カナダ・トロント大や米アリゾナ州立大の研究チームが、南アフリカ北西部の約50万年前の地層から、槍(やり)の先端に使ったとみられる鋭い石器”尖頭器”が見つかったと、11月16日付の米科学誌サイエンスに発表した。
石器は遺跡から210個が発掘された。先端部が鋭く尖っており、長さは2.8cm~12.3cm。そのうち約30個で先端部や側面に砕けたような跡があり、顕微鏡で詳細に調べると先端部に砕けた跡が多いことが判明した。物を切断する刃物ではこの様な特徴が出ず、チームは槍先として使ったと結論付けている。
槍用の尖頭器は、これまでアフリカや欧州の約30万年前以降の遺跡から発見されているので、この尖頭器は約20万年遡り最古となる。
この時代は現生人類のホモ・サピエンスが出現していない時代(ホモ・サピエンスは25万年前から)で、ホモ・サピエンスとネアンデルタール人の共通祖先であるホモ・ハイデルベルゲンシスが作った可能性があるとの事。
◆旧石器時代の打製石器
人類は260万年前ごろから石器を作るようになった(最古の石器は、少なくとも260万年前のものがエチオピアで発見)。最初の100万年以上で使ったのは礫器(チョッパー、拳(こぶし)程の礫(れき)の一端を打ち欠いて刃を付けた)とその時にできた剥片(はくへん)であった。140万年前頃になると、礫の全体を打ち欠いて形を整えるようになった。これがハンド・アックスなどの石器である。
旧石器時代の主な打製石器
ハンドアックス(握斧、握槌):切る・削る・掘るなど多様に使用
ブレイド(石刃):鋭利な石器。切る・削るなど
ポイント(尖頭器):槍の先頭に付ける。狩猟などで使う
今日の空は晴れ上がったが冷たい風がとても強い。電車も強風のため遅れがち。昼頃チラリと雪が、初雪になるのかな。
垣根のハナゾノツクバネウツギは葉は緑で、白い花がまだ所々咲いている。花が咲き終わった赤い咢(がく)が赤い花が咲いている様に見える・・緑・白・赤色の配色が楽しめる。
残った5枚の咢(がく)の形が”羽根衝きの羽根”に似ており、木の姿が”空木(うつぎ)”に似ていることから”ハナゾノツクバネウツギ”と名付けられたと言う・・名の長い命名だね。衝羽根(つくばね)とは正月に遊ぶ羽根つきの羽のこと。
ハナゾノツクバネウツギ
(花園衝羽根空木)
別名:花衝羽根空木(はなつくばねうつぎ)
アベリア
スイカズラ科ツクバネウツギ属
学名:Abelia×grandiflora
(アベリア・グランディフロラ)
幾つかのアベリア属の交配からの園芸種
常緑性の低木(寒冷地では落葉)
丈は0.5m~2m
開花時期は6月~11月と長い間咲く
花はロート状の小さい白い花が咲く、花径は約2cm
花色は白、ピンクもある
アベリアとは、本来スイカズラ科ツクバネウツギ属の属名(ラテン名)であり、特定の種の事ではない。
この園芸種(ツクバネウツギ属の常緑低木の交配種:Abelia × grandiflora)が多用され、学名も和名も長いので、短い”アベリア”が好まれて使われている。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます