

 早朝は小雨。直ぐに晴れた。風がとても強い。
 今年も”カリン”に実が付いている。果実は握り拳よりチョット大きく、大分黄色く熟している。堤防の隅に植えられており、植えた方の話では、山から苗木で植え、大きくなった、と言う。
 果実には芳香(トリテルペン化合物による)があり、果糖・ビタミンC・リンゴ酸・クエン酸・タンニン・アミグダリンなどを含むと言う。これに含まれる成分は咳や痰など喉の炎症に効くとされ、中国では色々な効用から「杏一益、梨二益、カリン百益」と呼ばれると言う。我が家でも”カリンはちみつ漬け”を作り、喉の痛みや咳止めとして利用している。
 カリン(花梨)
 別名:安蘭樹(あらんじゅ)、喰わず梨(くわずなし)
 バラ科カリン属(ボケ属)
 落葉小高木
 原産地は中国
 日本伝来は、平安時代に弘法大師が唐から、と伝える
 開花時期は3月~5月
 花は径3cm位の5弁花、花色は白色や薄桃色
 果実は10月~11月に熟し、艶のある鮮やかな黄色で楕円形