歩けば楽し

楽しさを歩いて発見

  思い出を歩いて発掘

   健康を歩いて増進

草取りは先を見るな

2012-05-14 | 園芸

 春ともなると一雨毎に畑の雑草が増殖繁茂する。この雑草取りは大変だ。広くはない畑だが主に腰に来る。
 新聞(日経新聞)の「これからの田舎暮らし」での玉村豊男さんのエッセイにとても含蓄のある言葉が述べられていた。
 玉村さんの畑の草取りを手伝った知人が「まだ半分以上も残っているんだぜ。もうこれ以上は無理だよ」、与えられた面積の半分も行かないうちに音を上げた。その友人に、玉村さんの奥さんが決然と「草取りは、先を見ちゃダメ。取った跡を見るのよ」。玉村さんは傍らで聞いてほとんど感動したとの事。奥さんは地元の人に聞いた言葉よ、と言う。・・いい言葉はだれが聞いても良い。
 良く前を見てとか将来を見てとか言う、でもこの言葉はこれからの重荷を悩まずに達成した成果を励みに働くことだ。・・成る程、発想の転換か。この言葉を励みに”草取り”をしよう。
 エッセイの最後は、「単純な労働は、ときとして深遠な思考を生むことがあるものだ」と結んでいる。
 ★玉村豊男(たまむらとよお)
 東京都生まれ(1945年10月8日)、東京大学文学部仏文学科卒業
 エッセイスト、画家
 ヴィラデスト ガーデンファーム アンド ワイナリー代表
 長野県原産地呼称管理委員会会長
 「安心、安全、正直」な信州の温泉表示認定委員会委員
 著書は「食の地平線」「種まく人」など
 画集は「玉村豊男 パリ風景画集」など

 

 雑草とは言え元来は鑑賞用として日本に入って来たハルジオン(春紫苑)。道端などで良く見かける。
 名前や可憐な花の風情が日本調だが北米原産の帰化植物だ。日本生態学会によって日本の侵略的外来種ワースト100に選定されている。
 このハルジオン(春紫苑)ととても良く似た花に、ヒメジョオン(姫女苑)がある。見分けは少々難しい。両者とも帰化植物で、侵略的外来種(要注意外来生物)である。また、貧乏草と呼ばれる(一部地域で)ことがあると言う。名の由来は不明だが、どんな貧乏な家でも生える、からとの説がある。それ程に適応力が強く、然も繁殖力も強い植物だ。

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 ハルジオン(春紫苑)
 別名:春女苑(はるじょおん)
    春紫苑(はるしおん)
 キク科ムカシヨモギ属
 多年草、丈は30cm~80cm
 北米原産の帰化植物
 (1920年頃に観賞用として輸入)
 開花時期は、4月~5月


Harujion05142  春紫苑と姫女苑の違い
 (両者ともキク科ムカシヨモギ属)
春紫苑
 多年草、花期は4月~5月
 蕾は下向きに少し垂れる
 花は姫女苑より少し大きい
 葉は茎を抱くような形
 茎は中が空洞
姫女苑
 二年生、花期は6月(1月遅い)
 蕾は上向き
 花は小さいが数が多い
 葉は茎から直に伸びる
 茎は中空でなく詰まっている


畑の雑草の花

2012-04-03 | 園芸

 今日の天気の予報は、「日本海を北東に進む低気圧が西日本に暴風雨をもたらしながら急速に発達し、夕~夜に関東・東北に半径約800kmの広い範囲で強風・豪雨が予想される。この低気圧(988hPa→970hPa)は非常に早く発達する”爆弾低気圧”で、台風の”超大型(風速15m/s以上の強風域が半径800km以上)”に匹敵する。」とのことだ。東北でも雲りから昼過ぎに雨、夕方から強風・豪雨の予想だ。
 こんな天気では暫く畑作業ができない・・雨で畑が泥濘となり、土も重くなる。との事で、今日の午前中は春撒き野菜などのために畑作り・・くたびれた。
 ★低気圧
 低気圧(ていきあつ)とは、相対的に周囲より気圧が低い区域の事を言う。相対的定義なので、中心気圧が1気圧 (標準大気圧=1013 hPa) より高い低気圧もありうる。
 ★大気圧
 1気圧 (標準大気圧)=1013.25 hPa   hPa:ヘクトパスカル
                    =1013.25 mbar mbar:ミリバール
 1気圧は約1kg重/cm2 (=1cm四方の面積に約1kgの重さが載る)

 

 畑では雑草取りをしていなかったので幾つか花が咲いていた。皆小さな花で可愛い。だれだったか、”雑草という植物名はない、皆名前がある”と言う話を聞いたことがある、当にその通り。名を覚えてないだけ・・かな。

Hakobe04031Hakobe04032


 ハコベ(繁縷)
 ナデシコ科ハコベ属(Stellaria)を総称してハコベと言う。世界に約120種、日本には約18種あるとの事。単にハコベと言う時は、ミドリハコベのことが多い様だ。
 国内で自生するハコベは、ミドリハコベ(在来種、春の七草に用いられる)、コハコベ(明治の帰化植物)、少し大柄なウシハコベである。その区別はなかなか難しい・・私には判らない。
 ハコベ(ミドリハコベ、コハコベ)は野菜として食用にされてきた。たんぱく質が多く、ビタミン・鉄分も多く含むので健康に良いとされている。しかし、世界的には小鳥が好む餌として利用され、”chick weed”(ヒヨコの雑草)・スズメグサ、ヒヨコグサとも呼ばれる。

Himeodorikosou04031 Himeodorikosou04032


 ヒメオドリコソウ(姫踊子草)
 シソ科オドリコソウ属 。一年草(越年草)。
 ヨーロッパ原産の明治頃に帰化した植物。畑・道端・草地で見かけるありふれた雑草となっている。
 名の由来は、オドリコソウ(踊子草、シソ科オドリコソウ属、花の形が笠をかぶって踊る人の姿に似る)を小さくした様な花からとの事。特徴は、五重塔の様に重なった紫がかった葉とホトケノザ(仏の座)に似た花の形(ピンクの小さな唇形)である。


増える老朽化マンション

2012-03-12 | 園芸

 今日は午後3時ごろまで晴れ、以降は雲り。気温は上がらず、最高気温数℃かな。
 畑の梅の蕾が段々と大きくなってきた。なかに二・三輪だけ咲いていた。白梅だ。もう少ししたら一斉に咲きだす・・楽しみ。

Ume03121  ウメ(梅)
(梅の果実も梅と言う)
バラ科サクラ属
落葉高木
 別名は沢山あり、風待草(かぜまちぐさ)・好文木(こうぶんぼく)・春告草(はるつげぐさ)・百花魁(ひゃっかのさきがけ)・木の花(このはな)・香雪(こうせつ)・清友(せいゆう)などなど・・古来より愛好された事を物語る。


Ume03122  台湾(中華民国)の国花となっている

 現代では花見と言えば桜の花である。しかし、奈良時代では花と言えば中国から伝来したばかりの梅の花である。梅より桜となったのは平安時代中頃からである。


 報道によると、国土交通省のマンション担当は「今年をマンション対策元年とし、適正管理と防災向上をテーマに対策をすすめたい」との事。建て替えや大規模改修に必要な所有者等の同意の割合を下げるなどの検討を2012年度から始め、区分所有法・同関係法の改正案等を来年度(2013年)の通常国会に提出する方針との事だ。現在、大規模改修に必要な同意の議決権は3/4で、これを1/2以上にしたいとしている。
 分譲マンション(3階以上)は2010年に全国で約571万戸(国土交通省による)、1400万人が住居しているとの事だ。2011年に築40年超えのマンションは18万戸であるが、21年に約106万戸、31年には235万戸と推計されている。
 マンションの建て替えの例では、1927年(昭和2年)に鉄筋コンクリート造集合住宅として造られた同潤会青山アパートは約70年使われた。建替えのマンションの多くは、寿命より設備配管類の老朽化で修繕等に費用がかかる、5階建てでもエレベーターがないなどの理由によるものだ。
 因みに、法定耐用年は1998年以降に建てられたものは住宅で47年、事務所で50年である。ただし、法定耐用年=マンション寿命ではない。マンション寿命は物理的・機能的・経済的な面より決定されるものである。


畑にはまだ雪が

2012-03-01 | 園芸

 今日は晴れ。何時もより暖かい、最高気温10℃と前日より+9℃だ。3月中旬の気温とか。風もなく穏やかだった。
 ”3月だ”との声を聞くとまだ寒くても春が来た、直に来るとの感がある。
 畑に行って見た。まだ雪が残っている。でも来週は雨の予報だからその頃には消えるだろう。

Hatake03011
 雪が残っている


Hatake03012
 雪の間から覗いているエンドウマメ

 元気に越冬した
 春にはグングン伸びる


Ume0301
 梅の蕾

 まだ小さく固い
 でも段々大きくなって来た

 梅で有名な水戸の偕楽園では1カ月程開花が遅れているとか。今年の冬は寒冬かな。


ハウスのホウレン草

2012-01-15 | 園芸

 今日は雲あるが晴れ。風があり、強いととても寒く感じる。
 ここ2・3日は体調不良につき散歩せずに自宅にて引きこもった。今日はお天道様(おてんとさま)を拝む。
 畑に立ち寄る。ハウス内はお天道様のお陰で外気温数℃であるが10数℃となっていた。
 去年に播いたホウレンソウがだいぶ大きくなってきた。

Hourensou0115
 ホウレンソウ(菠薐草)
 アカザ科ホウレンソウ属
 雌雄異株
 ビタミンAや葉酸が豊富な野菜


 

 散歩道には雪が融けずに残っている。そこに黄色・赤色のクチナシの実が花の様に見えている。
 12月ごろはまだ固かったが今日は軟らかくなっている。割って見ると小さな赤橙の種が沢山ある。実の汁が皮膚に付くと黄色となる。なかなか落ちない。

Kutinasimi01151
 クチナシ(梔子、巵子)の実

アカネ科クチナシ属
常緑低木、丈は0.5m~3m
花期は6月~7月
花は強い芳香を出す
花色は純白、次第に乳白色
花が一重の品種が果実を付ける


Kutinasimi01152
秋に赤黄色の果実が付く。
果実の特徴は、先端に刺状のもの(萼片のなごり)が6本付いており、側面に刺につながる様に角(かど)が出ている。


ゴボウを掘る

2011-12-22 | 園芸

 昼から畑でゴボウ掘りをした。天気は朝雲り、昼近くから晴れて雪が融ける。土の水分が多い・・と条件は悪い。でも年末が近く、今日以降は寒さ厳しく積雪が予想される・・との事で今日の作業となった・・今までサボってたから。

Gobou12221Gobou12222


    掘る前のゴボウ畑                    ゴボウ掘り
    (前日の12.22に撮影)                 深く掘らないと

Gobou12223
 収穫したゴボウ

 ゴボウ(牛蒡)
 キク科の二年草
 根をきんぴら・煮物などで食べる
 根を食べるのは殆ど日本のみ


 ゴボウ(牛蒡)掘りは大変だった。雪が融けてすぐだったので土は湿って重い。深く掘らないと折れてしまう・・やれやれ。
 私の故郷では「ごんぼほり、ごんぼほる」と言う言葉(方言)がある。意味は、駄々を捏ねる(聞き分けない)子供、駄々を捏ねる事だ。ゴボウ(牛蒡)掘りからの由来だろう。この言葉(方言)は青森県だけでなく、北海道・岩手県でも使うらしい。宮城県・秋田県にも使ってる所があるかも知れない。

Hatamanegi1222
 ゴボウ掘りと一緒に葉玉ねぎも少し収穫した。
 葉玉ねぎは春先に収穫する早どりのたまねぎだ。若い葉を長ネギと同じように食べる。


今日の畑

2011-12-13 | 園芸

 今日は晴れ、雲が少し多く、風も多少ある。朝晩の冷え込みが強くなってきた。
 畑では先月・先先月の撒いた種が芽を出している。越冬させて春に収穫予定だ。

Hatakeendo1213
 エンドウ(豌豆)、マメ科

 絹サヤ(サヤエンドウ)
 未熟の莢(さや)を食用とする
 旬は3月~6月
 (秋に播種、越冬させ、春に収穫)


Hatakenabana1213
 ナバナ

 市場祭りで頂いた種を播いた
 (市場祭りはH23.10.23ブログ)
 種袋にはナバナのみ、で品種不明
 種の形から、多分菜種であろう
 春に咲く花が楽しみ


Hatakehouren1213
 ホウレンソウ(菠薐草)、アカザ科

 市場祭りで頂いた種
 品種は「アステアセブン」
 この種は”F1種”だ
 F1植物とは雑種一代植物のこと
 両親の優れた特性を持つ、しかしF1の子は品質不安定である


 畑の隅で、初秋にヒガンバナが咲いていた(H23.9.23ブログ)。花が咲き終わると細い葉が出始める。晩秋には細長い葉を放射状(ロゼッタ状)に出す。葉は冬まで見られるが翌春(3月~5月)になると枯れる。秋が近づくまで地表には何もない。

