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クルミの雄花と雌花

2016-05-01 | 園芸
 今日は5月1日。5月と聞くと、冬は終わり春ももう終わりかなと感じる。でも北海道では雪、冬はまだ終わってないのかな。
 天気は午前は曇りで時々雨、午後は曇りで時々晴れ。気温は高くなく、肌寒さを覚える。
 梅田川岸に大きな”クルミ”の木があり、花が咲いている。雌雄同株なので、同じ木に雄花と雌花が別々に咲く。枝に直立して赤い花が雌花、枝から垂れている房が雄花である。当然ながら雌花がクルミの実になる。”クルミ”は自家結実性であるが、雌花と雄花の開花時期がずれる、所謂「雌雄異熟」である。
 ”クルミ”の実は、古くから食用として利用され、紀元前7000年前から人類が食用としていたと言われる。日本では縄文時代から種実の出土事例がある。「延喜式」に貢納物のひとつとして記され、「年料別貢雑物」には甲斐国などに”クルミ”の貢納が規定されており、平城宮跡出土の木簡にもクルミの貢進が記されている。
 日本にはヒメグルミやオニグルミなどが自生しており、栽培されずに野生の果実を利用している程度である。営利栽培されているのは、中国・朝鮮から渡来したテウチグルミ(別名、カシクルミ)をもとに、わが国で改良された信濃グルミと呼ばれる系統が中心、と言う。梅田川のこの”クルミ”の品種は分からない。
 クルミ(胡桃)
 「胡桃」は呉の国から渡来したことから
 「クレミ:呉実」の転訛からと言う
 クルミ科クルミ属
 落葉高木
 雌雄同株
 開花時期は5月~6月
 収穫期は9月~10月


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