Higanbana11213  ヒガンバナ(彼岸花)
ヒガンバナ科ヒガンバナ属
多年草(球根性植物)
別名は曼珠沙華(まんじゅしゃげ)

写真はヒガンバナの葉 →
葉は深緑で艶がある
幅8mm程で、長さ30cm~50cm


Higanbana21213  ヒガンバナは花と葉が別々の時期で一緒になることがない。
 故に、葉見ず花見ず(はみずはなみず)と呼ばれる。韓国では「花は葉を思い、葉は花を思う」・・相思華(さんちょ)と呼ぶそうな。とてもロマンチック。


シャコバサボテンの花

2011-11-24 | 園芸

 我が家の鉢植えのシャコバサボテンの花が咲いている。シャコバサボテンは別名クリスマスカクタスと呼ばれる様に12月中旬頃が咲き頃である。我が家のはチョット咲くのが早いかな。

Shakobas11124  10月末に屋外から室内へ移動させた(耐寒温度は5~10℃位、気温が激変しない様に注意)。
 11月中旬から赤色の花、朱色の花、白色の花と順次咲きだした。
 綺麗に花を咲かせるには夏に水やりを控えて”休眠状態”が必要との事で8月に1カ月間水やりをしない・・管理は内の奥さん・・私は見てるだけ。


Shakobas21124


 サボテンは砂漠に生えているとのイメージがあるが、シャコバサボテンは着生(ちゃくせい)の森林性サボテンである。着生とは岩肌や樹木などに付着(根を張って)して生育する事で、寄生とは異なる。
 原産はブラジルの山岳地帯である。19世紀初めヨーロッパに渡り、日本には明治に渡来した。

Shakobas31124  シャコバサボテン(蝦蛄葉サボテン)
サボテン科ジゴカクタス属  又は
サボテン科シュルンベルゲラ属
常緑多肉植物、非耐寒性
丈は10cm~40cm
花期は10月~翌1月
花は茎先に咲く、花径は3cm~7cm
花色は赤・朱・白・オレンジ色など


Shakobas41124  蝦蛄葉サボテンのシャコとは、茎の節ごとに一対の突起があり、蝦蛄(しゃこ、エビに似ている)の様であることからの名であろう。
 別名は、クリスマス時期に咲くのでクリスマスカクタス、デンマークでの育種からデンマークカクタス、と呼ばれる。


里芋の収穫

2011-11-13 | 園芸

 今日(11月13日)は宮城県議会議員一般選挙の投票日である。
 朝から投票所に出かけて投票を済ませた。投票所を出たら所謂”出口調査”をしていた。これで少ない投票数でも当落を推定できる・・接戦だと間違うこともある。

Ityou1113
 投票所は小学校体育館で、そばの銀杏は綺麗に黄葉していた。


 午後より畑で里芋の収穫。本年が初めて栽培だったので心配だった。・・芋は小さかったがマズマズの収穫だ。来年も挑戦して見よう。

Satoimo11113  サトイモ(里芋)
 サトイモ科サトイモ属
 原産地は熱帯アジア、奈良時代にはもう栽培されていた。
 山で採れるイモを山芋、里で取れるイモだからサトイモ(里芋)が名の由来。里芋の名は室町時代末期からで、その前は”家のイモ”と言ってたらしい。


Satoimo21113  茎の地下部分(塊茎・・芋と言ってる)を食べる
 葉柄も芋茎(ズイキ)と言い食用となる
 品種は多数ある(約200種)


秋の畑の収穫

2011-11-04 | 園芸

 秋晴れの良い天気だ。少し風が冷たくなって来た、もう11月だから。

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 秋野菜の収穫が始まる。8月末に種を播いた大根・大蕪の収穫ができる。種を播いて約2月で収穫だ。これから収穫できそうな根菜はゴボウ(牛蒡)と里芋だ。収穫は嬉しいな・楽しいな。

Yasair1104
 収穫した大根と大蕪

 どちらも瑞々しく、甘くて美味しい!!
 (サラダにして食べて見た)


 塀に作ってある園芸用の柵にシコンノボタン(紫紺野牡丹)がまだ咲いていた。先月から花の数は少なくなったが、この時期に紫色の花は余りないので、チョット得した気分。

Sikonnobotan1103
シコンノボタン(紫紺野牡丹)
ノボタン科ティボウキナ属
    (シコンノボタン属)
本来は常緑の低木
耐寒性はあるが冬に落葉する
丈は1m~3m、風に弱いので支柱が必要
花期は8月~12月(温かいと冬でも咲く)
花は一日花だが花付きが良く次々と咲く


Sikonnobotan1104 葉は産毛で覆われてビロードのようだ
別名はブラジリアン・スパイダー・フラワー。ブラジル原産の花で、雄蕊(ゆうずい、オシベのこと)が蜘蛛(くも)の脚に見えることから。


冬眠にはまだ早い

2011-10-10 | 園芸

 時々薄日が射す雲り空だ。気温はチョット高い、風が余りないので運動すると汗ばむ程だ。
 今日も朝から畑作業だ。クウシンサイ(空心菜)・ピーマン・モロヘイアを”ご苦労さん、ご馳走様でした”として整理した。クウシンサイは春に苗を購入したものである。ビタミンが多く、血糖値低下作用があるとの事だ。炒め物やおひたしで食した。

Hikigaeru1010
 作業中にツルムラサキの根元でガマ(ヒキガエル)を発見。冬眠にはまだ早い・・目を開けていたが身じろぎしなかった・・眠いのかな。

ニホンヒキガエル
日本では最も沢山いる。ガマガエル、ガマ、イボガエルなどと呼ばれる。


Kamakiri1010  草むらで見つけたカマキリ(螳螂、蟷螂)
 拝み虫(おがみむし)とも呼ばれるらしい
 前脚を持ち上げて待ち伏せする姿が祈っている様に見えるからとの事。・・怖いイメージが変わるね。


 ツルムラサキにはまだ花が咲いていない・・と思ったら、数輪咲いていた。熟した実もあった。咲くのがチョット早い。

Turumurasaki1010
ツルムラサキ(蔓紫)
ツルムラサキ科ツルムラサキ属
江戸初期に中国から渡来
当初は観葉植物や薬用・染料が主
食用となったのは最近だ

写真は花(蕾?)


Turumurasaki1011
 秋に白い花が咲く。花後に実が成る。実は熟すと黒紫色となる。この実の果汁を古代中国では染料などに使っていたと言う。現在では自然で安全な食用色素として利用されている。


ウドの花

2011-10-05 | 園芸

 雲が多く薄日の空。午後からは雲り。夜半には雨の予報だ。
 今日も昨日に続き朝早くから畑仕事をした。畑仕事は直ぐに終了とし、ビニールハウスの補修のための資材調達に出かけることとした。先般の台風で壊れた所を修理する。秋が来れば次は冬だから。
 畑の野菜は生育に差はあるもののほぼ順調だ。ゴボウ・大カブ・ダイコン(下の写真)が現在の畑の主役だ。

Gobou1005 Ookabu1005Daikon1005


 畑にウド(独活)を植えてある。山から採種してきて植えたものだ。植えたのは一緒に畑を耕作している”T”さんだ。来年の春に新芽が食べれると良いな。
 花は8月から咲き始めて今も咲いている。秋から冬にかけて実が成り、やがて地上部は全部枯れてしまう。でも冬でも地下茎(根茎)は残り、春には芽吹く。

Udo1h1005
ウド(独活)
ウコギ(五加)科タラノキ属
ヤマウド(山独活)とも言う
多年草、地下茎で増殖する
山の日当たりの良い斜面で見る
春の山菜で若芽・茎・根茎を食す
花色は白、放射状で球形に咲く


Udo2h1005 丈は1m~2m
ウドの大木と言う程大きく成長する

 ”ウドの大木”とは、大きいばかりで役に立たない事だ。
 実際にウドは花が咲く程に大きくなると硬くて味も悪く食用にならない、茎は芯が抜けているので柱にも薪にもならない、霜が降りるころには枯れてしまう。


畑に籾殻を撒く

2011-09-27 | 園芸

 秋を感じる。朝夕には上掛けをもう1枚欲しい位の気温である。そう言えばもう9月末となっている。何時までも暑くはないよね。
 畑に行ったら大家(私達が借りている畑の地主)さんが籾殻を撒いていた。土をフカフカとするためだ(土はチョット粘土質)。声がけがあったので、少し分けて貰った。”ご苦労さん”となった野菜を整理したら土作りに使おう。

Momigara0927  稲の種子(籾、もみ)から厚い外皮の籾殻を取り去ったものが玄米である。
 玄米の表面の糠層(ぬかそう)や胚芽を除去したのが白米(精米)だ。

 籾殻と言えば思い出す。リンゴ箱のクッション材は籾殻だった。最近では見る機会が少ないなあ。もう一つ、田んぼでの籾殻焼、煙とにおいが懐かしい。


 国道に面するお米屋さんの店頭に置いてあったプランター。稲がだいぶ穂を垂れている。もう少ししたら稲刈りだ。どんな品種を植えたのだろう。Ine0927

イネ(稲、稻、禾) イネ科イネ属
トウカ(稲禾)、カトウ(禾稲)とも言う
 本来は多年生植物、しかし栽培上は一年生植物としている。
 米は小麦・トウモロコシと並ぶ世界三大穀物だ。年間生産量は何れの穀物も6億~7億トンだ。
 生態型による分類では、ジャポニカ種(日本型、短粒形)とインディカ種(大陸型)があり、日本でのお米は前者だ。
 1つの穂に実る米粒の数は、60~100粒ほど(栽培環境や品種による)。茶碗1杯分は2千~3千粒ほどなので結構沢山の稲穂数となるね。
 因みに、1000粒の重さ(千粒重)は大凡23グラムである。


ツルムラサキ収穫

2011-08-27 | 園芸

 朝は雲り空だったが午後からは晴れて良い天気となった。
 畑に行くと先週種まきした牛蒡(ごぼう)の芽が出ていた。まだ全部は出そろっていない。

Turumura0827  ツルムラサキ(蔓紫、ツルムラサキ科)の新芽を収穫した。新芽(脇芽)の先端20cm程である。ツルムラサキには赤茎種と青茎種がある(写真は青茎種)。赤茎種は名前の如くツル(茎)が赤紫色で、青茎種は緑である。赤茎種は主に鑑賞用に、青茎種は野菜として利用される。実際、味は青茎種の方が良い(H23.8.21ブログで茹でたものを紹介)。


 近所の畑でケイトウ(鶏頭)が咲いていた。鶏のとさか(鶏冠)に似た形と燃える様な赤の花色が特色だ。

Keitou0825
 写真はトサカケイトウ(鶏冠鶏頭)

ケイトウ(鶏頭、ひゆ科ケイトウ属)
別名にはケイカンカ(鶏冠花)など
セロシアは野ゲイトウを指す事が多い


Keitou0827
 写真はフサゲイトウ(房鶏頭)

 花に見える部分(花序)は茎や花軸が変異したものである。その形態で、トサカ状のトサカケイトウ(鶏冠鶏頭)、羽毛状のフサゲイトウ(房鶏頭、羽毛鶏頭とも言う)、槍状のヤリゲイトウ(槍鶏頭)、球状のクルメゲイトウ(久留米鶏頭)がある。形態のみならず草丈や花色などに多くの園芸品種がある。


コキア

2011-08-25 | 園芸

 今朝のTVで国営ひたち海浜公園のコキア群が紹介されていた。

Kochia0823  コキア(アカザ科)はほうきぎ(箒木)とかほうきぐさ(箒草)と呼ばれる一年草だ。草丈が1~1.5m程で丸い姿となる。春・夏は爽やかなライトグリーンの葉色だが秋になると葉も茎も鮮やかに紅・オレンジ色となる。
 公園のみはらしの丘の斜面1万2,000平方メートルに約3万株のコキアだそうだ。まるで丸い緑の大きなボールを敷き詰めた様な景色だ。秋の紅葉も見事だろうね。


Kochia0825  箒木・箒草と呼ばれる所以は枯れた茎をホウキとして使っていたからだ。花は小さくて(2mm位)目立たないが茎先に沢山付く。種子は”とんぶり”と呼ばれる。秋田の特産品だ。種子がキャビアに似ているので”畑のキャビア”とも言われる。プチプチとした食感ではあるが淡泊な味だ。
 漢方ではこの種子(ジフシ地膚子)を強壮剤・利尿剤として利用する様だ。


 種子を食べると言えば、畑でエゴマ(荏胡麻、シソ科)の花が咲いていた。エゴマはゴマと付くがシソの仲間でゴマ(胡麻、ゴマ科ゴマ属)の仲間ではない。

Egoma0825  種子はゴマと同じに炒ってから擂り潰して薬味などとして食べる。栄養価が高く食べると十年長生きできる、との謂われから”ジュウネン”と呼ばれる(東北地方)。
 エゴマとシソは同じシソ科であるがエゴマの種子はシソの種子より大きい(2倍位)。また葉の香りが違う。日本ではシソの葉の香りが好まれ、野菜として使われる。エゴマには特有の香りがあり、不快と感じる場合もあり葉の利用はあまりない。